2025年10月4日土曜日

やっと売れたメルカリ

 7月上旬にメルカリに出品した「EXPO'70 公式ガイドマップ」が売れたとの連絡が、昨夜突然飛び込んだ。55年前に大阪で最初に開催された万博のガイドマップで、いまでは入手困難なレア物。

 開催中の関西万博に合わせて1,000円で出品したが、過去2回の出品に比べて反応が鈍く、すっかり当てが外れた。
 やむなく定期的に100円ずつ価格を下げ、9月上旬には700円に設定したが、大きな動きはない。


 関西万博の閉幕が迫り、このまま売れ残れば出品取り下げか、さらなる値下げも考え始めた矢先の購入連絡で、3ヶ月かかってようやく売れた。実に長かった。
 商品は実際に万博会場を見学するつもりで当時200円で購入したもの。東京から自転車で会場を目指したが、旅の途中で気が変わって見学を断念した。この顛末は「万博を見なかった」と題して地元紙エッセイ欄に投稿し、8月中旬に掲載されている。 

 不要になったガイドマップは捨てるに惜しく、そのまま大切にバックに忍ばせ、3,000キロの道のりを共に旅した。当時20歳の私が企てた冒険旅行を見届けた証人のような存在である。
 多少の感傷はあっても、いまの私には不用品であることは確かで、今年の目標のひとつだった「メルカリ出品」の3番目として白羽の矢が立った。


 今回、説明写真は過去最高の12枚を使った。過去2品と比べて傷みがやや目立ち、その詳細な説明が必要だった。幸いに地図本体と説明文の傷みや汚れは少ない。
 そんな事情から価格は控えめに設定。すぐに売れることも想定し、梱包は済ませてから出品手続きした。

 昨夜は梱包の見直しをやった。本体はビニール袋で封印し、二つ折りの段ボールで挟んだのち、周囲を布ガムテープで固定。さらにA4封筒に入れたが、想定していた「らくらくメルカリ便〜ネコポス」では、通常の角2封筒では大きすぎることが判明。
 急きょ封筒サイズを詰めて糊づけし、基準内の220×305に収めた。もし「ゆうゆうメリカリ便〜ゆうパケット」を利用していればそのまま送れたが、送料が20円高くなって、持ち込み先も自宅から遠くなる。


 一夜明けて最寄りのヤマト運輸営業所まで歩いて手続きに行った。要領は最初の出品を「らくらくメルカリ便」でやった経緯を自分のブログに詳しくまとめてあり、それを参照。
 メルカリ出品と送付手続きも3度目で、大きな戸惑いもなく終わった。残るは先方到着後の評価待ち。
 何も問題がなければ、配送料210円と販売手数料70円(価格の10%)を差し引いた420円が利益となる。

 ささやかだが不用品がお金になり、出品から送付に至る諸手続きの煩雑さが、流されがちな日常には逆によい刺激となることに気づいた。これがメルカリ出品の大きな利点だったかも。自分にとっては。