春間近の暖かさのなか、夕方に気温が少し下がってきたのを見計らい、今冬初めてかんじきを使った散歩を試みた。
かんじきを買ったのは2年前。冬の雪かき作業が終わり、本格的な散歩にはまだ早く、運動不足になりがちなこの時期の健康づくりのためだった。
昨年は記録的な豪雪のせいで3月下旬まで雪かきに追われ、ふと気づくとかんじきの季節は終わっていた。つまりは、2年ぶりのかんじきということ。
かんじきウォークにはある程度の積雪と同時に、解けた雪が夜の寒さで凍って締まり、いわゆる「堅雪」の状態になっているのが歩きやすい条件である。
今日歩いたのは自宅東を流れる川の東岸。西岸は2年前に歩いたことがあり、東岸を歩くのは初めて。いつも通り、かんじきのほかに持参したストックも使い、陥没や木の枝に注意しつつ慎重に歩いた。
雪の状態はまずまずで、かんじきで歩く分には支障がない。人間が歩いた痕跡は皆無だったが、たくさんの動物の足跡が残っていた。
木々はすでに硬い芽を作っていて、確かな春の気配を感じさせる。