2024年5月20日月曜日

2日続きのイベント

 新年度2回目の本修繕ボランティア活動の日。図書整理日や祝日などが重なり、このところ活動日が月1回に減っている。
 やや出遅れて9時20分に図書室に着いたが、参加者は5名と少なめ。活動日が続くほうが、参加者が多い気もするが?

 持ち越しの修理本はなく、棚に山積み状態の作業対象本から適当に抜き出して修理を始める。
 1冊目はページの一部が大きく破損したノンフィクション作品。ページが破断寸前で、しかも大きくシワが入っている。幼い子供がいたずらでもしたかのようだ。
 破れた部分はノリでは補修困難で、透明ブックカバーを切って両側から貼ることになったが、その前にシワをとる必要があった。


 係員が自宅から持参したという古いアイロンをかけることになり、まずページ全体に霧吹きをかけたが、きれいな霧にならずに水が多く出すぎてしまった。
 シワはひとまず取れても、ページが波打って状態はあまりよくない。これ以上の修正は難しく、悔いの残る補修となった。アイロンがけは初めてやったが、布よりも難しい。


 続けて大型絵本のページ剥離を修理する。表紙と見返しの間のノド部が一部剥がれているが、場所は片側の下半分だけで、状態はそれほど悪くない。
 単純にスクレイパーで接着剤を流し込み、クリップで数か所を固定して終了とした。

 この日はこの種の簡易な修理が大半で、ページ全体を剥がすような大規模修復は皆無。その後も続けて5冊ほどを処理し、12時近くに作業を終えた。
 前日に路上音楽イベントに出演したばかりで、内容は異なるとはいえ、体力面で2日続きのイベントは正直キツかった。しかし、この種の活動は続けることに大きな意義がある。
 現時点でこうした2日続きのイベント予定は、今年度あと3回残っている。気力体力をやり繰りして、うまく乗り切りたいものだ。