きっかけは昨年12/1から始まった新電力の値上げ。新料金体系は固定従量料金(15.41円/kWh)に30分毎に変わる変動電源料金を加えたもの。しばらく様子をみてみると、安い時間帯は正午前後の数時間のみ。使用頻度の高い夕方や朝は料金が高く、平均すると45〜50円/kWhくらいの感触だった。
(翌日に1月分請求書が届き、当月の料金は50.3円/kWhで確定)
新電力に変えたことで年間2万円近くも安くなり、計10万円ほど節約できたが、その恩恵にも終わりのときがきたらしい。
ここ数年の年間使用電力量は1,800kWh前後で安定している。現状の新電力だと、年間電気代は81,000〜90,000円になりそうだった。
北電・従量電灯B料金(30A契約)に変えた場合、料金の時間変動はなく、年間電気代は70,000円程度。新電力の予想値よりかなり安い。
今年1〜9月に実施される電気料金緩和対策は新電力も北電も同じ。北電は経済産業省に値上げを申請中で、早ければ4/1から料金が改定される。
先が見通せずに悩んだが、上限がない変動電源料金の不安定さを考え、ひとまずリスクの少なそうな北電に戻すことにした。
ウクライナ紛争が終結し、燃料価格が落ち着くまでのいわば「緊急避難」のようなもの。今後の状況次第では、価格的に有利な電力会社へ再変更する可能性はある。
左側にあった安全ブレーカーが消えた |
今日は10時に北電の指定業者がやってきて、切り替え作業をやってくれた。(費用負担なし)これを機に契約アンペアを価格的に有利な40Aから30Aに下げるため、まず屋内ブレーカーの変更工事をやった。
作業は20分くらいで終了。その後屋外でも作業。これまでの屋内安全ブレーカーがなくなり、単なる接続ボックスに置き換わっていた。
業者の説明では、6年前の新電力切り換え時に交換した最新積算電力計スマートメーターに、安全ブレーカー機能が内蔵されているという。
使いすぎなどで万一ブレーカーが落ちた場合、15秒後に自動復帰するらしい。これを8回まで繰り返し、それ以上になると完全停電状態になる仕組み。
今回の切り換え工事で無用な屋内ブレーカーが消え、期せずしてより使いやすいシステムになった。 過去の例では、1kWを超すドライヤーやコピー機を使った際にブレーカーがけっこう落ちた。(20A契約時)家を建て替えてからの20数年間は落雷で2度落ちただけで、使いすぎでは一度も落ちていない。
家にある電気製品を調べると、オーブンとラジアントヒータ(ロースター)を同時に使うと危ない。
IHヒーターも2台までならOKだが、オーブンやラジアントヒータを追加して使うとアウト。いずれも可能性は低いが、電気代の節約にはこうした心理的ブレーキも必要と思われる。