2023年8月27日日曜日

酷暑とゲリラ豪雨

 延々と続く酷暑の日々。札幌は8/21から連続7日間の真夏日で、うち3日は35度を超す猛暑日である。36.3度という観測史上の最高気温も記録した。
 関東はもちろん、南の九州や沖縄より暑いほどで、涼しいと思って訪れた観光客が嘆くのもうなずける。

 必要最低限の買物以外に外出せず、その買物もエアコンを利かせた車で素早く済ませる。朝や夕方でも30度を超すので熱中症が怖く、散歩はずっと自重したまま。せめてもの運動不足解消にと、比較的涼しい1階でラジオ体操に励んでいた。
 開放可能な窓は早朝からすべて開け放ち、閉めるのは就寝直前の深夜。入ってくる風は生ぬるいが、それでもないよりはマシだ。
(エアコンも扇風機も相変わらず持っていない)


 調べてみたら、札幌の2021年6〜9月の真夏日(猛暑日含む)合計が27日。2022年が10日。2023年(今年)が現時点で29日(最終的に30日で確定)。 1991〜2020年の平均が年間8.6日なので、一昨年と今年が突出して暑い夏なのは間違いない。
 来年は再び平年値に戻るのか、あるいは酷暑傾向が今後も続くのか?来年になってみないとわからない。ただ、暑さに備えた生活態勢は、ある程度整えておく必要がありそうだ。
 今日も午前中から30度を超えたが、予報通り昼過ぎから天候が急変し、雷を伴う激しい雨となった。ツイッターでは「ゲリラ豪雨」がトレンドになっていて、雨雲レーダーで観察していると、自宅周辺2キロ四方ほどで、一時降雨量が100mm/h近くに達した。
 まさに視界が遮られるほどの激しい雨。テレビによると、近隣では道路冠水や地下室冠水もあった模様。蓋付き側溝経由で雨水が河川に直接放流されている自宅周辺に異常はなく、普段より大きめの水溜りができた程度で済んだ。
 雨のたびに小さな補修を繰り返していた車庫屋根と外壁隙間からの漏水は、昨夕にやったブチルゴムシーリング補修が効いて、この豪雨でも水漏れゼロ。長年の課題をようやく克服できたかもしれない。

 豪雨は15時くらいに収まり、その後は急速に気温が下がった。カンカンに熱くなった大地をなだめて冷やす、まさに恵みの雨だ。
 夕方には22度まで下がって、肌寒いほど。ずっとはいていたハーフパンツを久しぶりに長いズボンに替えた。
 予報では、今後の真夏日はあと2日程度の見込み。遅まきながら、ようやく秋がやってきそうな気配である。

2023年8月23日水曜日

酷暑に草刈機試運転

 予報通り午前中から気温がぐんぐん上がって、8時40分には30度を突破した。前夜も寝苦しく、就寝直前の2時まで窓を開放していたが、防犯面から寝るときには施錠。
 6時過ぎにトイレに起きて、再び窓を開放する。しかし、押し寄せる熱波にはかなわず、室温はたちまち30度を超えた。

 無用な外出は控えるよう熱中症アラートが発令されていて、予定していた食料の買い出しにも出かけず、じっと家に引きこもっていた。
 床下冷気送風装置のある1階にいる限り、エアコンなしでもそれなりにすごせる。足元の温度は29度ほど。暑さに強い妻は31度を超す2階でも頓着せずに自分のPCを操作し、インターネットに励んでいた。
 14時には札幌アメダス観測史上最高の36.3度を記録。地球はこれからどうなってゆくのか?我が人生はもはや残り少ないが、まだ先のある子や孫たちの行く末が心配になってくる。

ベルトは古い草刈機から転用

 先週末にアマゾンに注文してあった充電式草刈機が月曜に届いたが、その日は内容の確認のみ。翌日にようやく組み立て、バッテリを満充電して動作確認までした。
 今日は壊れた電動草刈機から取り外したベルトを新しい草刈機でも使えるようリメイク。暑いが、ちょっと試運転してみたくなり、裏庭に残った雑草を10分間限定で試し刈りしてみた。

 交流電源式の草刈機に比べるとパワーは劣るが、邪魔なコード類がなく、本体重量が2.6kgから1.8kgに減って軽快に作業ができる。モーター回転音はかなり小さくなった。伸縮機能つきで収納にも便利。
 運転時間は無負荷で60分とあるが、予備バッテリーに交換したとしても、モーターの負荷を考慮すると、30分以上の連続運転は厳しいかもしれない。

「LUEDKA 充電式草刈り機」¥7,999
 (タイムセール時に¥6,399で購入)


 明日も35度を超す猛暑日の予報で、意を決して夕方に食料品の買い出しに出る。気温はまだ32度もあり、普段は使わない車のエアコンを断続的に動かし、なんとか無事に終わらせた。
 予報では今週一杯、この暑さが続くらしい。残っている雑草刈りは暑さの間隙をぬってやることになりそう。

追記
 暑さが一段落して、残りの雑草を刈った。気温25度弱で30分連続運転。バッテリ残量やモーターに問題はない。
 ただ、長い草を刈ると刃に草がからんで自然停止する。10センチを超す草は2段階で刈るか、短いうちに刈ってしまうのが得策。非力でも小石は飛ぶので、保護メガネは必須だ。

2023年8月21日月曜日

絵本の糸とじ修復

 今年度9度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日だった。10時少し前に到着し、この日の参加率は60%。あれこれ忙しいが、年度が変わってから皆勤を通している。
 5類に変更になったとはいえ、社会の諸活動にはまだまだコロナ禍の影響が少なくない。感染リスクが比較的少なく、費用負担が発生しない社会活動として、自分には貴重な場だった。

 持ち越しの補修本はなく、前回終了前に係員と相談済みだった絵本の修復に取り掛かる。
 糸が切れてバラバラになった4つの丁合(2枚を二つ折にし、8ページ分が1セットになっている)をまとめる難しい作業だった。
 方針として、8ページ分の糸を止め直すのではなく、計32ページをまとめてとじる「糸とじ方式」でやることに決まっていた。


 まず表紙と本体をカッターで切り離す。次に離脱したページを透明カバーで暫定補修した部分、計7ヶ所を剥離液ですべて外した。
 続けて32ページ分をまとめて整え、ダブルクリップで仮固定。はみ出した糸を切り捨て、わずかなページのズレは紙やすりで均した。

 糸とじ用の穴を鉛筆でマーキングし、持参の千枚通しで開ける。穴の間隔は前回と同じ2センチで、位置は背から3ミリだ。


 糸とじは持参の革工芸用の針でやるつもりが、先端が太すぎて製本には使えなかった。針は前回と同じものを使い、糸はタコ糸よりやや細い「絞り染め用くくり糸」を2本取りで使うことになる。
 慣れてきたこともあって糸とじは簡単に終わり、背の部分に寒冷紗を幅50ミリで切ってビニダイン接着。左右のはみ出し部は前回と異なり、本体ではなく表紙に接着することに。

 ボンドを極力薄めずに使ったため、短時間で乾いた。
 本体と表紙をつないで補強し、同時にとじ糸と寒冷紗を隠す紙を見繕う。見返しに近い薄緑の封筒があり、幅58ミリに切ってボンド接着したが、紙厚が薄いせいか、接着に失敗した。


 切り直して再挑戦するも、今度はシワが発生して仕上がりが美しくない。反対側は紙ではなく、表紙と本体にボンドを塗って貼ったら、今度はうまくいった。シワの出た側を貼り直したいが、紙のストックがない。いずれ別の紙で貼り直したい。

 最後に怪獣の立体絵本の修復を再度やる。脱落したパーツが見つかり、前回担当した関係で、追加の修復をすることになった。
 飛び出す絵本は子供にとって面白いに違いないが、人気に比例して壊れる頻度も増える。今後も修復は発生しそうだ。

2023年8月18日金曜日

血圧に黄信号

 2日続きの検診日。今日は年に一度ある市の集団健診で、血圧や肺レントゲンなど、昨日とは異なる総合的な検査を行う。
 場所と日程は多数ある市内の会場から自由に選べるが、近いが混雑する近隣の地区センターは避け、多少遠くても空いている小さめの地区会館に最近は行っている。

 今回は3キロほど離れた地区会館を選んだ。駐車場が狭く、近くのスーパー駐車場に車を停めて、そこから歩いた。
 健診は9時半から始まっていて、やや遅れて10時25分に到着。思惑通り、会場はガラガラに空いている。受付で問診票に記入し、採尿、採血、身長&体重&腹囲測定、血圧測定、医師の問診と順に進む。
(採尿と採血は昨日もやったが、測定項目が異なるので転用は不可)


 何も問題ないはずだったが、思いがけず血圧測定で引っかかった。140/81と、最高血圧が基準値130よりかなり高い
 深呼吸して2度測っても変わらず、規定により、心電図と眼底検査も受けることになった。極端に高いわけではないが、保健所での講習など、今後なんらかの指導措置があるかもしれない。
 自己負担額600円を払い、最後に屋外にあるレントゲン車で胸の撮影をして終了した。

 血圧は2ヶ月ほど前に自宅で測った際、上が140になったことがあり、運動やストレッチなどで120前後まで下がっていた。
 納得できずに帰宅後、自宅の血圧計で再度測ってみると、106/67と何ら問題ない値。数時間でこれほど差がでる理由がわからない。


 血圧を下げるには減塩と運動が効果的で、夕方の涼しくなったころを見計らい、裏庭周辺の草刈りを行った。
 ところが、先日の暑い日に定格時間を大幅に超す運転をして調子の悪かった電動草刈機が、ついに全く起動しなくなった。一部分解して調べたが、直る気配はない。モーター焼損の可能性が高い。

 7,580円で購入し、故障なしで14シーズン使ったので、とっくに元はとっている。ひとまず草刈り鍬による手作業に切り替えたが、30分で汗まみれになり、ギブアップ。機械だけでなく、人間にも定格時間はあるらしい。
 雪かきと同様に、草刈りも手作業へと全面変更する考えもあるが、調べてみると充電式の軽快な草刈り機が、いまは6千円台で変える。よく考えて結論を出したい。

2023年8月17日木曜日

前立腺ガンの検査

 前立腺ガンの検査で泌尿器科へ行った。 大腸ガン転移を調べるエコー検査で腎臓結石の疑いを指摘され、紹介されて精検を受けに行ったのが1年前のこと。
 わずかな前立腺肥大と前立腺結石を指摘されたが、治療を施すほどではなく、同時に受けた前立腺ガン検査の数値にも大きな問題はなかった。ただ、年齢が年齢だけに、年に一度は前立腺ガン検査を受けたほうがよいとの診断である。

 その1年が経過し、健康保険の自己負担率が20%になるのを待って、電話で検査の予約をした。


 予約時間は11時だったが、30分前の来院を求められた。やや出遅れて、到着は10時35分。胃や大腸の検査とは異なり、検査前の食事制限はない。
 お盆休暇直後とあって病院は大混雑していたが、受付して10分後くらいに採血と採尿がある。
 持参の文庫本で時間をつぶしていたら、30分後の11時25分に診察室に呼ばれた。検査結果がわかるまで1時間はかかると聞いていたが、1年前の再診とあって、優先してくれたのかもしれない。
 結果は前立腺ガンに関わるPSA値が0.645(昨年は0.633)。この数値が4を超すと要注意のようだ。同時に受けた尿検査も含め、大きな問題はない。
 ただ、今後も「要経過観察」であることに変わりはなく、1年後も同様の検査をする。来年はCTスキャンによる腎臓〜尿管〜膀胱周辺の結石検査も同時に実施することになった。何かとわずらわしいが、胃腸系に比べると身体の負担が少ないのが救いか。
 11時45分に終わって、費用は1,750円のカード払い。8月から始まった病院&検査月間スケジュールのうち、2つ目が終わった。

2023年8月14日月曜日

お盆昼食会

 11日からお盆休暇で帰省していた次男が、勤務地に戻る日だった。独身なのでお盆の3日間は出社することが多く、休暇の前倒しは例年のことである。
 前日までキャンプに行っていた長男一家との交流はスケジュール的に難しく、今回は中止になりかけたが、次男とネットゲームを通して仲が良い孫娘が、「オイタン(次男)に会いたい」と言い始め、車で出発する午後までの短い時間、我が家に集合することに急きょ決まった。

 9時半に次男が車で長男一家を迎えに行く。我が家に到着後、供え物をして全員が仏壇にお参り。来訪したばかりの姪の写真やアルバムを囲んで、しばしの従兄弟歓談となった。
 11時半に私だけが抜け出し、はま寿司に向かう。この日は時間の都合でBBQはやらず、寿司をふるまうつもりでいたが、あいにくお盆期間中はお好み寿司のテイクアウトができない。電話で問い合わせ、店に行って頼んだ寿司を持ち帰ることが可能と知った。

カウンター席で寿司をパッキング中

 お盆にもかかわらず、店は意外に空いている。事情を話してカウンターの片隅に座り、事前にリストアップしておいたメモを元に、寿司19貫をタッチパネルで次々と注文した。
 コロナ禍以来、寿司はテイクアウトに切り替えたため、店で注文するのは数年ぶり。寿司は回転式から注文した席にレールで直接届くシステムへと変更になり、作りたてが確実に届いて間違いがない。

 あっという間に注文分が届き、タッチパネルで精算。伝票カードを持って会計へ行き、クレカで支払いを済ませた。
 普段はテイクアウトで消費税は8%だが、今回は店で食べた扱いとなり、10%になる。いまひとつ釈然としないが、ルールはルールだ。


 12時に家に戻ると、「従兄弟トーク」はまだ続いている。お盆ということもあり、昔話に浸るのは必然だったか。
 さっそくみんなで寿司を食べる。アルコールを飲んだのは長男だけで、他はノンアル飲料か麦茶。すっかり寿司好きになった孫娘は、マグロ、サーモン、鉄火巻などの好物を機嫌よく食べていた。

 14時に早めのオヤツを食べ、15時半にはお開き。長男一家は次男の車に同乗し、一緒に帰った。
 9日の姪の来訪から始まり、慌ただしいお盆休暇だったが、無事にお接待が終わって平穏が戻った。少しゆっくりして週末から始まる各種検診に備えたい。

2023年8月9日水曜日

姪の墓参り

 インターハイに出場する我が子の応援で、遠方から姪(三姉の長女)が北海道にやってくると、2ヶ月ほど前に連絡があった。会場は旭川だが、めったにない機会なので、途中で抜け出して札幌にある我が家の墓参りをしたいと言う。
 霊園は札幌南部の山間部にあり、地下鉄やバスを乗り継いで行くと相当の時間がかかる。この種の要請はすべて私が車で案内していて、今回もそうすることにした。

 数日前からメールでやり取りし、以前の実家近くの地下鉄駅出口で待ち合わせることになる。自宅から霊園に至る経路の途中にあり、時間的ロスがない。短時間なら停車可能な区役所降車スペースもあった。
 13時10分に合流し、途中にあるスーパーで姪が供花を購入。14時前には霊園に着いた。
 30度を超す暑い日だったが、お盆間近とあって、霊園はそれなりに混雑していた。普段はみかけない誘導員も随所に配置されている。


 5月末に妻と来たばかりだが、姪にとっては初めての墓参。(姉は父七回忌のあった2014年に済ませている)お墓の清掃や供花などをやってもらい、ロウソクと線香を立てて焼香。「〇〇さんが来てくれたよ」と、私からも声をかけた。
 父と母がまだ若かった頃に生まれた孫で、当初は実家から歩いて数分の場所で暮らしていた。その後遠方に引っ越したあとも手紙や電話での交流が長く続き、7人いる孫の中ではもっとも強いつながりがあったように思える。
 母が亡くなった時期とコロナ禍とが重なり、葬儀の参列はできなかったが、ようやく思いが叶って、父母も喜んでいたに違いない。いい供養になった。
 終了後は我が家に移動し、15時40分に到着。姪は20年ほど前の新婚旅行の折に来ているらしいが、当時はブログの記録もなく、私の記憶はあやふや。
 英語と家庭科の中学教師をしている姪は好奇心が強く、話題も豊富。家の内外をまず案内し、古いアルバムを引っ張り出して懐かしい思い出話や、親から子、そして孫へと脈々と伝わる長くて深い思いに至るまで、お茶や夕食を囲みながら延々と話しこんだ。


 夕食メニューは道産の黒千石大豆を使った炊き込みご飯、鶏肉とジャガイモの揚げ物、酢だこ、高野豆腐と切干大根の煮物など。寿司や刺身はなかったが、妻と私とで作った料理は、なかなか美味しかった。

 食後も話はつきず、ふと思いついて冷凍庫にある手作りのラズベリーアイスクリームをふるまう。孫娘専用になっているが、作ったばかりで在庫は十分。紙コップからガラス食器へ移し、庭からミントを採ってきてトッピングすると、立派なデザートに変貌した。
 自分で食べるのは久しぶりで、暑さのせいもあって甘さと風味は格別。外の店では食べられない貴重な味に、姪にも喜んでもらえた。

 翌日の移動のこともあり、21時にお開き。3年後に実施予定の母七回忌での再会を約束し、最寄りの地下鉄駅まで送り届けた。
 姪とは父三回忌以来、13年ぶりに会ったが、2児の母として、一社会人として、確かな人生を歩んでいるように感じた。流されがちな日常のなかで、とてもよい刺激になった。

2023年8月8日火曜日

スケジュール管理

 スケジュール管理は、Googleカレンダーと100均ダイソーの卓上カレンダーを併用している。
 メインで使っているのはGoogleカレンダーで、刻々と変化する日々の予定をはじめ、家族の誕生日や父母の命日、結婚記念日、車検満了日などの確定イベントを入れてある。
 変わったところでは、毎月第2日曜の町内会資源ゴミ回収日、年4度と時期を決めてある灯油配達日、PCの定期バックアップなどの予定も入っている。

 決まった期日のほか、「3ヶ月に1回」「4年に1回」など、気の長いスケジュールも設定可能。予定の前日にはメールで親切に教えてくれ、設定により他のPCやスマホなどでも同じ情報が共有されるから、忘れる心配はない。

Googleカレンダーより

 デジタル的なGoogleカレンダーに対し、アナログの極致ともいえる卓上カレンダーは、もっぱら生活情報記録として使っている。
 たまに測る体温や体重などの数値、屋内に発生した蟻の数、採れたラズベリーの数、給油した灯油の量と価格etc…。
 卓上カレンダーは同じものを過去3年分保存してあり、「昨年はいつから蟻が出没し始めたか?」などが容易にわかる仕組み。ブログよりも簡単に検索可能な生活アーカイブ記録なのだ。
 先日やってきた孫娘が、この卓上カレンダーを見つけ、「私の誕生日が書いていない」と不満気に訴えた。
「そこには終わったことしか書いてないよ。これからのことは、パソコンに書いてあるよ」とPCからGoogleカレンダーを開いて該当日を見せてあげた。
「◯◯誕生日」とある予定をクリックすると、テキスト文と共に誕生ケーキが描かれた美しい背景が表示され、孫娘は満足した様子。

 実はGoogleカレンダーの予定には、背景イラストが表示されるものとされないものがある。
 調べた限りでは、「誕生日」「キャンプ」「ライブ」「歯科」「Xmas」「ハロウィン」「朝食」「昼食」「夕食」は、内容に応じた美しい背景が表示される。なぜか「本の修繕ボランティア」も対象で、どうやら「本」という情報に反応するようだ。
 対して「命日」「旅行」「歯科以外の病院」「各種祝日」は、愛想のないテキストのみ。規準がよくわからないが、PCだけでなく、スマホでも同様の背景が表示されるので、利用している方はぜひお確かめを。

2023年8月7日月曜日

図書修理専用の接着剤

 今年度8度目の地区図書館、本修繕ボランティアの日。5週間ぶりの活動で、夏祭りや第5月曜が重なったりし、間隔が空いた。(活動日は第1、第3月曜)
 9時50分に到着。参加率60%と少なめだった。補修対象の本が大量に溜まっていて、まずは継続中の絵本修復から始める。

 補修の繰り返しでページが不揃いになった絵本をいったん解体し、体裁を整えてから強固な糸とじに変更。寒冷紗で補強して表紙にボンド固定した。これが過去2回までの作業。
 3度目となる今日は、本体と表紙の間に5センチ幅の紙をボンドで貼り、糸とじ部と寒冷紗を完全に隠しつつ、補強をかねるという作業。係員と相談のうえ、補強に使う紙はグレー系の厚紙に決まった。


 5センチ幅で切って、折り目となる筋をスクレイパー先端で縦につける。図書修理専用の接着剤(ビニダイン)を筆で全面に塗り、すばやく貼りつけた。
 以前は水で薄めて貼っていたが、扱いやすくなる反面、乾くまで時間がかかるという難点があった。薄めるのは最低限とし、つとめて原液で塗るようにした。
 完了後はダブルクリップで固定。2時間後には、ほぼ乾いていた。
 続けて恐竜が主役の立体絵本の修復をする。ページを開くと様々な怪獣が飛び出してくる楽しい仕掛けがあり、子供たちが面白がって何度も開くせいか、パーツの脱落が激しい。

 完全脱落したパーツを接着剤で再固定したり、一部は透明ブックカバーで補強した。動作部の破れたページは原寸型板を作って補修パーツを作り、接着剤で固定。
 ただ、脱落したパーツが見当たらないページも複数存在した。1冊しかない絵本で復元は難しく、作業はここまで。


 その後、ページが脱落しかけた文庫本を補修したり、小口部分に茶色いシミがついた本を紙やすりで清掃したりする。

 お昼近くになり、参加者はじょじょに帰り始めた。2週間後の次回にむけ、補修を繰り返してページ全体が不揃いになっている絵本の修復計画を係員と共に練る。
 検討のすえ、今回終わらせた絵本の「糸とじ方式」でやる方針が決まる。作業は複雑になるが、美しく強固に仕上がる。貸し出しを繰り返して傷みやすい絵本の修復には絶好なのだ。

2023年8月5日土曜日

病院&検診月間

 昨年末に行ったきり、ずっとごぶさただった皮膚科に昨日行ってきた。毎日使う爪水虫の薬「ルコナック」は先月上旬に切れていたが、妻が別の皮膚科で同じ薬を処方されている。健康保険証が切り替わる8月まで、妻の薬で凌いでいた。
 以前にもふれたが、実家不動産売却で一時的に所得が増え、昨年度はさまざまな税金が増えた。健康保険の自己負担率もその例外ではなく、元の2割負担に戻るまで、通院は極力控えていた。

 とはいえ、イノチに関わる場合は例外である。昨秋の胃ガン手術と入院がその典型で、入院保険もない状況下で、甘んじて3割負担を受け入れた。

 コロナが回復傾向のせいか皮膚科は混んでいて、薬が処方されるまで2時間ほどもかかった。待合室で大きなクシャミをする人が複数いて、コロナ感染の恐怖に襲われた。まだまだ油断はできない。

 爪水虫はよくも悪くもなっていず、長く使ってきた「ルコナック」が、今回から新開発で強めだという「アスタット」という薬に変わった。医師からは昨秋に内服薬を勧められていたが、同じ時期に胃ガンの主治医から、肝機能数値がよくないと指摘されている。
 水虫の内服薬治療は、肝機能に悪影響を及ぼす場合があると言われていて、妻は事前の血液検査で引っかかり、断念した。私の場合も当面は避けるべきだろう。

 ついでに頭の中に発生している老人シミも処置してもらう。液体窒素による冷却で、以前にやってもらって大幅改善してはいたが、最近になって再発した。2〜3週間おきにしばらく通院の必要がある。
 いろいろやって治療費1,570円、薬代420円と安く済んだ。

 今月から来月にかけ、前立腺がん検査、市の集団健診、胃ガン&大腸ガンの転移検査、胃ガン&大腸ガンの内視鏡検査などを断続的に行う予定になっている。これに前述の皮膚科治療と、もしかすると歯周病が進んだ歯の抜歯が加わる。
 コロナ感染のリスクが格段に高まる病院通いは極力避けたいが、病気の放置も怖い。悩ましいが、なるべく空いている時間帯をねらって通うしかなさそう。

2023年8月4日金曜日

投稿の新境地

 5ヶ月ぶりの新聞投稿が採用になった。以前に比べて投稿意欲は下がっているが、今年は2本投稿していずれも採用。結果は悪くない。

 7〜8月は「夏の涼味」と題したテーマコーナーがあり、さまざまな投稿で賑わっていた。読み進むうち、新しいスタイルの投稿をふと思い立つ。よくあるエッセイふうや意見提言ではなく、掌編小説ふうの切り口で綴るのだ。おそらく過去に例はないが、うまくゆけば投稿の新境地を切り開ける。
 テーマは中2のときに同じクラスになり、急速に仲良くなったS君に関する思い出話だ。


 5人兄弟の長男だったS君は、家計を助けるために新聞配達をやっていた。日々を漫然と過ごすだけの私には、彼がすごくオトナで眩しく見えた。少しでも近づきたくて、夕刊の配達を手伝ったりした。
 夏になって「家に遊びに来いよ」と誘われた。喜んで行ってみると、S君は自分で木造住宅の屋根裏を改造し、個室にして使っていた。
 自分の部屋がないことを不満に思っていた私だったが、親をあてにせず、自力で軽々と問題を解決してしまう彼を心底すごいと思った。

「俺が稼いだ金で買ったんだ。遠慮しないで食え」と、S君はたくさんのお菓子と冷たい井戸水で作った粉末メロンソーダを並べてくれた。上にクリームも浮いている当時の人気商品で、欲しくても我が家では買ってもらえない。
 小さな弟や妹がテーブルを囲み、じっとお菓子を見つめている。(自分には食べる資格がない…)そう思い、「お腹空いてない」とウソを言って、メロンソーダだけ飲んだ。お菓子はあとで兄弟仲良く食べるだろう。それでいい。
 初めてのメロンソーダは美味しかった。S君がくれたかけがえのないごちそうだ。

 のちに私が新聞配達などのアルバイトを始めたり、欲しいものは自分で作り、あるいは稼いだ金で買うという発想にたどり着いたのは、S君の影響が大きい。青春期の友人は、ときに自分を育ててくれる。

 今回の投稿は、以前に150枚ほどの小説にまとめた一部分を切り取って再構成したもの。投稿なので創作は一切なく、すべて事実である。
400字という制限のなかでも、ひとつの世界は創れるはず》と試みたが、書き終えたあとの手応えはあった。評価されたことは喜ばしい。

2023年8月3日木曜日

モバイル通信と格闘

 スマホを購入後、3ヶ月が経過した。その間ずっとWi-Fi接続で使ってきて、特に不自由はなかったが、今後のためにWi-Fiのない環境でもちゃんと使えるか、試しておくべきと考えた。
 設定からWi-Fiをオフにし、インターネットに接続すると当然つながらない。「インターネット」から「SIMを使用」をオンにし、「モバイルデータ」をオンにした。これでモバイルネットワーク経由でインターネット接続が可能になるはずだった。

 ところが、全くつながらない。1ヶ月2Gまで基本料金内で使えるデータ量もゼロのまま変化がない。これはどうしたことだ?
 各種設定をあれこれ試すが、状況は変わらない。SIMカードを抜いてみたり、電源を切って再起動をかけたりするが、無駄だった。
 半日が経過し、(これは手に負えないかも…)と思い始めた。自宅外でスマホをネット接続する予定は当面なく、緊急性は低い。盆休みにやってくる息子たちに聞けば、解決策がわかるかもしれない。

ようやくつながってモバイルデータ量が増え始めた

 翌日になって、もう一度自力でやってみる気になった。使っているのは日本通信SIMで、「日本通信SIM」「モバイルデータ通信」「できない」と検索をかけると、ようやくそれらしいサイトにたどり着いた。
 理屈はよくわからないが、モバイルデータ通信をやるには、「APNの設定」なるものを最初にする必要があるらしい。サイトには詳しいやり方が記してあり、よく見るとなんのことはない日本通信SIMのオンラインマニュアルだった。

 指示通りに「APN情報」なるものを設定して再度トライし、ようやくつながった。もしかすると(自分には当分必要ない)と勝手に判断し、マニュアルを見落としていたのかも。
 大手SIMの場合は最初からAPNが設定されているが、格安SIMの場合は自分で初期設定する必要があるとか。ともかくも自力で乗り切ったが、自分には難易度が高かった。

2023年8月2日水曜日

すし券の使える店

 1年前にテレビの視聴者クイズで当たったすし券がある。積丹までドライブがてら寿司を食べに行くつもりでいたが、このところ相次ぐ重大交通事故のせいで、長距離運転が怖くなった。事故のリスクを引き換えにしてまで、寿司を食べに行く必要はない。
 方針変更して近場の寿司店をネット検索。車で15分ほどの店ですし券が使えると知る。寿司好きの妻は、いつもの回転寿司とは違う本格寿司が食べられるとあって、一も二もなく賛成だった。

 ランチメニューがある時間は11時半〜14時。事前に電話してすし券が使えることを確かめ、カーナビにも登録を済ませた。
 13時到着を目標にし、11時半に家を出た。先に2店で定番食料品の買物を済ませ、着いたのは13時10分という程よい時間。


 先客が帰った直後で、店に客はいない。小上がりに座って妻は並寿司1,200円を、私はBランチ1,100円を頼んだ。どちらにもソバの小椀がついている。
 冷たい煎茶で喉を潤しつつ待つと、10分ほどで運ばれてきた。妻の嫌いなエビと、私が苦手なイクラ軍艦を交換。サーモンも妻にあげた。
 イカが少し硬かったが、ネタはどれも新鮮で美味しい。いつもの昼食と比べて量が多すぎて食べきれず、新香巻き4つを持参の透明チャック袋にしまって持ち帰ることにした。

 すし券は500円単位でお釣りはでない。2千円をすし券で、300円は現金で支払った。すし券はまだかなり残っているが、使える店は意外に少ない。買物ルート内にある寿司店をもっと探そう。

2023年8月1日火曜日

ウッドデッキ部分補修

 2011年に柱の腐食で全面的に改修工事を施したウッドデッキ柱と梁のうち、北側にある柱の一部が腐食し始めた。前回の交換補修が築後11年目で、時期的には傷み始めてもおかしくない。

 洗濯物を干していた妻から「柱にダンゴムシがいる!」との指摘が先日あり、調べてみたら洗濯用物干しポールを支持するために切り欠いた斜め梁の一部が腐り、ダンゴムシの餌食になっていた。
 腐食部をノコで切り取って応急処置。その後猛暑が到来し、しばし様子を見ていたが、昨日から暑さが幾分和らぎ始めたのを機に、一気に補修をした。

11年前に交換した直後の柱と梁

 反対側の斜め梁に異常はないが、同じ構造だと切り欠き部に雨水が溜まりやすく、防腐塗料を塗ったとしても腐りやすい。そこで構造を改め、金属製金具で物干しポールを受けることにした。

 手持ちの金具をやり繰りし、棚に使っていたL字金具をコーススレッドで止めて使うことにする。ときどき取り外して冬のツララ落としに使ったりするので、完全固定は不可。微妙にゆるくしてやる必要がある。

補修前の斜め梁端部

 イメージ通りに完成し、不要になった斜め梁の端部を切り捨てる。小口には防腐剤として木酢液の原液を塗った。

 結果として物干しポールは以前より11センチほど低くなったが、いつも背伸びしたり、時に台に乗ったりして洗濯物を干している妻にとっては、程よい高さであろう。


 実はウッドデッキのパーゴラにも一部腐食を見つけた。遮光ネットを張る時期だったため、取り外すまで補修は先送りしている。緊急性は低いが、冬が来る前には交換補修するつもり。