2022年10月23日日曜日

制限食代替品

 胃ガン病理検査の結果が良好で、制限食品は大幅に緩和されたが、アルコールや珈琲を始めとする食品の制限は、術後の患部治癒状況を確認する2ヶ月後の内視鏡検査まで、しばし続く。
 制限のある食品は嗜好品が中心で、誘惑に満ちあふれてる。そこで悪あがきに近いが、代替品をなんとか探し出し、誘惑の甘い罠から逃れようと画策中。

 まず毎日飲んでいた珈琲の代替品である。退院後の2週間は許されている紅茶を3倍に薄め、牛乳で割って飲んでいた。いわゆる「ミルクティー」で、それなりに美味しい。
 胃の手術後はカルシウムの吸収が悪くなるらしく、それを補う意味でも毎日の牛乳は欠かせなかった。


 そんなとき、ドラッグストアを散策していたら、UCCのカフェインレスコーヒーを見つけた。45g〜500円強と安い。インスタントだが、カフェインレス珈琲ならOKという病院栄養士の言葉を思い出して購入。
 さっそく飲んでみると、以前に試したN社に比べ、はるかに美味い。ストレートでもいけるが、牛乳で割るのが無難だ。

 胃の手術後に珈琲がよくないのは、含まれるカフェインが胃酸の分泌を促進して、患部の治りを遅くするからなんだとか。同じ理由で好物のチョコレートもずっと食べていない。


 午前中買物に行った妻が、夕食用に安いマグロを買ってきた。マグロ自体は制限されていないが、刺身に欠かせないワサビが術後の制限食品である。やはり胃を刺激して胃酸分泌を促進させるからで、辛子や唐辛子も同様に制限されている。

 ネット検索して辛味大根おろし(しっぽの部分)が代用になるとの情報を得て真似てみたら、これがなかなかいける。
 大根の辛味も多少は胃を刺激するかもしれないが、少量ならワサビも問題ないとする医師もいる。まあ、許容範囲ではないか。
 興に乗ってアルコールの代替品も探してみた。入手の容易なノンアルビールが無難だが、炭酸飲料は胃を刺激して術後にはよくないと説くサイトがいくつかあり、退院後はまだ一度も飲んでいない。

 温めて飲める日本酒系のノンアル飲料を探していたら、ノンアル芋焼酎なるものを見つけた。ユーザー評価はまっぷたつに分かれるが、「お湯で割って飲むと風味がそれなり」という高評価も散見する。そう高くないので、試してみたい誘惑にかられる。