2021年9月23日木曜日

接点復活剤で修復

 11年間使い続けたロジクール製の無線マウス(M215)の動作が突然おかしくなった。
 左ボタンのクリックが安定せず、レタッチソフトでの画像選択がうまくやれない。ファイル名の変更も難しく、ファイル編集ソフトが起動してしまう。インターネットサイトのスクロールは途中で止まる。

 最初はMacBookの不良を疑った。OSの入ったUSBメモリから起動して修復を試みるが、改善しない。
 続いて妻が3年前に買ったマウス(ロジクールM221)に交換してみた。すると、何ら問題なく動作する。消去法でマウスの問題と判明。11年も使ったので、寿命がきてもおかしくない。


 あきらめて新しいマウスを見繕ううち、(もしかして、接点復活剤で直るのでは?)と思いつく。
 実は最近、浴室の換気扇タイマーが設定時間を過ぎても切れなくなり、スライドスイッチ部分に接点復活スプレーを吹きつけて元に戻った経緯がある。

 接点復活剤は電気接点の汚れを除去し、電気の流れを回復させるもので、2年前にライブ用PAの接触不良を修復するために購入した。どうせ捨てるなら、ダメモトで試してみる価値はある。


 マウスの蓋や電池を取り外し、付属の細いパイプをスプレーに装着。マウス内部にめがけて数回吹きつけた。
 新旧2つのマウスを同時装着し、動作を確認すると、左クリックの不良は直っていた。だが、スクロールの問題は相変わらず改善しない。


 そこで今度はスクロールホイールの隙間めがけ、ボタンを動かしながら何度かスプレー。再度試すと、スクロールも改善されていた。どれくらい持つか分からないが、ひとまず買い替えは免れた。
(接点復活剤は絶縁箇所まで油膜でつなげてしまう場合があるようで、乱用すると別の問題が発生する可能性があります。試みる場合は各自の判断でお願いします)