2023年10月20日金曜日

家庭科で習った返し縫い

 明け方からシブシブと雨が降り続き、やみそうでやまない。明朝まで降り続く予報で、外仕事は不可である。
 交換した古いパーゴラはウッドデッキ下に放置したままだったが、昨日のうちに電動ノコで細断。市指定の40Lゴミ袋に収納し、使える部分は車庫屋根下に保存した。ついでに梁に開いた穴をコーキング剤でふさぎ、パーゴラの上端部を金物補強。
 今日は家に引きこもり、ギターケースの修理をした。


 先日の路上系イベントライブで移動に車が使えず、バスと地下鉄を利用した。久しぶりにギターや電子譜面を背負って階段や歩道を歩いたせいか歩数計は6,500歩を超え、しばらく右膝が痛んだ。

 ギターケースは14年前の購入時に付属していたものを使い続けていて、1本だけだったショルダーベルトは金物を追加して2本で背負えるよう改造している。
 そのベルトが経年使用による負荷で、かなり弱っていることに気づいた。来年度以降も同じイベントに参加するとなると、今後もバス&地下鉄移動は続く。そこでいまのうちに補強しておく気になった。


 現状の既存ベルトに金物をはさむ手法を改め、傷み始めたベルトの補強もかねて、短いベルトに通したDカンを上から縫いつける。
 ところが、加工部分の形状が窮屈で、どうやってもミシンが使えない。考えたすえ、手縫いでやることに決めた。

 針は分厚いベルトやケースにも使える和裁用の太いくけ針、糸は30#木綿糸の2本取りとした。縫い方は丈夫な返し縫いを採用。小学校の家庭科で覚えたが、その後いろいろなシーンで役立っている。


 手縫いは久しぶりだったが、本の修繕ボランティアでしばしば手掛けている糸とじ補修の作業と大差なく、違和感なくやれた。
 無事に完成し、これまでよりはるかに丈夫になった。

 ライブ関連機材は他にも補修&更新が必要なものがある。長引くコロナでライブが激減し、モチベーションは下がる一方だったが、細くても長い活動再開にむけ、少しずつ整備する気になってきた。

昨日焼いた梨ケーキで珈琲タイム