2022年8月5日金曜日

前立腺治療の必要なし

  1週間前に受けた泌尿器科精検の続きを受けに行く。今回は尿の流れを詳しく調べる検査で、「オシッコをぎりぎりまで我慢して来院するように」と言われていた。
「ギリギリまで」という加減が難しく、トイレに行くペースを確認するため、前日に「リハーサル」をやった。
 検査予約は14時で、病院までは車で30分。それらを踏まえて11時に最後のトイレをすませ、昼食をはさんで向かえば、ギリギリ間に合うことを知る。

 練習通りのスケジュールで10分前に病院に着くと、時間より早く14時5分前に検査が始まった。
 最初に膀胱周辺のエコー検査。先日やった大腸ガン転移検査のエコー検査と基本的に同じで、調べる位置が違うだけ。検査員に確かめたら、膀胱が満タンのほうが問題部位を確認しやすいのだという。


 10分ほどで終わり、隣りにある専用トイレで尿量検査を受ける。いろいろなセンサーが設置された特殊な便器で、検査開始前と終了後に自分でボタンを押す仕組み。
 終わると器械からレシート状の紙が印字されてくるが、回収は検査員がやってくれる。

 その後再びエコー検査をやり、残尿測定をやる。超音波で膀胱に残った尿量がわかるとは驚きだ。
 ここまでで30分が経過。前回よりもやや混雑する待合室のはずれで持参の文庫本を読んでいたら、10分ほどで診察室に呼ばれた。
 まず、1週間前に採血して調べた前立腺がんの結果を知らされる。PSA値は0.633ng/mLで、70歳以上の基準値0〜4ng/mLの下限に近い。70代にしてはいい数値とわかったが、高齢なので今後年に一度の検査を勧められた。


 尿量検査は144.4ml。健康な高齢者で100〜150mlが基準値らしく、まだ膀胱の柔軟性は失われていないようだ。残尿量は25mlで、50ml未満は問題ないそう。
 以前から気になっていた排尿時間は23.3秒。30秒以内なら問題ないそうで、ちょっと安心した。

 前回検査で指摘された前立腺結石と前立腺肥大は程度が軽く、治療の必要がないとの最終診断。毎日薬を飲んでいる同年代の知人もいるため、覚悟をしていたが、どうにか回避できた。
 診察費は2,590円のカード払い。2度もエコー検査をした割には安かった。