近隣地区センターで実施される文化祭のイベント「子ども工作」の手伝いにでかけた。私の担当は11時からで、5分前に到着。イベントは10時から始まっていて、係員と別のボランティアの方が対応中だった。
依頼は同じ地区センターで月2回実施中の本の修繕ボランティアでのこと。係員から協力を打診され、子ども相手の工作イベントと聞き、自分向きだと判断して二つ返事で応じた。
ギター弾き語りや本修繕のボランティアを長くやっている関係で、この地区センターで実施される各種イベントの手伝いを頼まれることが多くなった。
7月の夏祭りでは射的コーナーの手伝いをやったばかり。家族は一切関わらないが、自分の大事な居場所のひとつだった。
工作内容は牛乳の空きパックを利用したブックスタンドを作ること。前回の本修繕ボランティアで実際に材料カットと組み立てを経験していて、要領はわかっている。
牛乳パックの半加工はすでに終わっていて、やってきた子どもは組み立てと飾りつけをやる。ボランティアの仕事はそのアドバイスをするだけで、道具使用によるケガに気をつけてやれば、そう難しくない。
席についてすぐ担当したのは、2人組の低学年女の子。牛乳パックを裏返した真っ白なキットを選択していて、組み立てたあとは色画用紙を使って「カラーパンダ」に仕上げる方針だった。
押しつけずに子どもの意向を尊重しつつ、必要な箇所だけアドバイス。パンダに笹をもたせるなど、作業するうちにイメージも広がって、楽しい作品に仕上がった。
同じ時間帯に近くの地域カフェでも似たイベントをやっているせいか、11時半を過ぎると客足がピタリ止まった。秋晴れの3連休中日、いろいろ遊ぶ場所があるのは当然か。
空いた時間を利用し、交代で昼食に行くことになる。館内には食事コーナーもあり、事前に400円分のチケットをもらっていた。
飾り付けの見本は係員が作ったコアラで、スタンドを動物に見立ててパンダやうさぎ、ゴリラなどを作る子どもが相次ぐ。
そんななか、私が担当した女の子が「動物じゃなきゃダメ?」と尋ねる。「なんでも好きな飾りつけでいいんだよ」と応じると、材料箱の中にあった星のシールをレイアウトし、全くイメージの異なる作品を作り上げた。
それにヒントを得て、私が色画用紙で文字を切り抜き、デザイン化した「LOVE&PEACE」のブックスタンドを作って見本として並べた。
写真は撮り忘れたが、これがなかなかの出来。イメージの選択肢が増えたせいか、動物以外にもバラエティに富んだ作品が生まれた。
13時に食事コーナーに行ってカレーうどんを美味しくいただく。手製ビスケットも買った。
午後から客足が少し戻り、終了は14時15分ころ。結果的に私が応対したのは8名ほどか。イメージを刺激しつつ自主性も大事にし、うまくさばけたと思う。ケガもなくてよかった。