2022年10月5日水曜日

退院間近か

入院7日目手術後5日目
 微熱が解消されたせいか、よく眠れた。朝の検温は36.8度で、血圧は110/60。消灯中の早朝に採血がある。結果が良好なら、退院のスケジュールが提示されるかもしれない。

 8時から朝食。全粥のほか、副食として蒸し鱈鯛味噌)、かぼちゃの煮物シジミの味噌汁きゅうりの酢の物牛乳
 貝類は控えるべき食材で、シジミの身は自主的に残した。全体的に薄味で、残った鯛味噌を粥や酢の物に載せて食べた。


 食事の際は毎回必ず本人確認がある。たとえ顔見知りの看護師さんであっても例外はなく、名前と生年月日を言わないと食事にありつけない。
 お膳には病室番号、当日日付、患者ID、患者氏名、食事の種類などが記載されたプレートが載っていて、毎回本人との照合が行われる。病院では注射や検査と同様に、食事も医療行為の一環なのだ。

10月になり、病院でもハロウィン

 朝の回診に現れた医師(主治医ではない)から体調など尋ねられたが、昨日の医師と同様に「そろそろ退院ですね」と繰り返すだけで、具体的な話はなかった。入院して1週間が経過し、退院通告を期待していたが、今日はまだ無理のようだ。

 昨夜から急に気温が下がり、寒くて寝つきがよくない。朝の検温時に看護師さんに訴えたら、追加の毛布を貸してくれた。入院時から毛布は1枚のみで、ずっと寒さを感じていたが、早く確認すればよかった。


 昼の検温では36.6度の平熱をキープし、12時15分から昼食。
 全粥蒸し鶏マカロニ里芋人参の煮物白菜のゴマ和え黄桃缶詰と豊富なメニューだ。好きな味噌汁がなく残念だが、里芋&人参の煮汁を飲んで代用した。好物の黄桃が初めて登場してうれしい。
 昼食後、久しぶりにテレビを点けて北大路欣也の2時間推理ドラマを観る。函館を舞台にした5年前の作品で、なかなか面白かった。
 推理ドラマは妻とよく観るが、独りだと犯人を互いに予想しあったり、ストーリーの矛盾をついたりできないのが残念。


 観終わって1階のローソンにエレベーターで移動し、オヤツ用にDoleのりんごジュースを108円で買ってきた。自販機より容量が少ないが22円安く、こちらは果汁100%。美味しく飲んだ。

 18時10分から昼食。メニューは全粥鮭フライ茹で玉ねぎとピーマン大根と小海老の煮物細ネギ)、山東菜の煮浸し花鰹)。17時過ぎから空腹で待ちかねたが、食べ足りなくてお代りしたいほど。体力の回復を感じる。
 鮭フライは油をほとんど使わず、衣が白い不思議な仕上がり。どう料理したのか不明だが、とても美味しい。
 最初小松菜だと思った煮浸しは食感が異なり、茎も細い。なんと我が家の家庭菜園で欠かさない山東菜だった。ここで会えるとは夢にも思わず、懐かしく食べた。


 里心に浸っていたら、19時に主治医がやってきて、明日の退院を告げられた。血液検査で多少の炎症を示す数値があり、微熱の原因はおそらくそのあたりだが、(夕方の検温で37.1度)基本的には問題なく、日常生活に戻ってよいとの診断。
 帰宅にむけて、明日の朝食後に準備したい。さっそく妻にも電話で報告。昼食は久しぶりに自宅で食べることになりそうだ。