2022年10月2日日曜日

流動食開始

入院4日目手術後2日目
 前夜0時近くに、ちょっとしたトラブルがあった。詳しくは書けないが、とある事情で同室の患者一人が別室に移動となった。患者側にも病院側にも、複雑な事情があるらしい。

 久しぶりによく眠れて、体調も安定。体温36.9度で血圧は110/50。8時10分から3日ぶりの食事が始まった。
 重湯実のない味噌汁牛乳という流動食(潰瘍食)だが、62時間何も食べていない胃袋には刺激的な味だ。
 胃腸が驚いたのか、食事の前後に2日ぶりの便通が続けてあった。看護師さんに状態を診てもらったが、胃から出血の気配はない。

 9年前の大腸ガン手術時には、翌日から普通食に近い食事だった。今回、固形物ゼロの流動食から始まったのは、患部に消化を終えた食べ物しか流れてこない末端のS字結腸と、未消化の食べ物が投入される胃という大きな違いがある。じょじょに慣らしてゆくしかない。


 週1回実施するという体重測定が11時にあった。結果は48.8Kgで、手術前日に量った50.8kgから、2kgやせた。
 丸2日食事抜きだから仕方ないが、大腸ガン手術の際は「入院中に2.4Kgやせた」と記録にある。今後退院までにどれくらい戻せるか?

 12時10分に昼食。メニューは重湯実のないスープ、くず湯片栗粉)、オレンジジュースと代り映えしない。


 朝食をとってから胃に膨満感があり、あまり食欲がない。味気ない流動食ということもあって、「何を食べても美味しい」という、前回のような満足感からは程遠い。

 あれこれ言いつつも、身体のためと思って全量食べたら、食後に2度も下痢をした。色は普通で出血や腹痛もないが、この日5度目の便通。
 ネットで調べてみると、流動食と大腸との相性が悪いように思える。看護師さんに訴えたら、無理せずに残してよいとのこと。明日から五部粥に移行するので、回復するとよいが。

退院まで装着していた心電送信機

 今日からシャワーが解禁となり、(入浴は当分不可)待ちかねて16時に予約をとった。
 点滴用注射針に防水処理をしてもらい、胸につけた心電送信機(心電図と呼吸数をナースステーションに24時間電波送信する装置)はいったん外す。シャワー後に下着も交換してさっぱりした。


 6時から夕食。重湯麦芽系ポタージュ乳酸飲料と相変わらずの流動食オンパレード。看護師さんに食後の下痢症状を訴えたせいなのか、昼食よりカップがひとつ減った。
 完食したが、朝食と昼食のような下痢は起きない。大腸が慣れてきたのか、はたまた時間をかけてゆっくり食べたせいか。