2023年1月5日木曜日

10年ぶりに事故った

 昨日の昼過ぎ、雪が小降りになったのを見計らって食料品の買い出しに車で出かけた。このところの雪で路肩の一部に雪山ができていて、見通しは悪い。
 昼間でもライトを点け、慎重に運転して買物を済ませ、買い換えで不要になった珈琲メーカーとキッチンスケールを処理するため、リサイクル店へ向かった。

 スーパー駐車場を出て左折し、2車線道路の左車線に入る。前方の信号が赤だったので徐行していると、右車線を別の車が追い抜いて行った。その瞬間、ゴツンという異音。確かに何かがぶつかった。

ミラーカバーが割れて本体がむき出し状態

 最初は追い抜いた車が氷塊を跳ね飛ばし、ぶつかったのかと思った。しかし、様子がおかしい。すると追い抜いた車が速度を緩め、左端に寄って停車した。どうやら何らかの接触があったらしい。
 私も続いて停車し、車を降りて確かめると、右のサイドミラーが破損している。理由は不明だが、相手の車の左サイドミラーが接触したらしい。前の車から運転者が降りてきて、話し合いになった。

 すぐに警察に届けることになる。電話は相手がかけてくれ、事故の場所や状況を説明。怪我人がいないことを確認すると、事故処理にパトカーが行くので、現場で待機するよう言われた。
 待ち時間を使い、保険会社に事故の第1報を連絡する。相手の名前と連絡先を聞くように言われ、ただちに従った。

 15分ほど経ってミニパトカーが現場到着。運転免許証、車検証、自賠責保険証の提出を求められ、しばらくしてから、それぞれが別の場所で事故状況の説明をする。15分ほどで現場検証は終わった。

現場から拾い集めたミラーカバー

 車の走行に問題はなく、サイドミラーの格納や角度調整も普通にやれる。本体の脱落や損傷はなく、電気系統にも異常はない。その後リサイクル店と別のスーパーで用事を済ませ、家に戻って保険会社に2度目の連絡を入れた。
 事故担当者から折り返し連絡があり、事故状況の確認がある。自分としては追突に近い感触だったが、担当者の説明によれば、雪で車線の確認が難しく、100%相手が悪いという判断にはならない可能性が高いという。
 車両保険には入ってなく、保険を使うなら物損事故となるが、過失割合が5対5なら互いに保険を使わず、請求もしない決着もあるという。
 結局この日は結論を保留し、まず自動車工場で修理費用の見積りをとってから判断しましょう、ということになった。
 ただちにいつも頼んでいる修理工場に連絡。破損状況の写真や塗装色番号をメールし、今日になって見積りが出た。

 本体に異常がなく、修理はカバーの交換だけで済み、工場に車を持ち込めばその場で処理可能とのことだった。
 10年前に別の車を不注意で電柱にぶつけてしまい、左サイドミラーを脱落させたことがある。そのときの修理費が7万円だったが、今回はそれより安い。

部品入荷まで、ガムテープで応急処置
 工場に部品を発注し、続けて保険会社にも連絡。保険を使うと等級が下がって保険料は上がるが、修理費と比較すると、明らかに使わないほうが得策である。
 相手方との交渉は保険会社がやってくれた。直接やろうかとも思ったが、第三者が入ったほうがよいと判断。当初の助言通り、過失割合を5対5として互いに修理費は請求しないことで示談が成立した。

 事故は10年ぶりだったが、面倒なことにならず、軽めの負担で済んだ。よい戒めとして、今後も安全運転に努めたい。
 保険の等級は下がらないが、継続中のゴールド免許と高齢者講習の扱いがどうなるのか、現時点では不明。2年後の免許証更新時に判明するが、悪い結果に至らないことを祈りたい。

 事故説明のなかで判明したが、3年前に買ったドラレコに肝心の事故映像が記録されてなかった。SDカード内はロックされた大量のファイルばかりで、最新映像は数えるほど。
 Gセンサーをオンにしていたせいで、ドアの開け閉め等の衝撃でロックされた不要画像が溜まっていたらしい。残容量が少なく、上書きされて事故映像が消されたようだ。

 事故直後に映像をロックするなり、SDカードを抜いて保存しておけばよかったが、動転して忘れていた。今回、証拠映像は使わずに決着したが、設定を変えるなり、緊急時のマニュアルを準備するなりして備えるべきだと悟った。
(翌日Gセンサーをオフにし、不要ファイルは消去。操作マニュアルを車内に置いた)