といっても、こう忙しいとまず真っ先にカット、もしくは順延されるのがDIY作業。そこで、我が家のあちこちに点在する過去の「遺産」を披露する。
写真は台所のキッチンペーパーホルダ。引っ越して2年目くらいに木材の端材で作った。手作り品は私のアイデアから生まれる物が大半だが、これは妻の要望で作った珍しい例。
それまでキッチンペーパーはカウンターの上か棚にそのまま立てたり横にしたりして使っていたが、やはりホルダにセットしてあったほうが使いやすいと妻は言う。
実は20年前くらいにも同様のホルダをベニヤ合板で作ったのだが、いつの間にか使われなくなっていた。新婚時代にも市販プラスチック製ホルダを使っていたが、これもいつしか見えなくなってしまった。
その理由を調べてみると、どうやら両端支持方式のホルダは着脱が面倒で、使いにくいらしい。作業の都合で、本体をホルダから外して使うことが結構多いらしい。
そこで今回は構造のより単純な、「片持支持方式」にした。要は突き出た棒に突きさすだけのこと。これなら着脱が簡単で、邪魔にもならない。すべて無垢材なので、この家のコンセプトにもぴったり合っている。
取付け場所は、同じく手作りの無垢材食器棚の横壁。使うのも片づけるの一瞬なので、なかなか使い勝手がよいらしく、今回は末長く使うことになりそう。