2023年5月8日月曜日

ホウ酸団子を試す

 今年は室内でのアリの出没が例年より多く、超音波式害虫駆除機や床下土間コンクリート隙間への熱湯注入、ホウ酸を主成分とするアリメツの使用など、撃退策をいろいろ試みた。
 久しぶりに使ったアリメツで台所周辺からは姿が消えたが、最後まで残ったのが居間床下。各種対策を繰り返してもなかなかアリの姿が消えず、初めての措置として「ホウ酸団子」を試してみた。

 シロアリ、黒アリ、防腐防虫、ナミダダケ、防カビなど広い範囲に効果のあるホウ酸は、3月に発覚した土台&柱の防腐対策として使ったばかり。買った500gのうち、まだ200gを残している。
 ホウ酸団子の作り方はネット上に多くの情報がある。ゴキブリ対策で使われることが多いが、今回は黒アリに限定し、以下の要領で作った。

ホウ酸団子(20%)
・材料:ホウ酸10g、小麦粉25g、蜂蜜5g、水10g
・ホウ酸と小麦粉を先に混ぜ、蜂蜜と水は最後に加える。
・適当な大きさに丸め、2日間天日で乾燥させる。
・アリの出そうな場所に置く。
・毒性が強いので、ペットや子供の口にふれない配慮をする。


 作って床下に置いてみると、それなりにアリが集まってきた。即効性はないと聞いていたが、置いて数日でアリの姿はようやく消えた。
 これがホウ酸団子の効果かどうかは、まだ断定できない。もう少しの見極めが必要だ。

 アリメツもホウ酸を主成分としていて、かなりの効果を発揮するが、時間の経過で乾いてしまうと、アリが寄り付かなくなるのが欠点だった。その点ホウ酸団子は角砂糖に近い形状のため、長く使える利点がある。
 全部で4個作り、アリの出没が多い台所床下と居間床下を中心に配置した。一度作ると1年は使えるという情報があり、アリが活動を始める2月末くらいには、新しいものに入れ替えたい。


 今日は床下を這い回ったついでに、昨年やった床下全体の状態を再確認した。少なくとも見た目での新たなアリの巣は見られず、アリの出現は土間コンクリートの隙間からと思われる。
 昨年見つけて補修した排水管亀裂にも問題はなかった。土台の腐食も見られない。狭くて窮屈だが、床下の定期的な点検は欠かせない。