2023年12月15日金曜日

家族Xmas会を前倒し

 長男のお嫁さんが孫娘を連れ、年末に実家のある九州に帰省するという。
 いつもは夏に帰省するが、記録的な酷暑の今年は半年遅らせた。初めて孫娘のいない年末年始を過ごすのはちょっと寂しいが、遠方で簡単には会えないむこうの祖父母や親戚に、年に一度くらいの顔見せは必要だった。

 出発は12/25。九州到着は夜で、Xmasイベントは終わっている。そこで例年よりも予定を早め、こちらで家族Xmas会をやるのはどうかと提案した。
 仕事や学校の都合でスケジュール調整は困難を極めたが、平日の下校後に集合、ということでどうにか都合をつけた。


 実施日は12/15で会場は我が家。Xmasには10日も早いがドカ雪の可能性は低く、気温も平年なみで気象条件は悪くない。
 夕食メニューは孫娘が好物の回転寿司テイクアウトと決め、待ち合わせ場所を寿司店近くの大型スーパーにした。長男一家が下校後の孫娘と共に寿司店近くまでバスに乗り、私が寿司を車で受取りに行きがてら、一家を乗せるという段取りだった。
 前日までにXmasの飾りつけは終わっていて、深夜には冷凍しておいた梨の砂糖煮を使って、オヤツ用の梨ケーキを焼いた。当日は久しぶりに納豆チヂミも焼く。鶏の唐揚げは妻の担当だ。
 約束の15時過ぎに寿司店に向かい、寿司を受け取る。長男一家とも無事合流し、15時45分に我が家に到着した。


 ただちに珈琲タイムとなり、ケーキやお菓子をみんなで食べる。大人たちには好評だった梨ケーキ、孫娘の口には合わなかったが、チロルチョコ詰め合わせやトリフ風のチョコレート菓子には大喜び。

 オヤツのあと、買ったばかりの電子ピアノをさっそく弾き始める。いつもはオモチャのピアノを弾いているせいか、標準88鍵盤に戸惑った様子。しかし、本格的な音とタッチに次第に熱中し始めた。


 この日は孫娘がXmasソングをピアノで披露することになっていて、その練習をさかんにやっている。
 途中で休憩を入れ、次男から届けられたプレゼントを開けた。中身はオモチャのメイクセット。昨年あたりからメイクに関心を示し始めた。やはり女の子だ。

 私からのプレゼントは「すみっコぐらしスノードーム」という手作り系オモチャ。従姉妹たちと遊ぶ予定で、九州の実家宛に直送済み。



 その後、孫娘とお嫁さんはサンタ衣装に着替え、孫娘が手作りしたオリジナル切り絵&塗り絵を仕上げることになった。完成には私の協力が必要とのこと。テーブルに座って指示通りに作業する。

 最初にメイク切り絵を仕上げる。孫娘自身らしい女の子の顔の部分に、別の紙に描かれた髪の毛が糊で貼られ、垂れ下がっている。
「主人公の前髪が伸びているので、ハサミで切って整えて欲しい」という注文。
 切り方はご自由にとのことで、散髪の要領で適当に切りそろえる。すると隠れていた笑顔が現れた。
 続けて目と頬にメイクを施す。3種類の色から選び、色鉛筆で塗るスタイル。完成するとメイクを落とす洗顔パッドまでそろっている。すべて紙の手製だが、よくできている。

 続けて切り絵&塗り絵を仕上げる。カエルの衣装を着た女の子がいて、まず髪を切る趣向は同じ。
 最初とは髪型を変えて左右のもみあげを長く残し、縦に細く切れ目を入れた。衣装やカチューシャに色を塗り、メイクを施して完成。


 遊んでいるうちに夕食の時間が近づく。余興で孫娘がずって練習していた「We Wish You a Merry Christmas」を弾くという。練習ではいつも同じ場所で間違えていたが、最後の本番では初めてノーミスで弾けた。
 みんなの拍手をもらい、よほど嬉しかったのか、思わず両手で顔をおおう孫娘。一発勝負に強いのは悪いことじゃない。

 18時から待ちかねた夕食。回転寿司のネタは各自の好みを反映させつつ、毎回微修正しているが、今回はマグロとマグロたたき巻、大葉イカが多すぎた。次回にむけての反省点だ。


 美味しく食べて、家族会は終了。片づけながら「今日は楽しかったね〜」と孫娘が言う。
 遊びアイテムとして電子ピアノの威力は抜群で、「来年の誕生日プレゼントに」という気の早い話も飛び出す。私たち夫婦も弾ける曲を覚えなくては。

 車で最寄りの地下鉄駅まで送るつもりでいたら、バスで帰るという。平日は近くのバス停からの最終便が20時。気温は0度前後で雪や風もなく、歩くのに支障はない。19時40分くらいに送り出し、楽しい宴を終えた。
 ふとした思いつきから始めた前倒しの家族Xmas会、年末の慌ただしさに追われる前で、「楽しさの分散化」という意味でも、企画としては悪くなかった。