通算5度目となる地区センター図書館、本修繕ボランティアに参加。新型コロナの新規感染者数が毎日のように更新される危機的な状況下で、感染数の少ない高齢者が中心の静かな活動とはいえ、密な状態は避けたかった。
活動を休む考えもあったが、この種の活動は細々とでも続けることに意義があるもの。考えたすえ、いつもより1時間遅い11時過ぎに参加することにした。9〜13時の任意の時間に活動する決まりで、後半のシフトを自主的に選択した形だった。
行ってみると、作業室には係員を含めて3名しかいない。他に3〜4名いたようだが、前半の11時までに帰ったらしい。
すぐに作業準備を始めると、残っていた2人も相次いで帰ってしまった。残ったのは係員と私の2名のみ。この日は前回に続き、横長の大型絵本の表紙カバー補修だった。
まず係員と相談しつつ、補修方針を決める。透明ブックカバーをすべてはがし、全交換するのが最も仕上がりが美しいが、大変な手間と時間がかかる。
本体の破れと傷みが激しいことを考慮し、表紙と透明カバーをそっくり切り出して廃棄。表紙なしで新たに透明ブックカバーを本体に直接かけることで決着した。
カバーの取り外しと清掃は比較的簡単に終わり、透明ブックカバーかけに取り掛かる。前回はここでいくつか失敗し、仕上がりを悪くした。 前回の失敗後、家に戻ってカバーかけの作業工程を文章とイラストに詳しくまとめておいた。その記録を参考に慎重に作業をすすめる。
透明カバーは多少のねじれを吸収できるよう、サイズには充分な余裕をみた。折返しのサイズが均等になるよう、裏紙をはがす前に寸法を厳密にチェック。
自分でまとめた工程図を参照しつつ、係員の指導も一部受けながら、無難に作業を終えた。
時計は12時50分あたりで、この日は早めに作業を打ち切ることに。全交換を避けたこともあって、作業時間は1時間40分。厳しいコロナ禍の中では、妥当な納めどころだった。