春間近になり、厳寒期に発覚した玄関ドア枠の劣化したゴムパッキンを再点検していたら、南側のドア枠下端に小さな穴が見つかった。数年前にコーキング剤で塞いだ記憶があり、場所は当時と同じだ。
穴が大きくなった気がし、いったんコーキング剤を取り除いてみると、なんとしたことか、穴が内部で大きく広がっている。
マイナスドライバーで探ると、木枠の表面はかろうじて残っているが、中はスカスカ。木部が完全に腐食していて、土のように黒く変化している。想定外の事態にあわてた。これが3月10日のこと。
その後数日かけて穴の内部を詳細に調べると、腐食部は予想よりも大きく、ドア取り付け枠や土台水切、さらには土台の一部にも及んでいるらしいことが判明した。
壁をはがしてみないとはっきりしないが、土台の上に載っている柱も腐食している可能性が高い。(ドア本体は問題ない)
場所は南東の角で玄関土間コンクリートで囲まれた端部。他の土台部分を内側から点検したが、特に問題はない。木製ドア枠下端から発した限定的腐食であることは明白で、建物の温度としては最も条件が悪く、風雨に打たれて木材湿度が高くなりそうな位置だった。
防腐剤注入土台を用い、地面から1メートルまでの木部には防腐塗料を塗ってあるが、建築後すでに24年が経過していて、条件次第では腐食してもおかしくない。
想定外の胃ガン発覚や次男の腫瘍手術など、このところ悪いことが重なっていて、ひとつ片づいたと思ったとたん、またまた新たな問題出現だった。我が人生は想定外の連続なのか。
嘆いていても仕方なく、日々問題点を探り、解決策を考えている。まずは壁の一部を内側から外し、患部(腐食部)がどこまで広がっているかを明確にすることだ。
柱の下端まで腐食が広がっていると仮定し、取り外しや補修方法、復元までを考えなくてはならない。2018年9月の台風被害とその後の車庫解体&建て直しほどではなさそうだが、試練はしばし続く。