2007年9月5日水曜日

勝者と敗者の方程式

 つい先日のネットニュースで、「勝者と敗者の違い」という面白い記事が紹介されていた。原案はスタンフォード大学の学生が書いたもので、それを日本語に訳し、ブログに掲載しているのだが、これが実によくできている。
 人サマが作ったものをブログネタにはあまりしたくないのだが、今回だけは別。内容はおよそこんな感じである。
・勝者は事がうまく運んだとき、(自分は運がよかった)と考え、敗者は(自分に実力があったからだ)と考える。
・勝者は事がうまくいかないとき、(自分が悪いからだ)と言い、敗者は(周りが悪いからだ)と考える。(一部変更して書いてます)

 この記述の面白いところは、勝者と敗者の基準があいまいで、よく分からないところ。どうやらカネや名誉のことだけを言っているのではないようだ。世間を目下騒がせている「勝ち組」「負け組」の意味合いともちょっと違っている。
 しかも、この記述に対するさまざまなコメントを読んでいると、それだけでその人が勝者か敗者か分かってしまう、という別の面白さがある。味なことをやってくれる。
 二番煎じだが、私も真似して幾つか考えてみた。

・勝者は黙っていても周りが認めてくれるが、敗者は自ら目立とうと必死でモガく。
・勝者は良い時には(次は悪くなるかも…)と気を引き締め、敗者は良い時がいつまでも続くと考える。
・勝者は悪い時には(今が底だ)と明日を考え、敗者は(自分はもうダメだ…)と絶望する。
・勝者の周りには自然に仕事が集まってくる。敗者は少しでも自分の仕事が減るよう逃げ回る。
・勝者はまずやってから公にする。敗者は大風呂敷を広げても、結局やらない。
・勝者は今やれることは今やる。敗者は「明日やる」と言って、結局やらない。
・勝者は常に前を見つめる。敗者は過去の小さな栄光に、いつまでもしがみつく。
・勝者は生きることを楽しみ、敗者は生きることに追われる。

 だんだん自省と自分へのナグサメになってきたかも…。ハハ。