ここ数日、昨年分の家計収支を自作のデータベースソフトを使ってまとめていた。
青色申告をやっていた時期の経費帳、売掛帳作成に相当するもので、3年前に事業の廃業届を税務署に提出して以来、法的な義務はない。
ただ、家計の全体像を把握し、問題点をあぶり出すには絶好の手法で、経費帳は支出帳に、売掛帳は収入帳に名称変更し、項目を追加するなどして継続している。
昨年分は実家売却と分割相続により、各種税金が一時的に増えるという特殊事情があった。さらには予期せぬ胃ガン手術と入院で医療費負担が増大するという事態も重なった。
これらの支出は、住宅の大規模修繕や車の購入のように特別会計とする考えもあったが、税金や医療費は平常時もかかっている項目。特別会計として切り離すのは逆に不自然だった。
結局使った金額をそのまま計上。終わってみれば予想通り税金と医療費の項目が突出したが、他項目はここ数年と大差ないか、逆に減っている。特殊事情を排除して試算すると、一昨年に達成した「年間100万円生活」と変わりない数字と判明した。
収入面では新たに始めた小口の不動産投資の配当金が増え、わずかに増加。トータル収支ではマイナスとなったが、その幅は想定よりも小さかった。
今年の見通しとして、税金関連の支出は年度をまたぐ負担分が多少は残るが、おおむね平常モードに戻る見込み。
医療費も定期的な検診だけで済むはずと思いたい。諸物価高騰のあおりで食費や光熱費の上昇が予想されるが、日々の節減努力のかいあって、いまのところ従来のペースを死守している。
収入面での大きな増減はない見通しで、今年もどうにか家計破綻せずにやっていけそうな気がする。