《入院6日目(手術後4日目)》
朝の検温では37.2度と昨夕よりも下がったが、相変わらずビミョーな数値。
ネットで調べると、「治療した部位が治癒する過程で人体が反応する熱」「風邪などの熱とは異なる」「治療後3日前後で消失」とある。今日で術後4日目となり、じょじょに改善されると期待しよう。
入院時に手渡されたスケジュール表では、今日が最終日となっている。微熱以外にこれといった症状もなく、食事も完食して体重も維持しているが、平熱に戻るまで退院は難しいか?
8時10分から朝食。今日から主食が全粥に変わり、より食べ物らしくなった。副食は玉ねぎ&人参&麩の卵とじ(刻み海苔)、小松菜の煮浸し、サツマイモの味噌汁、牛乳。
消化の悪そうな小松菜の茎は残した。サツマイモも消化はよくないはず。病院で年に20回ほどしかないという胃ESD手術患者だけのために、特別な食材の配慮はできないのだろう。
食事はベットにあぐら座りして食べるが、ずっとその姿勢だと膝が痛くなる。圧倒的に時間が長いPC作業は、ベットを椅子代わりにして腰掛け、足は床に置いてテーブルを斜めに引っ張り出してやっている。
転倒しやすいスリッパは禁止で、ホームセンターで安いデッキシューズを買ってきた。裸足でもOKで、履くのも簡単。母が施設で暮らしていた時期にも似た靴を使っていた。
昼の検温では体温37.3度、血圧100/60で、微熱傾向は続いている。検温時に手術前から胸の3ヶ所に装着されていた心電送信機がようやく外された。
12時15分に昼食。メニューは全粥、鱈&いんげん&パプリカの煮物、じゃがいも&玉ねぎ&鶏挽肉の蒸煮、茹でキャベツ&コーンの和え物、りんご。
和え物にはマヨネーズに似た食材を使っていたが、マヨネーズは「控えて欲しい食材」とリストに記載されている。ヨーグルトに調味料を加えて代用している可能性が高い。
14時に入院後3度目のシャワーを浴びる。シャワー室は狭いが、最低限の機能は備わっている。入院以来着ていたレンタルの病衣を交換。
初回のシャワーで石けんとシャンプーを忘れてきてしまったが、記名してあったので遺失物にならずに済んだ。今回は入念に指差し確認してチェック。
シャワー後、昨日買ったりんごジュースの残りで独りおやつタイム。その後通話が許されているデイルームに行き、妻に退院の見通しなどを電話した。独り暮らしにも慣れ、元気でいるらしい。
18時に夕食。メニューは全粥、鶏ミートボール&大根&オクラの煮物、ビーフン&小松菜&人参の煮物、小松菜&竹輪の煮浸し。ここまで食事は小松菜の茎を除き、すべて完食。どれも美味しく食べている。
今日は夕食後に検温があった。微熱の不安に襲われたが、結果は36.7度の平熱に戻っていて、正直ホッとした。このまま明朝も熱が上がらなければ、退院が近づいてくる。