今年も寒中見舞いの時期になった。年賀状をやめて4年経つが、「やめます」宣言後も欠かさず年賀状をくださるありがたい方が数名いる。そのまま放置するのも失礼に思い、考えたすえに寒中見舞いという形式で返信することにした。
寒中見舞いなら喪中の有無に関わらず送っても失礼にならず、相手に誠意も伝わる。
形式は前年の代表的な画像を使い、近況を記したもので、従来の年賀状と大差ない。「2024」などの西暦は入れるが、「おめでとう」などの新春を祝う言葉は一切入れない。
干支のたぐいも入れないが、寒中見舞いなので、雪だるまのフリーイラストは必ず入れる。
昨日から作業を始め、今日までに宛名を除いてすべて作り終えた。
印刷には100均のハガキ専用紙をずっと使ってきたが、添え書きのインクが乗らないという欠陥が発覚。今回は0.21mmのA4マット紙を切って印刷した。宛名を印刷する住所録には、上端に「郵便はがき」の文字を追加修正。 30年くらい前にホームステイで知り合ったカナダの同年代女性へのカードも、同じ画像をやり繰りして作る。毎年欠かさずXmasカードを送ってくれるが、その返信のつもりでいる。
以前は近況を英語変換するのに四苦八苦したが、最近はグーグル翻訳という便利な無料ソフトがあり、短時間でやれるようになった。
郵送用の封筒は、0.128mmのA4マット紙に住所を印刷してレイアウトした自作。カッターで不要部分を切り、糊で貼って封筒にする。
画像ソフトを駆使してひとつの作品を作り上げる過程は、かって手掛けていた建築デザイン業のプロセスを思い出させ、なかなか楽しい。
年末という多忙な時期から外れているため、時間に追われず作業できるのもいい。新たな年中行事として定着しそうだ。