2024年3月10日日曜日

スノーブラシを自作

 冬が終わりそうで、なかなか終わらない。直近の石狩アメダスで、昨日の最低気温がマイナス15.3度を記録。札幌アメダスでは、昨夜から今日にかけての24時間積雪量が23センチに達した。累計降雪量もとっくに平年値を超えている。
 長引く冬に対応するため、車用のスノーブラシ(車の除雪・除氷に使う専用ブラシ)を作り直すことになった。

 現状のスノーブラシは2本あり、どちらも市販品を独自にリメイクしたもの。自宅に置いて常用する分はまだ使えているが、車に積んである分は傷みがひどく、先日の外出時に激しい雪に見舞われた際、駐車中に降り積もった雪を払うのに手間取った。
 新しい品を買い、家で使っている分を車用に回そうと考えた。

 ネット通販ではどの品も千円近くする。スノーブラシを買ったのは10年以上も前で、当時は数百円だった。「なんでも物価高」のいま、そんな格安品は存在しない。
 100均ダイソーを調べると、30センチほどの短い商品が220円。伸縮式の本格商品が550円だった。しばし考え、他のブラシつき商品を利用して、自作してみる気になった。

上が車用で中が自宅用。下は手持ちの外用ほうき。

 使えそうなのは、5年くらい前に100均で買った外用ほうき。柄が木製の丸棒で加工がしやすい。穂の部分はおそらく自然素材の黒シダ。柔らかくてしなりがあり、車体やガラスを傷つける心配はない。
 構想として、先端部(穂)を柄の部分で斜めに切り、切った柄をボンドとビスで直角よりやや大きい角度で固定。持ち手側には古いスノーブラシから外した樹脂製スクレイパーをビス止めする。
 現状のほうきは77センチ長あり、作り直してもほぼ同じ長さになって、大型の市販品と比べて遜色なかった。

 固定部分は柄の断面が円柱で、接着が甘くなる。持ち手側の先端1/3ほどを直線に切り欠くことで対処した。
 スクレイパーを外して付け替えた既存のスノーブラシには、5ミリ厚のハードボードを半円形に切ってビス止めし、スクレイパー代わりとした。木材でも除氷に充分使えることは確認済み。


 昨夜から積もった雪を試しに払ってみたら、まずまず使える。ただ、穂の長さが15センチあってしなり過ぎ、今日のように湿った雪には適さない。(パウダースノーなら問題ないはず)
 市販品のブラシ部長さは、せいぜい7センチほど。雪はまだ降るので、今後使ってみて短く切る可能性はある。
(その後、全体を10センチ弱まで切り詰めた)

 なお、リメイクしたスノーブラシは、本来の用途である外用ほうきとしても充分使える。つまりはオリジナル2wayブラシなのである。