観測史上の記録を日々塗り替えていた札幌の連続真夏日が、18日間でついに途切れた。気のせいか、吹く風に幾分の爽やかさを感じてしまう。
といっても直近の石狩アメダスでは今日も31.1度を記録。週明けからは雨と低温の予報が出ていて、感覚として今日が「夏の終わりの日」である気がしないでもない。転がるように秋がやってくるのか?
酷暑でグラジオラスの花期が短い |
30度を超す日が少ない夏は、Tシャツやハーフパンツの出番がほとんどなく、加齢で真夏でも薄着だと肌寒く感じることもあって、いよいよ処分しようかと考えていた。
ところが今夏の記録的暑さの到来で、タンスの奥にあったTシャツやハーフパンツが大活躍。捨てずによかったと正直思った。
長引く暑さに対処するべく、妻が2年前に買ってくれたTシャツの袖を、一部思い切って切り捨てた。
袖の内側に七分袖がもう1枚ついているという不思議な造りで、暑苦しくて管理が面倒。しかし、色や生地は気に入っているので、普通のTシャツとしてなら充分着られる。
家の中ではハーフパンツで涼しく過ごせるが、買物等で外に出るとき、面倒でも長ズボンに履き替えている。店舗等のエアコンが寒すぎるからで、その長ズボンもなるべく薄手がよろしい。
手持ちが少ないため、短い夏のために新たに買うのを逡巡するうち、母の衣類整理で捨てずにとってあった介護用の薄い綿パンを改造することを思い立った。
ウエストの両側にゴムが入っていて、これが介護用たる所以だが、このゴムが少々きつい。ウエストの当該部分をほぐしてゴムを除去し、ミシンで縫い直した。ベルトは使える造りなので、はくのに支障はない。
さらには、尻ポケットがなくて不便なため、別の廃棄ズボンから切り取った尻ポケットを内側に入れ、上端をミシンでかがる。
上着の内ポケットと異なり、ズボンの内ポケットは普通ない。しかし、試してみると財布の出し入れには支障がなく、落とす心配も無用。介護用なので、太もも部はゆったりしている。捨てなくてよかった。