2025年10月6日月曜日

修理に追われる

 5週間ぶりの地区図書館〜本修繕ボランティア活動日だった。第1第3月曜日が基本活動日だが、稀に月曜が月に5回あったり、途中で振替休日が入ったりすると、長い間隔が空くことになる。
 早めの9時10分に到着。こんなに早いのは記憶にない。間隔が空いたせいで、修理対象棚には本が山積み状態。修理を持ち越している本2冊の作業からまず始める。

 3回目となる絵本の修復は、平綴じして背に寒冷紗を貼ったのち、片側だけを見返しと表紙の間に入れて接着させてあったが、当初から見返しに傷みがあり、本体とややズレて固まっていた。
 反対側の処理をやりつつ歪みを修正したが、ズレは完全には戻らない。ひとまず本体の接着を優先し、見返しの修正はボンド硬化後の次回に持ち越しとなった。計4回にも及ぶ繰り越し作業である。


 続けてこちらも1年前から延々と修正を強いられている分厚い昆虫図鑑に取り掛かる。

 前回はノコギリ補修からタコ糸での平綴じ補修への大幅変更を終え、本体の背に寒冷紗を貼った。今回は寒冷紗を見返しと表紙の間に入れてボンド接着する工程。本体の状態がまずまずで、両側を一度に接着することにした。
 時間は短縮できるが、ボンドが固まる前に位置決めと調整、固定までを一気にする必要があり、技術的には難しい。ボンドに水を足して硬化を遅らせつつ、慎重かつ素早く作業。
 前回補修でもあった本体と表紙との微妙なズレを「背の部分を床に叩きつける」という力技で修正。直後に自作の大型木製クリップで固定した。次回で作業終了となることを祈りたい。



 持ち越し作業が終わって、時計は10時間半あたり。続けて修理対象棚に並んでいる本を順に片づける。
 多くはノド(ページの谷間)部の外れで、ページがバラバラ等の難しい本はない。雑談もせず流れ作業で黙々と作業し、12時過ぎまでに持ち越し分も含めて、計12冊の本を処理した。数としては新記録である。
 指定された自分のエリアに本が並びきれず、一部は記名カードなしの下の段に並べて係員の了解をもらう。

 休憩ナシで3時間も根を詰めたせいか終了後に腰がピリピリ痛んだが、補修用クリップも使い果たし、修理対象棚の本は2/3ほど消えたので、よしとしよう。