2023年5月30日火曜日

ハードディスク再利用

 MacBook Proの充電アダプタ故障により、代替えで使った古いMacBookに致命的な欠陥が見つかり、処分することにした。
 本体は捨てるしかないが、内蔵のハードディスクには問題がなさそうで、再利用できそうに思えた。廃棄パソコンにHDDが存在しないのは、セキュリティ面からも好ましい。

 本体を分解して取り出し、HDDケースを新たに買って装着すれば、USB外付けハードディスクとして使えることは知っていた。
 容量は250GBでそう大きくはないが、メイン機であるMacBook Proのバックアップ用としてなら、充分足りる。



 情報収集すると、楽天ショップで以下の製品が送料込み750円で入手可能だった。

・2.5インチSATA、9.5ミリ厚以下をサポート
・出力:USB3.0、転送速度5Gbps
・MacOS8.6以降、USB3.0ケーブル付属
・電源不要、工具なしで着脱可能

 厚さがはっきりしないこと以外、すべて適合している。まずはネット情報を頼りに本体を分解し、ハードディスクを取り出した。
 すると厚さは9.5ミリと判明。使えるとわかり、ただちに注文した。製品が今日届き、さっそく装着を試みる。



 ところが、ケースにHDDがどうしても入っていかない。よく調べると、MacBookに取り付けるための金具4本が邪魔になっている。
 外そうとするが、固定するビスのネジが特殊で分解不可能。想定外の事態にあわてたが、頭をプライヤーで強くはさんで強引に回したら、ようやくとれた。

 端子部分を装着し、ケース内にセット。蓋の裏側に付属のスポンジを貼り、蓋を閉めてケーブルを挿すと使える状態になった。
 MacのUSB端子に接続すると、あっさり認識した。古いデータが残っているので、Mac標準のディスクユーティリティを使い、1時間かけて完全初期化を図る。


 その後、Time Machine(タイムマシン)を使ってMacBook Proのバックアップファイルを作成した。
 これまでMac miniの空き領域を利用して保存してきたが、専用ハードディスクがあれば操作は簡単になり、USB3.0ケーブルなら転送スピードも改善されるはず。

 手順にこれまでと大きな違いはなく、保存先として新たに外付けHDDを選択。今回は「暗号化」にもチェックを入れた。作業完了後の予想サイズは141.07GBで、初回の145GBと大差ない。
バックアップを自動作成」をチェックすると作業開始のはずが、なぜか作動しない。メニューバーに表示させて「今すぐバックアップ作成」を選ぶと、ようやく始まった。


 ゼロの状態から始めたが、わずか55分で作業完了。初めてやったときは2時間かかったから、半分以下だ。作業中の新たなファイル作成は避けたが、ネット閲覧は普通にやれた。
 結果的にバックアップ容量は112.7G。まだ140GBの容量が残っており、当分は使えそう。機材セットの煩わしさがなくなり、作業時間が格段に短縮されたのがうれしい。

2023.10.1 追記
 専用HDDに換えてから2度目のバックアップ。18分で作業を終えた。ファイル等の大きな増減はなく、HDD残量は132G。前回から8Gの減少で済んだ。

2024.1.31 追記
 専用HDDに換えて3度目のバックアップ。作業時間は28分。今回は古い画像ファイルの整理や新たなアプリのインストールなどあり、所要時間がやや増えた。HDD残量は125Gで、前回から7Gの減少。