2023年1月30日月曜日

記録的低温

 このところ日最低気温がマイナス10度以下の厳しい寒さが連日続いていて、昨夜寝る前に外気温を確かめると、マイナス15度という低い数値。近隣アメダス値ではもっと低いマイナス18度だった。
 暖房ボイラを切って眠ると、朝6時にタイマー点火しても室温の立ち上がりに時間がかかる。電気代の高騰で控えていたが、昨年の厳冬期に試みた暖房ボイラの24時間連続運転を再び試すことにした。

「就寝時の外気温がマイナス10度以下」という限定ルールだったが、今冬はすでに3度目。多少の電気代はやむを得ない。


 明け方5時にトイレに起き、窓越しに外の寒暖計をのぞくと、マイナス18度という信じがたい数値だった。ブログ記録によれば、2010年2月にマイナス19度を記録していて、それ以来の低い数値。
(起床後に調べると、近隣の石狩アメダスでは6時半にマイナス20.5度という観測史上10番目の低温を記録していた)
 あわててボイラ設定温度を45度から55度に上げる。テーブル上には先に起きる妻宛に「起きたら70度に上げて」とメッセージを残す。布団に戻って、2時にタイマーオフした電気毛布を再びオンにした。
 起床後も室温はなかなか上がらない。暖房ボイラ終夜運転にも関わらず、2階室温は13.9度まで下がっていた。ただ寒いだけで、雪は全く降らないのが救いといえば救い。
 11時くらいから陽がさしてきて、いつもなら暖房を切る午後になっても室温は21度ほど。結局この日は終日暖房を点けたままだった。


 近隣の家ではボイラの排気筒下に地面から逆向きのツララが50センチほど立ち上がっている。排気に含まれる水蒸気が寒さで凍結したものと思われるが、初めてみる景色だった。

 自宅の窓結露はプラダン内貼の対策が効いて雑巾でぬぐえる程度で収まっていたが、玄関ドア下端に白い氷の膜が数箇所発生していた。スクレイパーで剥ぎ取ってドライヤーで乾かしたが、入居後23年目にして、初めての経験。
 調べると、ドア枠周囲に貼ってあるゴムシールが経年劣化でつぶれ、下端部にわずかな隙間ができている。ここから侵入した冷気が室内水蒸気を一瞬で凍らせたようだ。
 交換は簡単にやれそうだったが、厳寒期の作業は避けたい。応急措置として、ガムテープを加工してひとまず隙間を塞いだ。雪解け以降に対処しよう。

 我が故郷、道北の幌加内町では、今季最低のマイナス32.6度を記録している。私が住んでいた幼少期にも数回経験したが、ここまで下がると「寒い」という感覚は消え、「痛い」という不思議な感覚に陥る。

2023年1月25日水曜日

プリンタが復活

 全国的に厳寒&暴風雪警報が発令されていて、当然ながら札幌もその例外ではなく、昨夕から急激に気温が下がり始めた。
 ちょっと迷ったが、いつも通り暖房ボイラは0時にオフにし、6時に80度の最高温度設定でタイマー点火。起床時の2階室温は13.4度まで下がっていたが、電気毛布の恩恵で寒さで目覚めることはなかった。

 風は台風なみに強く、最低気温は−12.9度。最高気温は−9.8度までしか上がらなかったが、幸いに積雪はそれほどでもない。風で運ばれた吹き溜まりを除雪する程度で済んだ。
 食料品は昨日まとめ買いしてあり、出かける必要はない。日曜に頼んだプリンタ関連の備品が午前中に届き、家にこもってプリンタの修復と溜まっている印刷物の処理に励む。


 事前チェックでは黒インクの互換性に問題があるはずで、新しい黒インクに交換しようとカートリッジのシールをはがしたら、空気穴からインクがにじみ出てきた。普通ではありえないことで、明らかに輸送中にインクが凍って溢れている。
 調べると、凍結したインクは室温で3時間放置すると自然復帰するらしい。空気穴はふたたびテープで塞いだ。

 気を取り直し、詰まっている青と黒インクのノズルを強制洗浄することにした。2014年に買った洗浄液を使い切ってしまい、新たに注文した洗浄液(アマゾンで460円)を使う。
 手法がこれまでとやや変わり、全てのカートリッジをいったん外し、問題のあるノズルだけを洗浄する。洗浄後の放置時間が以前の60〜120分から、20〜30分に短縮された。


 作業が終わってカートリッジを元に戻そうとしたら、互換性に問題があったはずの黒インクの空気穴シールが貼ったままなことに気づく。セットする際にはがすのを忘れていたらしい。
 シールをはがして再セットし、ノズルクリーニングを実行後にテスト印刷してみると、ようやくまともな印刷が可能になった。結果として黒インクは交換せずに済んだ。

 続けて溜まっていた印刷物を順に片づける。寒中見舞い、カナダへの年賀状と封筒、ライブ企画書、年1回更新の家族写真など、内容は雑多。
 半日乾燥させたあと、DIY封筒の切断加工や添え書きなどをする。郵便局等への持ち込みは暴風雪の行方次第で、明日以降になる。

2023年1月23日月曜日

赤いシャツを買い換え

 ここ数日、寒中見舞いを始めとする各種印刷物の原稿を作っていて、昨日までにようやく完成し、いざ印刷しようとしたら、なんとしたことかプリンタの調子が悪い。特定のインクの色が出ず、ノズルが詰まっているというエラー判定だった。
 年末にプリンタを使った際は問題なかったが、その後3週間全く起動させず、放っておいたせいだろう。人間も機械もときどき構ってやらないと、すぐにスネてしまう。

 いろいろ修復を試みたが改善しない。どうやら交換した黒インクの互換性にも問題があるらしい。やむなく新たに互換インク1セットとノズルクリーニング液を発注し、到着までしばし待つことにした。
 このところ、この種のトラブル続きで、ひとつ解決するとまたひとつ発生する。めげずに粛々と対応するしかないのだが。


 時間がぽっかり空いたので、妻を誘って午後からジョイフルAKとイトーヨーカドーに出かけた。ねらいはこの時期の冬物バーゲン。雪かきは一段落したが、明日午後から再び荒れ模様の予報。出かけるなら今日だ。
 ジョイフルAKで陶器製ソケットとガムテープをまず調達。支払いには投稿謝礼のギフト券を使った。
 ついでに木材売り場を探索。どの材料も以前の倍近くに値上がりしている。しばらくはDIY作業でも安易に材料を買わず、可能な限り古い材料でやり繰りすべきと悟った。
 隣りのイトーヨーカドーで妻と合流。セーターの下に重ね着する冬物シャツを見繕うと、手頃な品がなんと2つも見つかった。
 色はどちらもお目当ての赤系で、価格はどちらも2,200円。迷ったが、最終的には元値が4,400円と高く、原材料の一部に衣料廃棄物を使っているエコ製品に決めた。「持続可能な社会」を目指す姿勢は、衣類でも例外ではない。応援したい。
 ここでの支払いは、マイナポイントから交換した電子マネーが溜まっているnanacoカードを使った。1階テナント店でオヤツ用に買った今川焼きにもnanacoカードが使えた。結果としてこの日は全く現金を使わなかった。

 帰宅後に新旧のシャツを並べてみる。新しい方(チェック柄)がやや派手だが、年相応ともいえる。
 古い方は14年前の還暦コンサート用に買ったもの。襟が擦り切れて穴が開き、襟を切ってヘンリーネックとして着続けてきた。長い酷使に耐えてくれたが、これだけ着れば十二分に元はとっている。
 

2023年1月19日木曜日

サイドミラー修復

 手が空いたのでサイドミラーカバーの交換が可能になったと、自動車工場から朝イチで電話があった。

 予期せぬ接触事故で右サイドミラーのカバーが破損したのが1/4のこと。過失割合が5:5で各自が修理することで示談成立し、ただちに破損したミラーカバーを工場に発注した。
 ところが車体の色が特殊で、納期に1ヶ月かかるという。必要なのは車体と同色の上カバーと黒の下カバー。ところが下カバーの単品販売はやっていないことが後日判明した。


 解決策として右サイドミラーを丸ごと発注し、必要なパーツだけを取り出して使うか、中古パーツを探すかだった。
 丸ごと発注するとコストはアップする。保険は使わないので、修理費はなるべく安くあげたい。まず中古市場をあたることになったが、車のタイプが新しく、工場ルートには該当する品が見つからなかった。

 やむなく私個人でネット通販を探すと、対象の品がひとつだけ見つかった。該当ページを工場にメール連絡し、使えることを確認。ただちに購入し、取付けは工場に依頼することになる。
 ネット通販に発注したのが1/11で到着が3日後。すぐに工場に連絡し、じっと待って今日に至った。

 取付けには車の工場持ち込みが必須。先方の都合は今日か明日とのことだったが、明日から天候が大きく崩れる予報が出ている。動くなら空が穏やかないまのうちだ。午前中に行くと告げ、10時過ぎには家を出た。
 事故の後始末で再び事故ってはならず、20Kmほどある工場までの道は安全運転に徹し、普段の倍近い1時間かけて無事に到着した。

中古品でも状態はいい

 交換はわずか10分ほどで終了。車体と同色の上カバーはまだ入荷しておらず、中古品から取り出して交換したのは、下カバーと上カバー。
 上カバーの色は黒で、新品の上カバーが入荷するまでの間に合わせだが、周辺パーツが黒なので、それほどの違和感はない。上カバーの交換は雪解け後の1年点検時にやることになった。
 懸案事項だったサイドミラー破損問題がひとまず決着し、正直ホッとしている。

2023年1月16日月曜日

中綴じホチキスを修繕

 通算8度目となる地区センター図書館での本修繕ボランティアに参加した。新型コロナ感染拡大で前回は中止となったが、このところ感染は減少傾向にあり、安心感はある。
 いつものように11時に到着。係員と私を除く参加者は5名で、参加率は60%前後か。

 ただちに作業を始める。今回はこれまで経験のない中綴じホチキスのグラフ雑誌の補修。人気のある雑誌で貸出数が多いせいか、表紙から数枚分がホチキスから外れ、脱落している。
 まず係員と補修方針の検討をする。いったんホチキスを完全に外し、欠損しているホチキス穴を透明ブックカバーで補強。その後ホチキスを挿し直すことになった。


 ホチキスを外して欠損部を補修するまでは比較的簡単に終わったが、外したホチキスの歪みが激しく、そのまま挿し直すのは難しかった。
 プライヤーがあれば簡単に修正できるが、あいにく持ち合わせがない。工具ケースを探すと、接着剤を小分けするスプーンを発見。裏側を使って少しずつ歪みを補正し、どうにか使える状態になった。

 従来のホチキス穴が補修でふさがってしまったので、新たに穴を開け直す必要がある。精密ピンセットの先端で試みたが、うまくいかない。係員に確認すると、千枚通しがあるというので借りた。
 外したホチキスをガイド代わりに穴を開け、全体を整えてホチキスを挿し直したが、なぜかうまく収まらない。調べると開け直したホチキス穴に微妙なズレがある。
 一度に挿すのを諦め、表紙側から数ページに分けて少しずつ試み、ようやく成功した。

降ってもすぐ解けて、今年は少雪傾向

 挿し直しによって開いてしまった不要な穴のうち、ページめくりに障害のありそうな箇所を小さく切った透明テープで部分補修。
 ホチキスを止め直した部分には丸く切った透明テープを裏表から計4ヶ所貼り、さらなる補強を施す。1時間半に及んだ長い作業をようやく終えた。

 本の綴じ方にも各種あり、それに応じて壊れた方も複雑になる。単純そうに見えた本の修繕、まだまだ深い未知の世界がありそうだ。

2023年1月15日日曜日

音楽葬の音源

 以前からの懸案事項だった音楽葬用の音源をようやく整理した。
 そもそもの発端は70歳を機にまとめた家族むけの終活ノート。2年前の3月のことで、母の死が重なってやや遅れ、予定より1年延びた。

 遺産相続から始まり、葬儀のあり方や預金&不動産の詳細、介護や延命措置の希望、墓や仏壇の扱い、住宅の管理方法など記載内容は幅広い。子どもたちの意見も取り入れてUSBメモリに記録し、紙にもプリントして、いつでも閲覧可能にしてある。
 年に一度は内容の見直し&更新をし、その都度pdf化して子供たちにメール送信している。


 内容で唯一流動的だったのが、葬儀で流す音楽。私も妻も無宗教の音楽葬を希望していたが、流す曲は私が「自分のオリジナル曲」、妻が「カノン」と記しただけで、やや漠然としていた。
 お経の代わりになるものだから、長さとしては15〜20分は必要。構成をずっと考えていたが、それぞれの希望に配慮しつつ、結果として以下のようにまとめた。


「雨ニモマケズ:オリジナル作曲」
「夕凪ワルツ:オリジナル作詞」
「森の記憶:オリジナル作詞作曲」
「サクラ咲く:オリジナル作詞作曲」
「ピアノ協奏曲5番:Beethoven」


「カノン:Pachelbel」
「みじかくも美しく燃え:Mozart」
「ピアノ協奏曲5番:Beethoven」
 私は2012年に出したオリジナルCDからの曲を中心に、ストーリー性を加味して選曲配置。ラストにベートーベンのピアノ協奏曲を置いた。
 妻は希望するカノンを1曲目にし、2曲目には人生を想起させるモーツアルトのピアノ協奏曲を。ラストは私と同じベートーベンのピアノ協奏曲で共通性をもたせた。

 演奏時間はどちらも19分45秒。曲間の空白を併せると、20分という程よい時間に収まる。仮に法事にも転用した場合、ラスト1曲を省略して13分で収めることも可能だった。


 オリジナル曲のうち「森の記憶」は音質がやや劣るライブ音源しかなく、しばらく使ってなかった音声編集フリーソフトを数年ぶりに起動し、慎重に音を調整。場合によっては再録音も考えていたが、なんとか使えそうな状態に仕上げた。
  調整後の音源は「葬儀用BGM」と題してそれぞれフォルダに収納。終活ノートや葬儀用写真が入っているUSBメモリとICレコーダー内のSDカードに転送し、演奏方法は終活ノートに追記した。

 これにより、わずかに残っていた終活に対する憂いが解消され、つまりは「いつ死んでもOK」の状態になった。
 終わりの見えないコロナ禍、昨年の胃ガン告知と手術、すでに健康寿命を過ぎた我が身などをかえりみると、ようやく年相応の備えが固まった気がする。
 備えなくとも死は確実にやってきて、おそらく何とかなるに違いないが、自分の死後に禍根を残さないための小さな拘りなのだった。

2023年1月11日水曜日

太るための試行錯誤

 予期せぬ胃ガン宣告からその後の入院手術を経て、退院直後の体重は48.8Kgまで減った。入院直前が50.8Kgだったから、8日間で2.0Kg痩せたことになる。
 ネット上にある記録を読むと、ガンの手術により体重が減った人は数多い。私などまだ少ないほうだ。

 ガンが作り出す特有の物質で栄養素の代謝に異常が起こり、 その結果筋肉量や脂肪量が減少するのが体重減少の主な理由らしい。
 ガンは手術で除去し終え、代謝を妨害するものはないはずだった。退院直後から主に食生活の大幅な改善を試み、体重の増加を図った。
 病院栄養士の指導のほか、独自のネット調査も加味。まずは手術前の体重を第1目標とし、次にBMI18.5に達して標準体重の枠内に入る53.9Kgを第2目標とした。


「どうしたら痩せるか」の情報は巷にあふれているが、「どうしたら太れるか」の情報は、ほとんど見つからない。いかに世の人々が痩せたがっているか、という現実を思い知らされる。
 幼少時からスリム体質で、最も太っていたのが大学2年時の65kg。当時の身長からBMIを算出すると21.7となり、これでもまだ標準体重の範ちゅうだ。つまり、これまでの人生で一度も「太った」ことがないのである。

 運動過多は痩せる一方なのでほどほどにし、主な対策は胃腸に負担をかけずに栄養価の高いものを効率よく食べることだった。
 未だ試行錯誤中だが、現時点では以下の手法が効果的のようだ。

・朝食にチーズを1個、牛乳野菜スープを70cc追加。
・昼食になんらかの形でを1個食べる。
・3時のオヤツはパンビスケット類を充分に食べる。
・夕食に納豆高野豆腐を毎日食べる。
・就寝3時間前に牛乳70ccとビスケット類を軽く食べる。
・アルコール類は週に1〜2回程度で、深酒はしない。
 就寝前の同じ時間に体重を量って定期的に記録しているが、退院後2週間で入院直前の50.8Kgまで戻った。その後も順調で、1ヶ月後には51.8Kgまで回復した。
 55日後の11月末には7年ぶりに53Kgの大台に到達。短期間で4.2Kgも増やし、自分の手法に自信を持った。

 そのまま一気に標準体重へ?と期待していたら、53Kgを境になぜか増加がピタリ止まってしまい、一進一退。退院3ヶ月後の今日時点で53.2Kgである。どうやらこのあたりに大きな壁がありそうだ。
 以前のようにズルズル減る傾向はなく、食生活の改善方向は間違っていないと思えるが、あと0.7Kgに迫った標準体重まで戻すには、なにか別の方策が必要なのかもしれない。

2023年1月9日月曜日

節約しても電気代高騰

 今冬は雪が降ったり解けたり程よい繰り返しで、累計降雪量は平年なみだが、積雪深は平年値49センチより少なめの41センチ。(近隣土木センター数値)断続的なドカ雪に見舞われた昨年同時期の積雪深73センチに比べ、かなり少なめだ。
 久しぶりに大雪の予報が出たので、車庫周辺の雪を西の裏庭まで運び、堆雪スペースを広げて備えた。

 昨年は雪置き場に困り、建物南側に運搬路を設け、雪を西の裏庭に運ぶことで対処した。一気にやらずに少しずつ分けて作業すれば、腰への負担も少なく、散歩に代わる日々の運動にもなる。

新たな北側運搬路

 今冬は空いている北側にも新たに運搬路を設けた。主に車庫北側に積み上げた雪を最短距離で西裏庭に運ぶためのもの。昨日から作業を始め、夕方までには終わった。
 運ぶ過程で、雪の少ない建物基礎周辺にも雪を盛り上げた。昨年南側に試みて有効だった雪による断熱効果を北側にも拡大しようという意図。北側の基礎周辺は風でむき出し状態だったので、さらなる灯油消費量削減に期待する。
 1月分(12/5〜1/6使用分)の電気代請求書(新電力分)が届いた。使用量は188kWhで、昨年同時期より17.2%減った。
 過去3年の同時期使用量が201→201→227(昨年)で、記録に残る2016年以降の同時期に200kWhを切ったことは一度もなく、節約の効果は明白。

 だが料金体系が変動制に変わったことで、逆に請求額は9,463円に上昇。昨年に比べて32.3%も増えた。料金単価は50.3円/kWhで確定。
 過去同時期の請求額が6,211円→6,432円→7,150円だったから、あっさりと記録更新。すでに電力契約は1/7から北電に変更済みで、来月からはしばし沈静化するはず。
(仮に北電従量電灯B・30A契約だった場合、今回の請求額は7,294円)

2023年1月7日土曜日

電力契約の緊急避難

 2017年から5年8ヶ月利用した新電力を、今日から地元の北海道電力に変えた。新電力にする以前はずっと北電を利用していたから、変えるというより戻したという感じだ。

 きっかけは昨年12/1から始まった新電力の値上げ。新料金体系は固定従量料金(15.41円/kWh)に30分毎に変わる変動電源料金を加えたもの。しばらく様子をみてみると、安い時間帯は正午前後の数時間のみ。使用頻度の高い夕方や朝は料金が高く、平均すると45〜50円/kWhくらいの感触だった。
(翌日に1月分請求書が届き、当月の料金は50.3円/kWhで確定
 新電力に変えたことで年間2万円近くも安くなり、計10万円ほど節約できたが、その恩恵にも終わりのときがきたらしい。


 ここ数年の年間使用電力量は1,800kWh前後で安定している。現状の新電力だと、年間電気代は81,000〜90,000円になりそうだった。
 北電・従量電灯B料金(30A契約)に変えた場合、料金の時間変動はなく、年間電気代は70,000円程度。新電力の予想値よりかなり安い。
 今年1〜9月に実施される電気料金緩和対策は新電力も北電も同じ。北電は経済産業省に値上げを申請中で、早ければ4/1から料金が改定される。

 先が見通せずに悩んだが、上限がない変動電源料金の不安定さを考え、ひとまずリスクの少なそうな北電に戻すことにした。
 ウクライナ紛争が終結し、燃料価格が落ち着くまでのいわば「緊急避難」のようなもの。今後の状況次第では、価格的に有利な電力会社へ再変更する可能性はある。

左側にあった安全ブレーカーが消えた

 今日は10時に北電の指定業者がやってきて、切り替え作業をやってくれた。(費用負担なし)これを機に契約アンペアを価格的に有利な40Aから30Aに下げるため、まず屋内ブレーカーの変更工事をやった。
 作業は20分くらいで終了。その後屋外でも作業。これまでの屋内安全ブレーカーがなくなり、単なる接続ボックスに置き換わっていた。

 業者の説明では、6年前の新電力切り換え時に交換した最新積算電力計スマートメーターに、安全ブレーカー機能が内蔵されているという。
 使いすぎなどで万一ブレーカーが落ちた場合、15秒後に自動復帰するらしい。これを8回まで繰り返し、それ以上になると完全停電状態になる仕組み。
 今回の切り換え工事で無用な屋内ブレーカーが消え、期せずしてより使いやすいシステムになった。
 過去の例では、1kWを超すドライヤーやコピー機を使った際にブレーカーがけっこう落ちた。(20A契約時)家を建て替えてからの20数年間は落雷で2度落ちただけで、使いすぎでは一度も落ちていない。
 家にある電気製品を調べると、オーブンとラジアントヒータ(ロースター)を同時に使うと危ない。
 IHヒーターも2台までならOKだが、オーブンやラジアントヒータを追加して使うとアウト。いずれも可能性は低いが、電気代の節約にはこうした心理的ブレーキも必要と思われる。

2023年1月6日金曜日

価格上がって消費は減

 今冬2度目の灯油を給油した。給油量は326.9Lで、昨年同時期と比べて24.8L、7.0%の減少。
 単価は101.2円/Lで、こちらは昨年同時期の93.5円/Lより8.2%高い。今冬最初の給油時96.8円/Lと比べても4.4円/L上がっている。
 結果として支払額は33,083円となり、昨年同時期の支払額32,885円と大差ない。まあ、なんでも値上げのご時世に灯油代が前年と同じなら、よしとすべきだろう。

 灯油消費量を給油間隔で割った日平均消費量で評価すると、前年同時期が6.28L/日、2年前の同時期が5.87L/日、今回が5.94L/日となり、2年前とほぼ同じだが、昨年より5.4%も減っている

 直近5年間の石狩アメダス気象データと日平均灯油消費量は以下。

・2018.12(7.02L/日)
 月平均気温−1.7度、真冬日11日、日照時間74.0h
・2019.12(6.50L/日)
 月平均気温−1.7度、真冬日12日、日照時間67.8h
・2020.12(5.87L/日)
 月平均気温−2.5度、真冬日13日、日照時間60.8h
・2021.12(6.28L/日)
 月平均気温−1.7度、真冬日11日、日照時間95.4h
・2021.12(5.94L/日)
 月平均気温−2.5度、真冬日13日、日照時間82.3h→今回
 気象条件が昨年同時期と比べて悪化しているにも関わらず、灯油消費量が減少した理由のひとつが、おそらく暖房ボイラの運転法にある。

 昨年は12月中旬から1月末まで、暖房ボイラを試験的に24時間連続運転に変えた。深夜時間帯のみ燃焼温度を45度に下げる手法だったが、その効果が明確でなく、逆に電気代が13%増えてしまった。
 昨年は1月末で連続運転はやめ、0時に暖房ボイラを完全オフにし、6時から燃焼温度75度のタイマー運転に変更。灯油消費量と電気代の両面からこの運転法が最適と判断し、今冬は早めの12月中旬から採用している。

 さらには、昨年の豪雪時に建物基礎周囲を雪置き場にせざるを得なくなり、その結果雪が自然の断熱材として働き、1〜2月の灯油消費量が20%近くも減った。
 今冬は先月から除雪した雪を建物基礎周囲に意識して盛り上げている。これがおそらく2つ目の減少理由。

 3つ目の理由として、今冬から3台ある床下パネルヒータのうち、台所下のパネルヒータのバルブを100%開放から30%ほど閉めた。台所床の温度が高すぎる傾向にあり、バランスが悪いと判断。
 変更後の1階室温に大きな変化はないが、2階の午前中室温が以前より低くなった。しかし、事業を閉じてから2階で長時間過ごすことはなくなり、大きな不都合はない。生活スタイルに応じて住まいの在り方も変わってゆく。

2023年1月5日木曜日

10年ぶりに事故った

 昨日の昼過ぎ、雪が小降りになったのを見計らって食料品の買い出しに車で出かけた。このところの雪で路肩の一部に雪山ができていて、見通しは悪い。
 昼間でもライトを点け、慎重に運転して買物を済ませ、買い換えで不要になった珈琲メーカーとキッチンスケールを処理するため、リサイクル店へ向かった。

 スーパー駐車場を出て左折し、2車線道路の左車線に入る。前方の信号が赤だったので徐行していると、右車線を別の車が追い抜いて行った。その瞬間、ゴツンという異音。確かに何かがぶつかった。

ミラーカバーが割れて本体がむき出し状態

 最初は追い抜いた車が氷塊を跳ね飛ばし、ぶつかったのかと思った。しかし、様子がおかしい。すると追い抜いた車が速度を緩め、左端に寄って停車した。どうやら何らかの接触があったらしい。
 私も続いて停車し、車を降りて確かめると、右のサイドミラーが破損している。理由は不明だが、相手の車の左サイドミラーが接触したらしい。前の車から運転者が降りてきて、話し合いになった。

 すぐに警察に届けることになる。電話は相手がかけてくれ、事故の場所や状況を説明。怪我人がいないことを確認すると、事故処理にパトカーが行くので、現場で待機するよう言われた。
 待ち時間を使い、保険会社に事故の第1報を連絡する。相手の名前と連絡先を聞くように言われ、ただちに従った。

 15分ほど経ってミニパトカーが現場到着。運転免許証、車検証、自賠責保険証の提出を求められ、しばらくしてから、それぞれが別の場所で事故状況の説明をする。15分ほどで現場検証は終わった。

現場から拾い集めたミラーカバー

 車の走行に問題はなく、サイドミラーの格納や角度調整も普通にやれる。本体の脱落や損傷はなく、電気系統にも異常はない。その後リサイクル店と別のスーパーで用事を済ませ、家に戻って保険会社に2度目の連絡を入れた。
 事故担当者から折り返し連絡があり、事故状況の確認がある。自分としては追突に近い感触だったが、担当者の説明によれば、雪で車線の確認が難しく、100%相手が悪いという判断にはならない可能性が高いという。
 車両保険には入ってなく、保険を使うなら物損事故となるが、過失割合が5対5なら互いに保険を使わず、請求もしない決着もあるという。
 結局この日は結論を保留し、まず自動車工場で修理費用の見積りをとってから判断しましょう、ということになった。
 ただちにいつも頼んでいる修理工場に連絡。破損状況の写真や塗装色番号をメールし、今日になって見積りが出た。

 本体に異常がなく、修理はカバーの交換だけで済み、工場に車を持ち込めばその場で処理可能とのことだった。
 10年前に別の車を不注意で電柱にぶつけてしまい、左サイドミラーを脱落させたことがある。そのときの修理費が7万円だったが、今回はそれより安い。

部品入荷まで、ガムテープで応急処置
 工場に部品を発注し、続けて保険会社にも連絡。保険を使うと等級が下がって保険料は上がるが、修理費と比較すると、明らかに使わないほうが得策である。
 相手方との交渉は保険会社がやってくれた。直接やろうかとも思ったが、第三者が入ったほうがよいと判断。当初の助言通り、過失割合を5対5として互いに修理費は請求しないことで示談が成立した。

 事故は10年ぶりだったが、面倒なことにならず、軽めの負担で済んだ。よい戒めとして、今後も安全運転に努めたい。
 保険の等級は下がらないが、継続中のゴールド免許と高齢者講習の扱いがどうなるのか、現時点では不明。2年後の免許証更新時に判明するが、悪い結果に至らないことを祈りたい。

 事故説明のなかで判明したが、3年前に買ったドラレコに肝心の事故映像が記録されてなかった。SDカード内はロックされた大量のファイルばかりで、最新映像は数えるほど。
 Gセンサーをオンにしていたせいで、ドアの開け閉め等の衝撃でロックされた不要画像が溜まっていたらしい。残容量が少なく、上書きされて事故映像が消されたようだ。

 事故直後に映像をロックするなり、SDカードを抜いて保存しておけばよかったが、動転して忘れていた。今回、証拠映像は使わずに決着したが、設定を変えるなり、緊急時のマニュアルを準備するなりして備えるべきだと悟った。
(翌日Gセンサーをオフにし、不要ファイルは消去。操作マニュアルを車内に置いた)

2023年1月4日水曜日

最後の珈琲メーカー?

 12年間使ったメリタ製コーヒーメーカーがついに壊れた。
 昨年末に注ぎ口が経年劣化割れてしまい、カッターで修正して使っていたが、年末年始で大人数の量を入れた際、タンクの水が抜けきれなくなった。入れる時間も極端に長くなり、ゴボゴボと異音がする。

 調べてみると、タンクから水を吸い上げてお湯にし、上から注ぐための経路の一部が割れている。やはり経年劣化によるもので、もはや修復は困難だった。
 やむなく代替品をヨドバシ通販で見繕い、元旦に発注したら、早くも1/3には届いた。相変わらず迅速でていねいな対応に感心する。

3台目のティファール製コーヒーメーカー

 選択のポイントは自動電源オフ機能。スイッチを切り忘れても、保温状態から30分後に自動的にオフになる。
 最初に買った東芝製コーヒーメーカーで切り忘れが何度かあり、2台目は自動電源オフ機能付きを買った。物忘れがますますひどくなりそうな昨今では、必須の条件である。

 ところがこの機能を備えた製品が極端に少なく、価格とも相談して選んだのは「ティファールCM4905JP」という品。消費電力が600Wと少なめで、自動電源オフ機能のほか、蒸らしながらじっくりと抽出する「アロマモード」なるものがついている。
 まだ試してないが、紙フィルター不要で味が向上するというペーパーレスフィルター機能つき。これで5杯分600ccが落とせる。価格は実質4,923円だった。

12年使ったメリタ製(保温ポット付)

 さっそく大きなウリである「アロマモード」で使ってみた。350cc落とすのに8分かかったが、マイルドで確かに美味い。

 ところがうっかりして、ペーパーレスフィルター内に紙フイルターをセットして抽出してしまった。紙フイルターを使う場合はペーパーレスフィルター不要。長い習慣から抜けきれない。
 紙フィルターなしだとさらに美味しいはずだが、いずれ試してみる。
(翌日やってみて、同じ豆とは思えないほど味が向上した。以後、この入れ方をデフォルトとする)
 結婚直後はずっと手作業で珈琲を入れていて、コーヒーメーカーを初めて買ったのは、事業が忙しくなった39歳のとき。
 最初の東芝製は延々22年間も使い続け、2台目のメリタ製は12年間。今回の品が果たして何年使うことになるのか、いよいよ最後の品となるのか?神のみぞ知る領域のハナシなのだ。

2023年1月3日火曜日

一気に厳冬へ突入

 昨日から食事はすでに平常モードに復帰。朝はトーストにヨーグルトジャム、そして珈琲。2日でオレンジジュース1Lを飲み干した孫娘だけが、フルーツカルピスにこだわっていた。
 お昼は定番のつけラーメン。頂き物のチャーシューとゆずがオセチ料理に飽きた胃にはうれしい。

 夕方までにバスで帰ると言っていた長男一家だったが、この日は前日までと打って変わって寒く、最高気温が−6度という真冬日。とてもバス停まで歩ける陽気ではない。
 寒い割に天気はよく、溜まっている洗濯物の第一弾をやり、長男一家の寝具類も片づけた。続けて10センチほど降った雪を除雪する。ちょっと疲れて、2階予備ベットで1時間ほど昼寝。

長男のカタール土産「カエルの指輪入れ」

 昨年と同じく、16時半にはま寿司のテイクアウトを頼んであった。結局食べてから次男が車で送って行くことになる。30分以上も早く妻と次男が取りに行ったら、寿司はすでにできていた。
 寿司だけでは足りないので、急きょ納豆チヂミと高野豆腐の煮物を私が作る。長男一家を中心に寿司を食べさせ、次男と妻はあとから食べることになる。17時半に長男一家は帰っていった。

 19時少し前に戻った次男と妻が飲みながら寿司を食べ始めたので、私もビールを開けて付き合う。静かになった家で、乾き物を肴にチビチビ飲んだ。「お疲れご苦労さん会」のようなもの。


 一夜明けるとあたりは雪に埋もれていた。近隣土木センター数値によると、30センチの降雪記録。積雪深も51センチに達した。一気に厳冬へと突入したが、律儀に年末年始を避けてくれたのが救い。

 午後から友人宅で飲み会があるという次男が、玄関前の除雪をやってくれた。
 ほぼ同時に、近所で土木業をやっている方が、自社のブルドーザで自宅周囲の道路をきれいに除雪してくれた。市の除雪車がいつ来るかわからず困っていたので、非常に助かった。

2023年1月1日日曜日

いつも通りの元旦

 昨夜は除夜の鐘をテレビで聞いたのち、0時半には家族全員が床についた。暖房ボイラを終夜運転にすべきか迷ったすえ、結局暖房はオフにして寝た。
 就寝時の2階室温が19.4度、1階に至っては24.3度と普段よりもかなり高め。外気温も−1度とこの時期にしては高く、布団にはいつも通り電気敷毛布を点けたが、暑くて寝つけない。こちらも途中でオフにした。

 7時にはスッキリ目覚め、このとき外気温は0度。暖房ボイラは6時に70度設定でオンにしたが、2階室温が17.9度、1階室温が22.8度とやはり暖かい。これほど温暖な正月はしばし記憶にない。
 昨年に比べてコロナ感染リスクは高くなり、自然換気量を増やすべくパッシブ換気排気口は再び100%開放に戻したが、影響はなかった。


 8時までには全員起きてきて、早くも8時半から新春の宴が始まる。今年も手作りにこだわった妻のオセチ料理が並んだ。乾杯用に初めて買った北海道限定の小樽ワイン赤が非常に美味しかった。

 その後、孫娘にお年玉をあげたり、知育菓子で遊んだり、2日前から仕込んでおいたフルーツケーキなどを食べつつ、ダラダラと過ごす。
 孫娘の子守は次男にまかせ、お接待疲れの妻と私は、居間のベンチで交互に昼寝をむさぼった。


 珈琲タイムののち、例年通り同じ位置同じ席で家族写真を撮影。夕食はオセチ料理の残りで済ませる。3つある重箱はカラになった。いつもと同じ元旦の風景だった。