2023年10月3日火曜日

窓のゴムシールを補修

 玄関ドアの隙間シール交換に引き続き、窓のゴムシールの一部を補修した。こちらも冬の終わり頃に気づき、材料だけ買ってずっと保留状態だった案件。

 問題となっていたのは、1階玄関とユーティリティにある高さ700ほどの縦すべり出し窓。窓枠にあるゴムシールのうち、吊元部分がつぶれて変形している。本来は内部空間を持つカマボコ状になっているべきで、このままでは気密性能に影響する。
 通風のため夏季は開け閉めが頻繁になる窓で、吊元部分に繰り返しの負荷が働いたせいと思われる。新築後24年が経過し、ゴムシールやコーキング系の材料にあちこち寿命がきてもおかしくない。


 単純に交換するつもりが、ゴムシールの一部がくさび状になっていて、枠内の溝にはめこむ構造だった。市販品は存在せず、メーカーサイトを調べると、専門業者に材工こみでの発注をうながしている。
 他の窓や部位には現時点で異常がなく、やるとすれば全面交換になりそうで、ひとまず接着剤つきのゴムシールを貼って凌ごうと考えた。

 製品は5月にヨドバシ通販で購入済み。
和気産業 EPGR-3T(WAKI EPDMゴム粘着付)
 2ミリ厚×幅50×長さ1000、706円


赤丸部分が上までつぶれている

 まず幅12.5で4分割する。カッターで切り込みを入れたのち、ハサミを使うとうまくやれた。シールをはがして該当部に貼って終了。結果的にゴムの厚さは他の部位と同等まで復帰した。

 夜になって外気温が室温より10度ほど下がった時点で、ゴムシール部全周の温度を赤外線温度計で測定。冬には該当部の温度が他より数度低かったが、温度差は解消されていた。
(気密欠損があると、ピンポイントの温度差となって表れる)
 今後寒さが厳しくなるとどうなるか、しばらくは経過観察である。


 ゴムシールが余ったので、他の窓で窓枠側にゴムシールを貼って試してみることにした。幅8ミリに切り、窓枠側のゴムシールをぴったり塞ぐ位置でテスト。
 夜になって赤外線温度計で測ると、明確な温度差はない。こちらも今後の経過観察により、効果があれば他の窓にも応用したい。