2024年1月30日火曜日

マチ針の代用にホチキス

 かなり前に不要になったギターソフトケースを解体した。ベルトは取り外して再利用。本体の大半は捨てたが、外側についていたファスナー式のポケットは本体の布ごと切り取り、こちらも長く保存してあった。

 実はポケットの大きさは260✕400、厚みが35。手持ちのノートPC、MacBook Proの大きさが220✕315で、ACアダプターやマウスの付属品を含め、ほどよく収まる。
 これまで旅行や入院時の移動にはノートPCを手製の布袋に入れていたが、耐衝撃に不安があった。ギターソフトケースは薄いクッション材で作られていて、PCケースとしては絶好の素材。リメイクして使うことにした。



 最大の問題は、本体をそっくりハサミで切り取った都合で、背面に裏布が丸見えになっていること。端部も切りっぱなしで、見栄えが非常に悪い。
 検討のすえ、裏布を全部ほどいて切り離し、裏返して表布を表側に出すことにした。端部は内側に折返し、全周をミシンでかがる。


 仮固定は当初マチ針を使ったが、布が固くて完全に固定できない。ふと閃いてホチキスで仮止めしてみたら、これがピタリ決まって格段に扱いやすくなった。
 大きな問題もなく、かがり縫いは簡単に終了。ホチキスをマチ針代わりにしたのは初めての試みだったが、思っていたより使える。厚い布やカバン生地のミシン加工には絶好の手法である。

2024年1月28日日曜日

電子ピアノを独習中

 昨年末に買った折りたたみ式の電子ピアノ、孫娘が遊びに来たときは好きに弾かせるが、本来は私が練習するために買ったもの。
 ピアノの経験は皆無に近いが、先日出した寒中見舞いに「なにか新しいことに挑戦したくて、電子ピアノを始めました」と決意のほどを記した。あえて他に宣言することで、逃げ場をなくそうという作戦。最近は週に2〜3回ペースでコツコツ練習に励んでいる。
「たとえ5分でも毎日弾くのがよい」との声も多いが、他にギター弾き語りの練習もあって、毎日は難しい。その代わり、一度始めると20〜30分は続く。

 50数年前に始めたギター弾き語りと同様、あくまで自己流の独学。時間や費用のこともあり、教室に通う予定はない。
 先生役はYouTubeに代表されるインターネットサイト。最初に運指の基本練習を左右の手それぞれでやり、こればかりでは飽きてしまうため、簡単な童謡を課題曲に決めている。


 最初の課題曲はネットでも勧めていた「チューリップ」。「ドレミソラ」の5つの音階だけで弾ける超初心者むきの曲。メロディはすでに暗譜していて、右手で簡単に弾ける。
 問題は左手による伴奏。コード表に従って和音でやるのが理想だが、いきなりは無理。そこで1小節の頭の1音だけを右手に合わせて弾く練習から始めた。これ以上ないほど簡単な両手弾きだが、やってみるとそれなりに聞けるから不思議。

 興に乗って和音のうちの2音を左手で弾く奏法にも挑戦。ときどきつまづくが、こちらもじょじょに形になりつつある。曲としては1音よりさらに格好がつく。
「チューリップ」の場合、伴奏で使う和音(コード)は「C、F、G」の3つだけ。それぞれ「ドミソ」「ドファラ」「シレソ」で、今後は1小節の頭で3音を同時に弾いたり、1小節の中で3音を順に弾くアルペジオ奏法にも挑戦したい。

 やってみて気づいたが、こうした反復練習の過程は、50数年前に始めたギター弾き語りの経緯とよく似ている。
 ネットがまだない当時は、ラジオの深夜放送でやっていた「ギター弾き語り講座」が先生代わり。キャッスル&ゲイツの「おはなし」が最初の課題曲で、コードにGやFが入っている初心者には難曲。
 フォークブームに触発されて必死で練習したが、ここで「挫折のFコード」を克服したのが大きく、その後はコード弾きを苦にしなくなった。

 ギター弾き語りの場合はコード(和音)だけをギターで弾き、それを伴奏として自分の歌がメロディだった。ピアノ演奏の場合は左手が伴奏で、右手がメロディになる。(初級レベルの場合)
 中級以上になると、右手でもコードを弾く場合があるとか。まずは初級モードをモノにしなくては。

2024年1月24日水曜日

今年も寒中見舞い

 今年も寒中見舞いの時期になった。年賀状をやめて4年経つが、「やめます」宣言後も欠かさず年賀状をくださるありがたい方が数名いる。そのまま放置するのも失礼に思い、考えたすえに寒中見舞いという形式で返信することにした。
 寒中見舞いなら喪中の有無に関わらず送っても失礼にならず、相手に誠意も伝わる。

 形式は前年の代表的な画像を使い、近況を記したもので、従来の年賀状と大差ない。「2024」などの西暦は入れるが、「おめでとう」などの新春を祝う言葉は一切入れない。
 干支のたぐいも入れないが、寒中見舞いなので、雪だるまのフリーイラストは必ず入れる。


 昨日から作業を始め、今日までに宛名を除いてすべて作り終えた。
 印刷には100均のハガキ専用紙をずっと使ってきたが、添え書きのインクが乗らないという欠陥が発覚。今回は0.21mmのA4マット紙を切って印刷した。宛名を印刷する住所録には、上端に「郵便はがき」の文字を追加修正。
 30年くらい前にホームステイで知り合ったカナダの同年代女性へのカードも、同じ画像をやり繰りして作る。毎年欠かさずXmasカードを送ってくれるが、その返信のつもりでいる。
 以前は近況を英語変換するのに四苦八苦したが、最近はグーグル翻訳という便利な無料ソフトがあり、短時間でやれるようになった。
 郵送用の封筒は、0.128mmのA4マット紙に住所を印刷してレイアウトした自作。カッターで不要部分を切り、糊で貼って封筒にする。

 画像ソフトを駆使してひとつの作品を作り上げる過程は、かって手掛けていた建築デザイン業のプロセスを思い出させ、なかなか楽しい。
 年末という多忙な時期から外れているため、時間に追われず作業できるのもいい。新たな年中行事として定着しそうだ。

2024年1月20日土曜日

本修繕用木製クリップ

 先日の本修繕ボランティアでのハナシ。昨年自作して図書館に寄付した木製大型クリップを絵本の補修に使おうとしたが、幅がわずかに足らず、やむを得ず目玉クリップで代用した。
 その後、係員のAさんから依頼されたノコを使った大掛かりな補修にも、本来なら木製大型クリップを使う場面。しかし、こちらも同様にサイズが足りない。
 スタッフ2名に本を押さえてもらい、なんとかやり終えたが、まさか1日に2度も同じことが起きるとは。

 根本的な問題は、A4クラスの大型本になると現状の木製クリップは小さすぎて使えないこと。Aさんからは「重宝しています」と感謝されているが、大型本に使えないのは大きな弱点だった。
 最初に使ったのは小型の単行本で、B5サイズ以下なら問題ない。そこで現状のクリップは小型本専用と考え、A4クラスの大型本にも対応する木製クリップを新たに作ることにした。


 現状の木製クリップは幅60ミリほどの12ミリOSB合板を使い、背面を木材で補強している。実際の補修では背の部分だけを強固に締めるケースが大半で、幅は狭くても太めの木材で用が足りると考えた。

 端材を見繕い、厚さ16✕幅36✕長さ400の木材を2本チョイス。あちこちにドリルの加工穴がある再生材で、まずこの穴を埋めて補修する。
 端部から15ミリ内側に、6ミリのドリル穴を両側に開ける。片側だけ10ミリのドリルで浅く穴を広げ、通したボルトの頭が動かないようにした。
 手持ちのM6ボルトと蝶ナットを通し、内側に本を挟んで締めてみると、構想通りに使えそうだった。


 ただ、板が厚くなった分、はさめる本の厚さは18ミリが限度。これでは長さが足りても、厚さの面で不都合が生じる。
 手持ちのM6ボルトは長さ50ミリ。家にある本の厚さを調べると、百科辞典類を除き、32ミリが最大。逆算してボルト長さは65ミリあれば、ひとまず足りそうだった。
 ホームセンターで長さ65ミリのM6ボルトと蝶ナットを調達。ボルトが42円で蝶ナットが50円、これを2セット使う。

 さっそく加工済みの木材に通し、A4の大型本をセットして締めてみると、中央部がわずかにたわんでしまった。たとえわずかでも隙間ができるのは、補修作業において好ましくない。
 2本のボルト間隔は370。対して大型本の長さは300で、両端が35ずつ余り、蝶ナットをきつく締めると、この遊び部分が木材のたわみにつながるとわかった。


 そこで本の長さに応じてボルトの位置を調節できるよう、内側2ヶ所に新たな穴を開けた。これにより、ボルト間隔は330と290にも変えられる。テストした限りでは、適切なボルト間長さを保てば、木材の変形は生じない。
 今後実際の補修作業で使ってみて、さらなる改良を加える可能性はあるが、現状より作業性が増すことは確実だ。

2024年1月19日金曜日

安上がりに買い物

 大雪は一段落して暖気が訪れ、近隣土木センター数値で最大88センチあった積雪深は、一気に64センチまで減った。
 道路状況も改善していて、溜まっている買い物を済ませるべく、4キロほど離れた商業エリアまで車を出した。

 まず、DIY作業で使う32ミリのコースレッドとM6ボルト&蝶ナットをジョイフルAKで調達。ヨーカドーで妻と合流し、ここで昼食を食べることにした。
 迷ったすえ、1階のフードショップで500円の塩ラーメンを食べることに決定。以前は野菜タンメンを必ず食べていたが、いつしかメニューから消えていた。
 塩ラーメンは新メニューだったが、味はタンメンに近く、満足できる。何よりいまどきワンコインで食べられるのがいい。支払いはマイナポイントでもらったナナコカード。


 フードショップ横の書店に立ち寄り、乗代雄介の「旅する練習」を704円で買った。3日前に出たばかりの文庫本だが、棚に多数並んでいる。サッカーがテーマになっていて、以前から読みたかった。
 3年前に出版された本で、図書館で借りるつもりでいたら3冊しか所蔵がなく、予約数が56人。過去の経験から、予想待ち時間は1年近い。
 安い単行本が出た直後で、新聞投稿の謝礼でもらった2千円の図書カードがあり、思い切って買うことにした。
 その後2階の衣料品コーナーを散策。冬物シャツの1枚がヨレヨレで、買い替え時期だった。ちょうど冬物バーゲンの時期で、手頃なMサイズのシャツが2,200円で1枚だけ残っている。妻は婦人物を見繕っていて、近くにいない。独断で買った。
 ここでも支払いは新聞投稿の謝礼でもらった商品券を使う。投稿謝礼は商品券と図書カードの2パターンがあり、自分としては使える幅が広い商品券がありがたい。まあ、ぜいたくは言わないが。

 妻と合流してシャツを見せたら、「あら、ずいぶん派手ね」と、軽くダメ出し。冬物シャツは上にセーター類を重ね着するため、あまり目立たない。何より、心身の衰えをカバーするには、多少派手なくらいでいいのだ。


 1階に戻って、オヤツ用の今川焼きを2個買い、駐車場横にある100均セリアにも寄って、単3電池とスティック糊を調達した。

 この日買ったものは、食品を除いてスマホのメモ帳に長く書きとどめてあったものばかり。安いものでも、思いつき買いや衝動買いは基本的にしない。
 倹約家を自認する自分としては、珍しく散財した気分だが、合計金額5千円弱のうち、現金で支払ったのは728円のみ。残りは金券や電子マネーをうまくやり繰りして済ませた。
 あちこち歩き回って、歩数計は6千歩をオーバー。散歩や雪かきに匹敵する運動効果である。 

2024年1月17日水曜日

冬の帳尻

 一昨日の午後から降り始めた雪は一気に降り積もり、昨日までに札幌の全区でまんべんなく30センチ前後のドカ雪を記録。これまでの少雪がウソのようで、冬がきっちり帳尻を合わせてきた。
 街は終日除雪に追われていたが、普段からマイペースの除雪を心がけている我が身。あわてず騒がず、雪のわずかな切れ間を見計らって分割除雪。ユルユルやればいつかは終わる。外出は自重して、じっと家に引きこもっていた。

 車庫屋根の雪は最大1メートルに到達。設計値の1.4メートルまではまだ余裕があり、今冬も死者が相次いでいる危険な雪下ろしは一切やらない。

 車庫左右の雪置き場(夏場は予備駐車場)が満杯になり、建物南側の家庭菜園をかんじきで踏み固めて今冬初めて雪置き場を設けた。
 スコップで地道に雪を運んでいるが、腰を痛めぬよう、こちらも30分を上限に分割して作業している。


 雪はようやく峠を越し、今日は街の除雪や交通状況を慎重に調べ、午後から直近のディスカウントストアへ買い出しに出かけた。
 店が混むのはいつも午前中だったが、考えることは皆同じ。普段を超える混雑ぶりだった。今後の大雪に備え、多めに食材を調達。雪とのお付き合いは、もう少し続く。

2024年1月15日月曜日

除雪と本修繕

 今年度16度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日。昨夜からの雪がかなり積もっていて、午後からは大雪警報も出ていたが、幸いに午前中は穏やかな天気である。
 車庫まわりの除雪に手間取ってやや出遅れ、到着は10時15分。みなさん除雪に追われているかと思いきや、参加者は7名と多い。

 棚にある修繕対象本は少なめ。ページ全体が背から離れてしまった絵本から作業を始める。
 横で作業中のHさんが、「菊地さん用として残しておきましたよ」とのこと。ページ脱落の修理は過去に多数手がけ、確かに手慣れている。


 スクレイパーで接着剤(ビニダイン)をすくい、剥離した背の部分全面に塗布。均したのち、表紙にぴったりつけて自作の大型木製クリップで固定しようと試みたが、幅がわずかに足りない。ボルトを1本外してCクランプで固定する手段もあるが、あいにく持ってきていない。
 やむなく目玉クリップ5個で固定した。Cクランプは常に工具ケースに入れておこう。
 天候の悪化が懸念され、早めに帰ろうとしたら、係員のAさんがページ全体がバラバラになった本を持ってきた。
 ページ自体はそろっていて、両端が目玉クリップで固定してあり、背にノコで切れ目を入れて欲しいとのこと。
 切れ目の部分に補強材としてタコ糸を入れ、接着剤でページと共に固定するという修繕手法。昨年5月に初めて試みて成功している。ページをずらさずにノコを引く加減が難しく、前回は3人がかりでやった。


 ページの固定には大型木製クリップを使うが、こちらもわずかに幅が足りない。
 そこで対象本を単純にテーブル上に置き、背の部分を端部からわずかに突き出してスタッフ2人に押さえてもらった。その状態で床に座り、ノコを縦に使って切れ目を入れる。

 切れ目深さは2ミリで間隔は25ミリ。前回はタコ糸を2本どりにしたが、Aさんの希望で今回は1本とする。両端の目玉クリップだけでは固定が甘く、中央部が膨らむ。タコ糸を半分入れた時点で剥離紙を介して背の部分も目玉クリップで止めた。
 丸1日乾燥後にタコ糸を切りそろえ、補強用の寒冷紗布を接着する作業はAさんがやる。

 早々に帰宅したとたん、予報より早く吹雪いてきた。雪の合間を見つけて除雪に励む。積もりそうな気配。

2024年1月14日日曜日

りんごケーキに豆乳

 1ヶ月ほど前に買ったリンゴが冷蔵庫に2個あり、妻の了解を得て6年ぶりにリンゴケーキを焼くことにした。
 以前のブログ記事を調べてみると、材料に牛乳を使うことになっている。あまりに間があき、すっかり忘れていた。実は牛乳を飲むのをやめてから、かなり経つ。
 子供がいるときは毎日飲んでいたが、値段が高くなるにつれ、じょじょに飲まなくなった。カルシウムは煮干しや魚で補い、毎日食べる乳製品はチーズのみ。牛乳大好きの孫娘や次男がやってくるときだけ低脂肪牛乳を買う。


 スキムミルクやヨーグルトなどで代用できそうだったが、どちらもストックがない。やむなくスーパーにでかけて物色したら、200mlの豆乳が91円で買える。豆乳でも代用可能とレシピにあり、こちらを買ってきた。
 他の材料のうち、ホットケーキミックス、卵、砂糖、シナモンなどは充分な在庫がある。


 今回のリンゴケーキはオーブンを使わず、フライパンで焼くのが大きな特徴。IHヒーター弱火で表20〜25分、裏10〜15分焼くと完成。電気代は安くつきそうだ。他のケーキにも応用できるかもしれない。

 珈琲タイムに間にあって、妻と美味しく食べた。豆乳と牛乳の違いは全く感じない。ケーキ作りで牛乳の代用に豆乳が使えると知ったのは収穫。
 ホットケーキミックスをいつもの倍となる200g使い、かなりのボリュームがある。数日分のオヤツになるのは確実。

2024年1月13日土曜日

iMacを再構築

 妻のインターネット閲覧専用として7年前にネット通販で買った中古のiMac(26,800円)、HDが500Gあって大容量ファイルの保存やメインPCの予備としても役立っていた。
 21.5インチの大型液晶が美しく、数年前までメインPCだったMac miniのCDドライブが壊れてからは、CDとDVDが読み書きできる唯一のPCとしても活躍。
 ただ、型式がlate2009と古く、OSは何世代も前の10.12。OS10.13までアップグレードは可能だったが、動作には特に問題がなく、サクサク動くこともあってずっと放置状態だった。


 最近になってDropboxとGoogle DriveがOS10.12に非対応となり、Google Chromeのアップグレードも止まった。最新ネット環境からはじょじょに遠ざかり、そうするうち、無線マウスで原因不明のエラーが出始めた。
 私が常用するノートPC「MacBook Pro」への買い替えを妻に打診したが、大型液晶が気に入っているのか、気乗りしない様子。そこで妥協案としてOSをギリギリの10.13までアップグレードすることにした。
 OS10.13インストール用のUSBメモリは、以前にMac miniをアップグレードした際に作ってある。当時の記録を参照しつつ作業。今回もクリーンインストールではなく、上書きインストールを選択した。
 前回同様にアップグレード後にフリーズが2度発生。それでもソフトウェア・アップデートを含め、2日がかりで作業は終了した。その後アップグレードによって対応しなくなったソフトの入れ替えをやる。
 完了後の動作が不安だったが、いまのところ問題なく動いている。

 OS10.12では非対応だったDropboxが再び使えるようになったが、Google DriveはOS10.15まで上げないと機能しない。Chromeのアップグレードにも対応していない。現状のiMacではこれが限界のようだ。
 3台あるMacのうち、iMacとMac miniはOS10.13までしか使えず、比較的新しいMacBook Pro(Early 2015)でもOS12(Monterey)までの対応。Macの最新OSは14(Sonoma)で、今後の使い方や人生の残り時間をよく考え、PCの取捨選択&更新をしたい。

2024年1月9日火曜日

雪を有効利用

 平年の半分程度の極端な少雪がこのところ続いていたが、一昨日からの2日間でドンと降って、一気に平年値に達した。
 久々に除雪に励んでいて、集中してやると腰を痛めるため、数回に分けて作業。それでも1日に計1時間くらいは除雪している。

 一説では除雪は散歩の倍以上の運動効果があるという。1時間やれば散歩に換算して2時間、おそらく10km〜1万歩は下らないだろう。
 雪の少ない滑る道を無理して散歩していたが、ひとまず散歩の必要はなくなる。ドカ雪も悪いことばかりではない。


 雪が少ないと建物の基礎が吹きさらしで、灯油消費に悪い影響を及ぼすと先日のブログで記した。
 今日は車庫の左右に積み上げた雪を少しずつ運び、基礎の周囲に積み上げた。過去の経験では雪が断熱材代わりとなり、灯油消費量減少に役立つはずである。

 雪を邪魔者扱いせず、いろいろな形で生活に役立てることを「利雪」と呼ぶ。農作物の貯蔵、夏の冷房、観光資源としての利用などが代表的だが、健康増進や断熱材への応用なども立派な「利雪」といえそうだ。

2024年1月7日日曜日

ブレーカーが落ちた

 電気代が安上がりなネット中継で高校サッカーを観ていたら、突然中継が止まった。ネット接続が切れたサインが液晶に表示されていて、通電もACアダプタからバッテリに切り替わった気配。
 さらに確かめると、Wi-Fiルーターの電源が消えている。何らかの理由で停電したらしい。

「電気が止まった」と台所にいる妻に声をかけると、目が動搖して呆然とした様子。数秒経って電気は復帰した。どうやら電力会社側の問題ではないようだ。
 北電の場合、過電流などの理由でいったん落ちたブレーカーは、8回までは一定時間後に自動復帰するシステムになっている。その間に原因を取り除いてやれば、再び落ちることはない。


 電気代高騰で新電力の価格的メリットがなくなり、北電・従量電灯B料金に替えたのが、ちょうど1年前のこと。同時に契約アンペアを価格的に有利な40Aから30Aに下げ、その際にメーターも新タイプのスマートメーターに切り替わった。
 問題は30A契約になったことで、同時に使える電気製品に制限が発生すること。理論的には合計3000Wになるとブレーカーが落ちるため、大出力の電気製品を使うときは要注意だった。

 現状で1000Wを超える可能性があるのは、IHヒーターと電子レンジ。特にIHヒーターは1箇所で最大3000Wにもなる。
 単体では問題ないが、700Wのヘアドライヤー、600Wのコーヒーメーカー、暖房ボイラ点火時670W、給湯ボイラ点火時530W、炊飯器460Wなどは、同時使用だとリスクが高まる。
 この1年でブレーカーが落ちたのは一度だけ。IHヒーター2箇所と電子レンジの3つを同時に使ったときだった。
 IHヒーターは起動時に自動で10段階の5(1000W)に温度設定されるが、あとで妻に確かめたら、このときは湯沸かしを早めるため、設定温度を一気に最大値まで上げたらしい。これが一発でブレーカーが落ちた理由。
 当初はこれが原因とわからず、IHヒーターの火力表示が点滅状態で操作不能に陥り、(買って5年で早くも故障…?)と疑った。
 主電源を切って再起動をかけると正常復帰して胸をなでおろしたが、昨年来から続く故障&修繕の再来かと、一瞬青くなった。

IHヒーターと電子レンジの使用は合わせて2箇所まで」と昨年から妻には言い含めてあったが、「火力調節は起動時の5以上に大きくしない」を新たな確認事項とした。
 徹底させるべく、火力表示部分の6〜10の部分に白テープを貼り、「使用禁止」と記入。火力設定は初期値の5で充分調理は可能。メカを得手としない妻なので、こうした措置もやむなし。

2024年1月6日土曜日

灯油消費量微増

  今冬2度目の灯油を給油した。給油量は338.7L。昨年同時期と比べて11.8L、3.6%の増加となった。
 単価は104.5円/Lで、こちらは昨年同時期より3.3円/L上がった。今冬最初の給油時と比べても3.3円/L高い。ウクライナ情勢や円安傾向に変化がない限り、当分は高値安定が続く。

 結果として支払額は35,395円となり、昨年同時期の支払額33,083円と比べて2,312円上がった。支出増は痛いが、受け入れがたい数値というわけでもない。


 灯油消費量を給油間隔で割った日平均消費量で評価すると、今回が6.05L/日となり、前年同時期の5.94L/日と比べて微増。
 ただ、過去5年の平均値は6.13L/日で、大きな変化のない平均的な消費量だったといえる。
 直近5年間の石狩アメダス12月気象データと日平均灯油消費量は以下の通り。

・2019.12(6.50L/日)

 月平均気温−1.7度、真冬日12日、日照時間67.8h
・2020.12(5.87L/日)
 月平均気温−2.5度、真冬日13日、日照時間60.8h
・2021.12(6.28L/日)
 月平均気温−1.7度、真冬日11日、日照時間95.4h
・2022.12(5.94L/日)
 月平均気温−2.5度、真冬日13日、日照時間82.3h
・2023.12(6.05L/日)
 月平均気温−2.0度、真冬日14日、日照時間94.7h→今回

 気象条件のほか、暖房ボイラの運転法なども従来と同じ。ただ、昨秋に玄関ドアや窓の気密パッキンの改修工事を施し、今冬最初の給油では6.7%減という効果があった。
 今回も大いに期待していたが、肩透かしをくらった。今冬は極端な少雪で、「基礎周囲を除雪した雪で断熱材代わりに囲む」という従来の措置がまったくとれていない。今後の積雪に期待しよう。

2024年1月1日月曜日

元旦の朝日

 昨夜は息子2人と久しぶりに痛飲。といっても、ビール350ml✕2缶にお銚子1本だが、ずっと節制を続けているせいか、酔いが早い。

 21時過ぎに2人分の布団を敷きに行ったら、一瞬よろけて尻餅をついてしまった。階下にけっこう響いたらしく、長男が心配して見にきた。
 布団の上だったので大事には至らなかったが、布団敷きは酒を飲む前にやっておくべきだったと反省。今年の秋には後期高齢者の仲間入りとなる。いろいろな意味で身の程を知るべきだ。


 元旦の朝が明け、早起きした長男は、このところ習慣にしているという散歩に出かけたらしい。近隣のスポットから撮ったという初日の出の写真を見せてくれた。
 9時近くまで寝ていた私はすっかり出遅れたが、なかなか見事なので掲載しておく。


 9時40分くらいから恒例の元旦の宴。昨夜から2日続きだが、年に一度の無礼講である。昨夜のこともあり、アルコールはワイン2杯で自重した。
 孫娘がいないので、実に静かな正月である。年賀状も卒業してしまい、届いたのは3枚のみ。昼近くに雑煮を食べたら眠くなり、居間のベンチで延々とうたた寝。


 珈琲タイムには昨夕に焼いておいた梨ケーキを食べる。家族Xmas会に続いて2度目だが、美味しさは全く変わらない。砂糖煮にした梨を冷凍しておけば、かなり長く食べられると学んだ。

 よほど居心地がよかったのか、夕食後に帰る予定だった長男が、もう1泊したいと言う。食べ物のストックは充分あって、特に問題なし。