地区図書館、本修繕ボランティアの日である。10時30分に到着すると、参加者は私を含めて6名と少なめ。
ページがバラバラになった本の修理を継続する。自宅での持ち帰り作業を含め、通算4度目の作業。今日こそは終わらせたい。
前回の作業で交換した見返しと表紙は完全に固まっていた。古い透明カバーを外した表紙を装着し、全体を新しい透明カバー(ブッカ)で覆ってしまうのがこの日の作業予定。
度重なる修復で本体が2ミリほど膨らんでしまい、アイロンをかけて表紙の折り目を外側に移動して調整することになっていて、係員のAさんが持参したアイロンで作業をすでに終えていた。
表紙折返し部分の1ミリ外側に予めスクレイパーでスジをつけ、折り目を外側に移動させる。非常にデリケートな作業だったが、オリジナルCDの歌詞カードを作る際の手順を応用した。
思惑通りに収まって、全体を再度清掃する。苦手な透明カバーかけも無事に乗り切った。
長い時間と手間を要したが、ノコを使った初めてのページ補修作業も成功し、本は見違えるように蘇った。想像以上の出来映えに、担当のAさんも喜んでいた。
帰宅後、昼食をとると疲れが押し寄せ、居間ベンチで30分ほど仮眠。その後も15時近くまでゴロゴロしていた。本修繕ボランティアの日はいつもこんな感じで、加齢に伴う体力の衰えを痛感する。
珈琲タイムののち、気を取り直して家庭菜園の掘り起こし作業をやる。昨日からイヤイヤ始めたが、まだ半分残っていた。石灰と肥料を撒いたあとは時間をおく必要があり、月末あたりに種を蒔くためには、そうゆっくりはできない。
腰をかばいつつやって、18時までにすべて終わらせた。必要な量の石灰をまんべんなく散布し、ようやく一段落。1週間後に肥料として鶏ふんを撒く。
日々やるべきことは延々と続くが、何もやることがない日常より、ずっといいに違いない。