新形コロナの日感染者数が2万4千人に近づき、(8/18現在、23917人)過去最多を更新。まさに「爆発」の危機的状況に陥った。ピークアウトの兆しは一向になく、各地で日々過去最多を記録している。
北海道も相変わらず上位10位前後をキープしているが、過去最多はかろうじて回避。しかし、オリンピック競歩とマラソンで街に人々が溢れた反動が表れるのはこれから。最多更新も時間の問題か。
話がすっ飛ぶが、実は1年ほど前のコロナ禍が長期化し始めた時期に長男が20年間勤めた会社を辞め、その後いろいろと準備して、今年から本格的に事業を立ち上げた。
自宅を拠点にしたネット通販関連の仕事で、試行錯誤のすえ、まずまず軌道に乗せたようだ。同時期に妻(嫁)も販売系の会社を辞め、教育関連のネット事業を共同で始めた。(妻は青色事業専従者)
通勤がなく、仕入れも含めて人と対面しないリモート勤務が基本のため、コロナ感染リスクは低い。移動方法にさえ気を配れば、家族会なども比較的安全にやれる。
以前の勤務は、未だにクラスターが頻発する極めて感染リスクの高い業務(医療、介護系ではない)だった。あのまま勤めていたらコロナ感染していた可能性が高い。
コロナ禍の拡大を見越して辞めたわけではないが、結果的にそうなった。人生何が幸いするか分からない。 私が9年間の会社勤めを辞めて事業を立ち上げたのが、39年前の夏。年齢では長男よりも10年ほど早いが、辞めた経緯やその後の事業形態は、ちょっと似ている。
私の場合、当初の20年はアナログ的事業形態で、画材の仕入れや作品の納品に多くの時間と手間をとられた。PCとインターネットの普及でリモート勤務に切り替えてからは、運営が格段に楽になった。
長男は最初からリモート形態なので運営は楽そうだが、時代の急速な変化を的確に読んで、乗り遅れない柔軟さが求められる。そこが私に比べて難しいかもしれない。
事業者としては一応「先輩」なので、自宅を拠点とする場合の諸経費の按分法とか、青色事業専従者の給与設定、告知の手法など、問われるままにアドバイスしている。
長男がまだ会社員時代、インターネットHPに公開してある私の脱サラ&事業立ち上げの長い記録を読み、感想をメールで送ってきたことがある。もしかすると(いずれは自分も…)という無意識の思いが、心の隅にあったのかもしれない。だとすれば、父親としてはうれしい。