長引く冬に対応するため、車用のスノーブラシ(車の除雪・除氷に使う専用ブラシ)を作り直すことになった。
現状のスノーブラシは2本あり、どちらも市販品を独自にリメイクしたもの。自宅に置いて常用する分はまだ使えているが、車に積んである分は傷みがひどく、先日の外出時に激しい雪に見舞われた際、駐車中に降り積もった雪を払うのに手間取った。
新しい品を買い、家で使っている分を車用に回そうと考えた。
ネット通販ではどの品も千円近くする。スノーブラシを買ったのは10年以上も前で、当時は数百円だった。「なんでも物価高」のいま、そんな格安品は存在しない。
100均ダイソーを調べると、30センチほどの短い商品が220円。伸縮式の本格商品が550円だった。しばし考え、他のブラシつき商品を利用して、自作してみる気になった。
上が車用で中が自宅用。下は手持ちの外用ほうき。 |
使えそうなのは、5年くらい前に100均で買った外用ほうき。柄が木製の丸棒で加工がしやすい。穂の部分はおそらく自然素材の黒シダ。柔らかくてしなりがあり、車体やガラスを傷つける心配はない。
構想として、先端部(穂)を柄の部分で斜めに切り、切った柄をボンドとビスで直角よりやや大きい角度で固定。持ち手側には古いスノーブラシから外した樹脂製スクレイパーをビス止めする。
現状のほうきは77センチ長あり、作り直してもほぼ同じ長さになって、大型の市販品と比べて遜色なかった。
固定部分は柄の断面が円柱で、接着が甘くなる。持ち手側の先端1/3ほどを直線に切り欠くことで対処した。
スクレイパーを外して付け替えた既存のスノーブラシには、5ミリ厚のハードボードを半円形に切ってビス止めし、スクレイパー代わりとした。木材でも除氷に充分使えることは確認済み。
昨夜から積もった雪を試しに払ってみたら、まずまず使える。ただ、穂の長さが15センチあってしなり過ぎ、今日のように湿った雪には適さない。(パウダースノーなら問題ないはず)
市販品のブラシ部長さは、せいぜい7センチほど。雪はまだ降るので、今後使ってみて短く切る可能性はある。
(その後、全体を10センチ弱まで切り詰めた)
なお、リメイクしたスノーブラシは、本来の用途である外用ほうきとしても充分使える。つまりはオリジナル2wayブラシなのである。