西側ウッドデッキの上部に設置してあるパーゴラの腐食が激しく、全面的に交換することにした。
腐食が進んでいることは春先に気づいていたが、ただちに落下する恐れはなく、玄関ドア枠を始めとする緊急性の高い補修作業を優先させた結果、冬間近のこの時期にようやく順番が回ってきた。
実用面では夏に遮光ネットを全体にかけたり、雨天時のBBQで上部をシートで覆う際の支持に使う程度。主目的は意匠面で、パーゴラの勾配は母屋の屋根に合わせてある。
当初は45×45のタルキを使っていたが、途中から見映えのいい2×4材に替えた。その後も補修を繰り返してきたが、2011年に柱と同時に下端を支える大梁を交換。11本あったパーゴラは傷んだものを廃棄し、9本に減らした。
使える再生材をやり繰りしてきたため、今回は全面交換となる。しかし、ウッドショックで木材価格は高騰。そこで2階予備室にある手製ベットの床材を解体し、使っている2×4材を取り出した。
交換材として安い構造用のヌキ板(18×105)に電動グラインダーをかけて均し、受け材の一部を改造して収めた。
ベットからの2×4材は5本しかなく、パーゴラの本数は9本から5本へと半減するが、設置間隔は590あり、固定手段を工夫すればネットやシートの支持はなんとかなりそう。
古いパーゴラの解体は昨日から始めたが、下端を受ける大梁2×6材の一部に大きな腐食を発見した。マツ系木材を外部に使った場合、防腐措置を施したとしても、寿命は11〜12年でやってくる。
こちらも全面交換すべきか迷ったが、3640長あって車には積めず、価格も高くなる。
調べると腐食は1ヶ所のみで、梁を幅70の半分に割き、腐食部だけを別の健全な木材と交換することにした。間に合わせだが、数年の延命にはなる。
腐食部だけを割いて交換 |
加工まで終わっていた交換部分に木酢液を塗って乾燥させ、接合部をコーキング剤で埋めてコーススレッド固定。設置してみると、まずまず問題なく収まった。
その後5本のパーゴラを加工。収まりの難しい上端部は段ボールで原寸型取りをして墨出し。木酢液を塗って乾燥させのち、ようやく固定にとりかかる。
夕闇が迫るなか、どうにか日没前に終わらせた。なんとかあと数年は持って欲しいが。