エゾヤチネズミの食害で枯れてしまい、2019年春に19年間育てたライラックを伐採した。その切り株から出た小さな若芽(ひこばえ)を移植し、再生へのわずかな望みを託した。
1年後に新しい芽が出て以降少しずつ枝が伸び、葉も育ってきたが、肝心の花は一向に咲く気配がない。
植物の仕組みは気まぐれでよくわからず、半ばあきらめの境地でいたが、移植から5年を経たこの春に、ライラックの小さな蕾を見つけた。
祈る気持ちで見守っていたら、ここ数日の暖気でついに開花。花はまだ小さく、わずか2房しかないが、以前と変わらない艶やかな赤紫色。ここから新たな成長が始まってくれることを期待しよう。
散歩の途中、カッコウの初鳴きを聞いた。長い冬だったにもかかわらず、例年より早めに種を蒔く時機到来である。
土の温度を測ってみると、日中で18度あった。夜にもう一度測ると12度に下がっている。
「発芽適温は1日を通して地温が15度をキープすること」とネット情報にあり、まだ種蒔きには少し早すぎる。予定した通り、月末あたりになりそう。