2023年12月29日金曜日

奇跡の7枚葉パキラ

 徒長したパキラを剪定し、葉の部分を挿し木で育てて鉢に植え替えたのが冬も間近の10月末のこと
 寒い時期の葉挿しは経験がなく、根づくのは難しい気もしていたが、1ヶ月後には新芽を出した。植木鉢の中央に細い穴をあけ、砕いた火山灰を詰めて一度の植え替えで根づかせる独自の手法に自信を持った。

 その後は順調に育ち始めたが、成長につれて驚くべきことに気づいた。葉が7枚あるのだ。


 パキラの葉は5枚が標準で、日当たりや通風などの環境がいいと6枚葉が出ることもあるらしい。
 これまで我が家のパキラは6〜7割が6枚葉で、残りが5枚葉だった。観葉植物の環境としては悪くないと思っていたが、7枚葉はさすがに初めて見た。
 ネット情報を集めると、「極めて稀」「長く育てていないと目にしない」「ラッキーアイテム」等々、縁起のいい言葉が並んでいる。もしかすると四つ葉のクローバーに似た珍しさか?
 自分にとって今年の漢字は「」だと思っていて、車の事故に始まり、身内の入院手術、木製玄関ドア周りの腐食、換気フードと窓サッシからの雨水侵入、奥歯の抜歯など「修理しては直す」作業に延々追われた。

 年末に差し掛かって、ボツと思っていた投稿が思いがけず採用になったり、社会福祉協議会の仲介で1年半ぶりに介護施設ライブが実現したりと、来年にむけて微かな上昇気配を感じていた。
 負のイメージに惑わされず落ち込まず、粛々と問題解決にあたり、新たな行動を前向きに起こしたことが結果に結びつき始めたのだとしたら嬉しい。奇跡の7枚葉は、そんな自分への励ましなのかもしれない。