早朝に血液検査用の採血がある。体温36.6度、血圧100/52で問題なし。今日から食事が待望の通常食(五分粥食)に切り替わるため、持参の部分入れ歯を久しぶりにはめ、2日おきと決めているマスクを交換した。
マスクは食事中と就寝中、そしてベット周囲をカーテンで閉じた状態では装着不要のルール。マスクは好まないのでカーテンは常に閉じてあり、医師と看護師の面会時と病室外に出るときに限って装着した。
8時10分から朝食。メニューは五分粥、豆腐と玉ねぎ&小松菜の煮物、白菜の煮浸し、卵の味噌汁、牛乳。質素で量もわずかだが、絶食と味気ない流動食が続いた身にとって、このうえないご馳走。
思わず「ゴーカですね!」と言ったら、持参の看護師さんが怪訝そうな顔をする。4日ぶりのまともな食事であることを告げると、納得してくれた。
急いでかき込んでまた胃腸を驚かせてはならず、30分かけてゆっくり食べる。どれも美味しく、生きている喜びを感じる味だった。
12時20分から昼食。同室内患者に検査や急な発熱などあり、少し遅れた。メニューは五分粥、白身魚&小松菜&葛きりの煮物、人参&大根のきんぴら風煮物、ツナとカリフラワーの蒸煮。
通常食とはいえ、いわゆる「潰瘍食」なので、焼いたり揚げたりの料理は皆無。煮たり蒸したりの調理が大半だった。
人参と大根の煮物はゴマ油の風味が効いていて、抜群の味つけ。退院後のレシピに、ぜひ取り入れよう。
14時10分に最後の点滴がなくなり、入院日から延々刺さっていた点滴用の針がついに抜かれた。
絶食となった手術日から栄養剤の点滴が始まり、4本→3本→2本→1本と、食事の回復に伴って段階的に減っていった。1本500mlあり、当初の2日間はトイレに追われたが、その苦行からも解放される。
移動の煩わしさがなくなり、喜んでエレベーターに乗って1階の自販機に行き、りんごジュースを買ってささやかにオヤツとして飲んだ。(菓子類はまだ不可)
夕方に栄養士さんがやってきて、退院後の食事指導がある。満腹は避けてよく噛んで食べる基本のほか、控えるべき食品の具体例を教えられた。
胃の全摘や部分摘出よりは制限がゆるく、ダメと思っていた紅茶、フリカケ、刺身、寿司、生姜などが、少量なら問題ないと知る。(ワサビは原則不可)アルコールはなくても気にしないが、珈琲が当分ダメなのが厳しい。薄い紅茶か牛乳で代用しよう。
急いでかき込んでまた胃腸を驚かせてはならず、30分かけてゆっくり食べる。どれも美味しく、生きている喜びを感じる味だった。
12時20分から昼食。同室内患者に検査や急な発熱などあり、少し遅れた。メニューは五分粥、白身魚&小松菜&葛きりの煮物、人参&大根のきんぴら風煮物、ツナとカリフラワーの蒸煮。
通常食とはいえ、いわゆる「潰瘍食」なので、焼いたり揚げたりの料理は皆無。煮たり蒸したりの調理が大半だった。
人参と大根の煮物はゴマ油の風味が効いていて、抜群の味つけ。退院後のレシピに、ぜひ取り入れよう。
14時10分に最後の点滴がなくなり、入院日から延々刺さっていた点滴用の針がついに抜かれた。
絶食となった手術日から栄養剤の点滴が始まり、4本→3本→2本→1本と、食事の回復に伴って段階的に減っていった。1本500mlあり、当初の2日間はトイレに追われたが、その苦行からも解放される。
移動の煩わしさがなくなり、喜んでエレベーターに乗って1階の自販機に行き、りんごジュースを買ってささやかにオヤツとして飲んだ。(菓子類はまだ不可)
針跡で傷だらけの腕 |
夕方に栄養士さんがやってきて、退院後の食事指導がある。満腹は避けてよく噛んで食べる基本のほか、控えるべき食品の具体例を教えられた。
胃の全摘や部分摘出よりは制限がゆるく、ダメと思っていた紅茶、フリカケ、刺身、寿司、生姜などが、少量なら問題ないと知る。(ワサビは原則不可)アルコールはなくても気にしないが、珈琲が当分ダメなのが厳しい。薄い紅茶か牛乳で代用しよう。
18時10分から夕食。メニューは五分粥、アコウダイとじゃがいもの煮物、キャベツ&麩の煮物、ナスの煮浸し。ナスの煮浸しは初めて食べたが、甘酢ふうの味つけが上品で美味しい。
昼の検温で36.9度〜夕方の検温で37.4度と微妙な数値になってしまった。点滴が取れてうれしくなり、病棟フロアーをあちこち歩き回ったのがよくなかったのか?
患部を切ったばかりであることを忘れないようにと、夕方の回診で主治医に釘を差された。インターネットや読書もほどほどにし、養生に努める必要がある。
昼の検温で36.9度〜夕方の検温で37.4度と微妙な数値になってしまった。点滴が取れてうれしくなり、病棟フロアーをあちこち歩き回ったのがよくなかったのか?
患部を切ったばかりであることを忘れないようにと、夕方の回診で主治医に釘を差された。インターネットや読書もほどほどにし、養生に努める必要がある。