2022年6月10日金曜日

外囲炉裏の大改修

 丸2日かけ、ウッドデッキに設置済みのブロック製BBQコンロを大規模修理した。
 設置後すでに22年が経過。土を45センチ掘り下げてブロックを積み上げ、頑丈で火災のリスクも少ない。上端部はレンガを並べて固定してあり、皿やコップを置くにも便利だった。

「外囲炉裏」と名づけて重宝してきたが、数年前に炉内のモルタルに亀裂が入った。調べると、土台となるブロックに隙間ができている。鉄筋は入れてなく、地盤沈下などによってブロックがずれ始めたようだ。
 モルタルで簡易補修を続けてきたが、今年の豪雪で一段と亀裂がすすんだ。上端に並べたレンガの一部もはがれ、段差が激しい。大改修の時期だった。


 炉内モルタルの亀裂部分をいったん削り、手で押してみると、西側の壁全体がぐらつく。このままモルタル固定しても仕方なく、西側のブロック壁全体をいったん取り外し、隙間を解消したうえで再度モルタル固定することにした。
 ブロックの固定に使ったモルタルをタガネで均し、はがれているレンガも同時に取り外す。


 次に車用のジャッキを使ってブロック壁全体を押す。ウッドデッキ床にヌキ板の捨て材をビス3本で固定し、ジャッキを横にしてブロック壁との間にはめこむ。少しずつジャッキを締めると、壁の隙間はかなり解消された。
 そのままの状態でモルタルを練り、ブロック壁とレンガを同時進行で積み上げた。


 2日目は東側に積んであるレンガ2個の高さ調整をする。前日補修した分はおおむね水平を保っているが、補修の繰り返しで高くなっているレンガが一部にある。
 電動グラインダーを使って古いモルタルを強制撤去し、平坦に均す。再度モルタルを練り、素早く固定。天気がよいので、ぐずぐずしていると硬化が始まる。


 夕方までに作業を終えた。ジャッキはモルタルが完全硬化するまで、しばらくそのままにしておく。

 ひとまずBBQシーズンには間に合ったが、隙間が完全に解消されたわけでなく、いずれは土台からの積み直しを強いられるかもしれない。
 万一そうなった場合、地盤に依存せず、単純にデッキ床板上にブロックを並べるだけの単純構造に変えるかもしれない。