2021年9月29日水曜日

運転免許証の更新

 前日に届いたばかりのカーナビのテストをかね、 車で30分強の札幌運転免許試験場まで免許の更新手続きに行ってきた。
 これまでは優良運転者でも30分の講習が義務づけられていたが、70歳以上になった今回から、事前の高齢者講習を受けて受講修了証を提出すれば講習は免除され、手続きは簡単になる。


 高齢者は窓口が空いている14〜16時の手続きを推奨されている。13時半に家を出て、40分ほどで試験場に到着。

 初めて本格運用となったカーナビの使い心地はまずまずで、音量が大きすぎるほどの音声案内が分かりやすい。事故多発地帯や走行すべき車線の音声案内まであり、実に親切なことである。
 付属していたサンシェードはセットせずに走ったが、画面が明るいので陽がさしても特に問題なかった。


 更新は5年ぶりだったが、幹線道路経由で正門から入った記憶がぼんやりとあった。ところがカーナビは手前の細い道を右折せよという指示。
 通り過ぎてから気づいてUターンして従ったが、帰路に確かめたら距離的にはわずかに短いだけで、明らかに幹線道路から入るのが安全で分かりやすい。カーナビにこの種のミス案内があることはよく聞くが、いきなり遭遇した。


 試験場はガラガラ状態で、前回とは様子がかなり変わっていて戸惑った。最初の手続きでATMのような機械に免許証を差し込むと、プリントアウトされた書類が自動で出てくる。
 以降の視力検査と写真撮影はさすがに人力によるアナログ作業。どちらも待たされることなくトントン進み、発行まで正味25分くらいで簡単に終わった。
 これまでの免許証はパンチ穴を開けて返却してくれたが、新旧の写真を比べると、5年の月日でゆっくりと老いが進んでいる自分を感じる。

2021年9月28日火曜日

ようやくカーナビ導入

 長きにわたってアマゾンの「欲しい物リスト」に入れてあった外付けタイプのカーナビをようやく買った。
 あれば便利なのは分かっていたが、手持ちの道路地図と事前のグーグルマップ調査でひとまず用は足りていて、いまひとつ踏ん切りがつかずにいた。

 気持ちが変わったのは、暗くなって長男一家を家まで送る際、昼間とは街の景色が変わっていて、曲がるべき交差点を通り過ぎてしまうことが最近増えたこと。
 無駄な走行は事故のもと。加齢による目の衰えもあり、慣れた道でもドラレコの音声ガイドがあれば心強い。


 コロナ禍でギター弾き語り活動がなくなり、空いた時間で未知の行楽地やカフェを夫婦でドライブする構想がある。車なら公共機関より感染リスクは少ないが、知らない道を道路地図だけを頼りに走るには不安がある。
 つまり、コロナ禍で閉塞しがちな暮らしを、少しでも前向きに改善しようという思いも意識下にあるのだ。
 買ったのは「Relibor 7インチカーナビ、2021日本地図 キャパシタタッチスクリーン」。送料込みで9,280円だった。

 到着後、さっそくセットアップに励む。シガーソケット電源、USBケーブル、吸盤式取付器具などの付属品は一式同梱されている。操作は手持ちの中華Padに似ていて、大きな戸惑いはない。
 電源を入れるとGPSは自動認識する仕組みだったが、電波をなかなかキャッチしないので、取説通りに外に置いてみると、ようやく起動して自宅を認識した。



 USBアダプター経由で2時間ほど充電したのち、車に持ち込んで取り付ける。当初はハンドル前のダッシュボードに設置のつもりが、吸盤がうまくつかない。製品の説明写真を真似てフロントガラス内側に設置したら、うまくやれた。

 シガーソケットにはドラレコも挿してあるが、今回のカーナビ導入に備えて分岐ソケットを購入&設置済み。両方とも消費電力はわずかで、動作に問題はなさそう。電源ケーブルが露出して目障りだが、隙間にはわせて極力隠した。
 今日は外出の予定がなく、運転によるテストは明日以降。机上のテストでは問題なく作動している。

2021年9月27日月曜日

野の花を飾る

 数日前、散歩の途中に小さな紫の花が土手で自生しているのに気づいた。キク科の花で、花が少なくなるこの時期には貴重だった。
 一本摘んで玄関の備前焼の花瓶に飾ってみると、なかなか絵になる。先月末には道端のセイタカアワダチ草を飾った。散歩の途中で見かけた野の花を飾るのは、今年のトレンドのひとつになりつつある。


「あら、いいわね。さり気なくてウチらしいわ」と妻にも好評。ミヤコワスレかしら?などと問うが、名前はよく分からなかった。
 たまたまお彼岸に差し掛かったため、短く切って仏壇にも飾った。


 今日になってツイッターに花の画像が流れてきた。「シオン:キク科シオン属の多年草」とあるが、これがどうみても先日摘んできた土手の花。

 調べてみると「紫苑」が正式名で、平安時代に中国から伝来してきた長い歴史がある。シベリアが原産で「十五夜草」の別名もある寒さに強い秋の花だった。
 念のためミヤコワスレも調べたら、紫苑に似ているが、花びらの数や形状、葉の形が微妙に異なる。細い多数の花びらと、笹に似た尖った葉が紫苑の特徴だった。


 今日は夕方に土手まで出かけ、野生化している紫苑を5本ほど掘り出し、庭に移植した。園芸店でも入手可能と思われるが、野生化している忘れな草と同じで、わざわざ買うまでもない。
 移植は春から初夏が望ましいらしいが、花が咲くまで見分けがつかない。ひとまず植えてみる。


 興に乗って仏壇に飾り終えた分を食卓にも置いてみると、こちらも絵になる。妻の言う通り、確かに「我が家らしい」のである。

2021年9月24日金曜日

とんだ肩透かし

 近くの町内会館で市の住民集団健診が行われる日で、朝食をとらずに10時に妻と共にでかけた。ところが会場にレントゲン車が見当たらず、駐車場にも車はゼロ。固く閉ざされた玄関には、何やら貼り紙が。
緊急事態宣言発令中のため、住民健診は中止となります
 以前は近隣地区センターで受けていたが、混雑がひどいため昨年から私だけ別の町内会館に行ってみたら、ここがガラ空き。今年は妻も誘って出かけたのに、とんだ肩透かしだった。

 帰宅後にネットで調べると、確かに中止の告知がある。事前の調査を怠ったツケで、次なる会場の候補をあれこれ検索する。
 同じ区でなくても健診は受けられるが、駐車場があって車で15分くらいで行けること。混まない平日開催が理想。10月中には終わらせたいが、最短でも10月上旬になりそうだ。


 気を取り直し、珈琲タイム後に近隣の皮膚科へと向かう。連続肩透かしは避けたく、診察していることを確認してから出かけた。
 このところ3週間に1度ペースで通っている処置だけのイボ治療だったが、今回は正体不明の発疹と頬の老人シミの再発があり、院長の診断が必要だった。
 入る前に手指の消毒と体温測定があり、待合室は寒いほど強制換気がされていて、安心&信頼できる診療所だ。
 休み明けとあって混んでいたが、30分後に診察室に通される。右耳裏の正体不明の突起はイボの可能性が高いが、疑わしいので液体窒素凝固法ではなく、次回に麻酔して切除することになった。

 頬の老人シミは4年前にも切除手術を受けたが、最近になって再び色が濃くなり始めた。つまりは再発で、前回と同様に麻酔して切除するのか、液体窒素凝固法で処理するのかの相談。
 患部を診てもらった結果、今回は麻酔による切除手術は避け、まず液体窒素凝固法で皮膚の突起を消したのち、レーザー治療でシミを除去するという方針が決まった。しばらく時間がかかりそうだが、切除手術に比べて制限は少ないのが救い。

2021年9月23日木曜日

接点復活剤で修復

 11年間使い続けたロジクール製の無線マウス(M215)の動作が突然おかしくなった。
 左ボタンのクリックが安定せず、レタッチソフトでの画像選択がうまくやれない。ファイル名の変更も難しく、ファイル編集ソフトが起動してしまう。インターネットサイトのスクロールは途中で止まる。

 最初はMacBookの不良を疑った。OSの入ったUSBメモリから起動して修復を試みるが、改善しない。
 続いて妻が3年前に買ったマウス(ロジクールM221)に交換してみた。すると、何ら問題なく動作する。消去法でマウスの問題と判明。11年も使ったので、寿命がきてもおかしくない。


 あきらめて新しいマウスを見繕ううち、(もしかして、接点復活剤で直るのでは?)と思いつく。
 実は最近、浴室の換気扇タイマーが設定時間を過ぎても切れなくなり、スライドスイッチ部分に接点復活スプレーを吹きつけて元に戻った経緯がある。

 接点復活剤は電気接点の汚れを除去し、電気の流れを回復させるもので、2年前にライブ用PAの接触不良を修復するために購入した。どうせ捨てるなら、ダメモトで試してみる価値はある。


 マウスの蓋や電池を取り外し、付属の細いパイプをスプレーに装着。マウス内部にめがけて数回吹きつけた。
 新旧2つのマウスを同時装着し、動作を確認すると、左クリックの不良は直っていた。だが、スクロールの問題は相変わらず改善しない。


 そこで今度はスクロールホイールの隙間めがけ、ボタンを動かしながら何度かスプレー。再度試すと、スクロールも改善されていた。どれくらい持つか分からないが、ひとまず買い替えは免れた。
(接点復活剤は絶縁箇所まで油膜でつなげてしまう場合があるようで、乱用すると別の問題が発生する可能性があります。試みる場合は各自の判断でお願いします)

2021年9月20日月曜日

敬老家族会

 秋の恒例行事だった家族旅行はコロナ禍で今年も難しく、3連休で孫娘は退屈を持て余している様子。長男からの提案もあって、敬老の日に長男一家と食事会をやることになった。

 12時の予定より少し早めにマンションに向かい、先日長男と二人で作ったばかりの商品整理棚を確認する。
 前後のぐらつきと商品の落下を防ぐため、両側面にもOSB合板を固定したせいで、安定感は格段に向上していた。


 そのまま長男一家を車に乗せ、途中でネット予約しておいたテイクアウト回転寿司を受け取る。孫娘が盛んに空腹を訴えるので、到着後ただちに食べ始めた。
 孫娘は旺盛な食欲で、5皿分をぺろり平らげた。先日作り直したばかりの子供椅子は身体にぴったり収まって、喜んで座っていた。


孫娘からの敬老プレゼント
(手足をスタンプに使った水族館)

 食後は2階で孫娘と昭和歌謡を歌ったり、室内ブランコに乗ったりして遊ぶ。
 珈琲タイムは長男が買ってきたケーキと敬老まんじゅう。バラエティに富んだケーキを、それぞれの好みで美味しくいただく。


 外はまだ明るいが、花火をやりたいと孫娘が何度も繰り返す。今夏は我が家で2度花火をやっていて、すでに9月も下旬。花火のシーズンではないが、花火好きの孫娘はもう一度やりたいと、近所のホームセンターに残っていた花火を探し当てたとか。

 マンションのお祭りがコロナ禍で今年も中止。着られなかった浴衣に着替え、あたりが暗くなり始めた18時からウッドデッキで始めた。
 待ちかねていた孫娘は、大はしゃぎで走り回る。袋の花火の大半を一人でやり終えて、ようやく満足したようだった。


 花火の予定を事前に聞いてなく、夕食の準備がなかった妻は、ありあわせの食材で苦心して夕食を用意。20時近くにようやくお開きとなった。
 コロナ禍での家族イベント、やり繰りには難しい面も多いが、何とか工夫してやり終えた。

2021年9月19日日曜日

マスク生活の長期化

 マスク生活の長期化に備え、いろいろ工夫して対応策をとっている。

 コロナ黎明期の品不足時には重宝した布マスクは、不織布マスクに比べて効果が劣ることがはっきりし始め、最近は玄関に置いて、ごく短時間の接客に限定して使っている。
 基本は不織布マスクを消毒液で洗って数回使う方式。消毒液は厚生労働省のガイドに従い、指定の有効成分が含まれる台所洗剤を1%に薄めたものを使う。
 2Lのポリタンクに予め消毒液を作っておき、使用後のマスクを別の1Lポリ容器(キムチの空容器)に投入。ただちに消毒液を半分ほど満たし、蓋をして揺すったのち、1時間以上放置する。


 マスクが2枚以上たまったら、消毒液を捨てて水で3〜4回すすぎ、絞らずにハンガーにかけて浴室で自然乾燥。半日で乾くので、チャック付ポリ袋に収納する。
 以前は使うたびに洗っていたが、消毒液の消耗が馬鹿にならない。容器にためて洗うのが得策だ。
 マスクの内側下端には、使用者の名前と使用開始月日をマジックで記入。装着時に裏表や上下を間違えることはない。
 マスクは2枚を同時に使いまわし、1ヶ月経ったら捨てる。1枚あたり5〜6回使う計算。使用を重ねると効率が落ちるらしい。


 玄関ホールには剪定した庭木を利用したカエルのオブジェを飾ってあるが、ここに使用中のマスクを引っ掛け、一時退避場所として利用している。
 たとえば散歩にでかけ、誰にも出会わずに戻ることはよくある。その際に使ったマスクを洗うのは合理的ではない。オブジェの枝に吊るしておき、そのまま次回に使う。

 長男一家などの身内が遊びにきて、短時間で帰るときなども、一時的なマスク退避場所になる。枝が多数あって分散しているため、マスクが接触することは避けられる。

2021年9月16日木曜日

子供椅子をリメイク

 このところ成長著しい孫娘のために、専用の子供椅子を全面的にリメイクした。つい先日も階段の子供用手すりを高くしたばかりで、こうした改変は今後も定期的に続くと思われる。
 昨日は終日長男の商品整理棚作りにつきあって、2日続きのDIY作業。しかし、今日の作業は棚に比べるとずっと楽だ。

現状の子供椅子

 まずどう改良すべきか構想を練り、スケッチ図を描く。それに沿って再利用可能な材料と追加の材料を見繕った。全て保管してある端材でやり繰り可能と判明。

 既存の子供椅子を解体し、使える部材を取り出す。ホワイトボンドで練った木屑で既存のドリル穴を塞ぎ、電動ノコで加工して側板を作る。
 18×105のヌキ板2枚を30度の角度で突き合わせ、片側からL=65のビスで貫通させて固定した。


 続いて38×89ツーバイ材で座板を作る。260長で4本切り、側板と同じ要領で真横からL=65のビスで貫通させて固定した。
 部材を突き合わせて小口側からビス固定し、幅広の部材を得る手法は20年前に椅子を自作した際に思いついたが、端材を有効に使える独自の技だ。

 座板と同じ幅で足乗せ台と背板を切断。(24×75松材を使用)全体をL=40のビスで組み立てて完成した。


 側板高さは640。座板はW340×D260。座板高さは400で、足乗せ台高さは100とした。
 身長120センチ用の子供椅子寸法を参考にしたが、座板高さと幅は大人用椅子なみで、当分はこのまま使える。座板奥行きと足乗せ台高さは、数年で調整することになりそうだ。

2021年9月15日水曜日

長男の商品整理棚

 市内在住の長男からメールがあり、商品整理棚の設計図がまとまったので、チェックして欲しいという。

 発端は2ヶ月前の孫娘誕生会にあり、いつも接客に使っている座卓が見当たらないのでどうしたのか尋ねたら、ネット通販事業用に仕入れた商品の整理に転用中とのこと。いずれ専用棚を自作するつもりでいるが、忙しくて暇がないという。
 それはいけないねと、その場でスケッチ図を描き、概算見積も出しておいた。昨日メールで送られてきた設計図は、そのスケッチをもとにしたもの。
 元々が私の案なので、大きな問題はない。多少の修正を加えて返信し、作るなら我が家のウッドデッキを使っていいよと、書き添えた。


 余程困っていたのか、翌日の今日、急きょ作ることになる。
 材料は長男がホームセンターで調達し、無料のトラックを借りて我が家に搬入。時間制限のあるトラックを返す間に、私が先行して作業を始める段取り。
 角材とOSB合板で棚板を5枚作り、同じ角材6本を柱とするのが基本的な考え。30×40のプレーナー材が150円で手に入り、これを18本使用。t9 OSB合板は910×1820を縦に3分割し、角材で組んだ枠にビス固定して棚板とする。
 角材6本を柱とし、棚板にビス固定すれば、1820×1820×奥行き300の4段棚が完成する。


 材料搬入が12時半ころ。妻が昼食用に26センチのピザをパン屋から1,080円で買ってきて、まずは腹ごしらえ。これがなかなかの美味で、先日カフェからテイクアウトしたピザを凌いでいた。

 角材の両端を切り落として1820長に調整するうち、トラックを返却した長男が戻ってきた。2人で役割分担しつつ作業し、2時間で棚板3枚の加工が終わった。
 珈琲タイムのあと、残る棚板2枚と柱6本の加工を継続。17時までに全作業を終え、部材を車に積み込んで長男のマンションへと向かった。


 朝からいろいろと準備したため、部材を運び終えると、ガクッときた。共同作業は何かと気疲れするものだ。

 部屋の片づけが未着手のため、組み立て作業は明日以降。長男が一人でやる予定だが、万一手に負えなくなった場合、ヘルプ要請があるかもしれない。
 総費用は6千円弱。同等品を買えば3倍以上はするだろう。手作りに勝る節約はない。

息子から届いた完成写真
(その後、両側面にもOSB合板を張って補強)

2021年9月12日日曜日

デジタル終活

「投稿が新聞に載っているわよ!」と、起きるなり妻が言う。何も告げてなかったが、月初めに地元紙のエッセイ欄へ確かに投稿した。どうやらそれが採用になったらしい。
 諸事情により、投稿掲載は6ヶ月ぶり。今回はパソコンを使った終活がテーマで、作業中にこのブログでも一部ふれた。
 終活の一切をテキストファイルにまとめ、3人の子どもたちにメール送信して共有するという画期的なもの。以下、投稿の概要である。


 均等分割を基本とした遺産相続から始まり、葬儀のあり方や預金&不動産の詳細、延命措置の希望、墓や仏壇の扱い、住宅の管理方法など記載内容は幅広い。文章で説明しきれないものは写真も併用。多数のパスワード類は熟慮のすえ、暗号化して別ファイルに保存した。
 これを機に銀行とクレカ、暗号解凍パスワードは以前から決めておいたものに統一。重要なこのパスワードだけは一切記録に残さず、夫婦と子供たちだけの「記憶」に深くとどめた。

 長い時間をかけてまとめ終え、「家族ノート」と題して目立つ赤いフォルダに収納。同じ内容を子どもたちにもメール送信したら、すぐに反応があった。
 元気なうちによくまとめてくれたと概ね好評で、長女からは介護の希望等を追記して欲しいとの要望があり、葬儀用写真を含めた全体をUSBメモリにも保存してはどうか?との提案もあった。
 デジタル終活にふさわしい体裁で、さっそく薄型の媒体を購入し、赤いフォルダの最上部にテープで止めた。フォルダには葬儀で流して欲しいCD音源も入れた。
 同い年の妻とは「70歳を迎えたら終活ノートを書こう」と、かねてから相談していた。母の死やコロナ禍でやや遅れたが、ようやく実現してホッとしている。
 今後の予定として、内容に変更が生じた場合は印刷し直してその都度メール送信。USBメモリの更新を同時にやりたい。
 正式な遺言と違って法的拘束力はないが、死後の処理は基本的にこのノートに沿ってくれるはず。人生の着地点にむけて、いろいろと片づいてゆく。

2021年9月11日土曜日

リバーサイドsolo_03

 河畔公園を利用した路上ライブ「リバーサイドsolo」の第3弾を実施。

 今回の場は「河畔」であることは確かだが、「公園」ではなく、単なる川沿いの土手である。遊歩道やベンチは整備されていないが、管理用の道はあって、きちんと草刈りはされていた。
 春先の散歩コースのひとつで、夏場は雑草が茂り、高木にカラスが営巣して威嚇するため避けていた。先日しばらくぶりに歩いたら、歌う条件としては悪くないことに気づいた。

雑草で隠れているが、右側に川面がある

 コロナ禍が吹き荒れる中、屋外で歌う場にはいくつかの条件がある。周囲に民家がないこと(騒音クレームの恐れ)、通行人が前を横切らないこと(飛沫が飛ぶ恐れ)は必須だった。これに風雨や気温の気象条件が加わる。
 この日は週末で、一般の河畔公園には人が多いことが予想された。単なる土手道なら人がやってくる可能性は低い。

 風は強かったが、夕方の気温はこの時期にしては高めの24度ほど。前回よりも遅れて16時25分から始め、およそ45分で11曲を歌った。


優しいあの子」スピッツ
 北海道が舞台のNHK朝ドラ「なつぞら」のテーマソング。

恋心
 岸洋子が歌ったシャンソン。

思い出のグリーングラス」森山良子
 死刑囚が処刑直前に観た故郷の夢をテーマにしたアメリカの曲。

コンドルは飛んで行く」サイモン&ガーファンクル
 稀にリクエストが出る。オリジナル訳詞で。

君をのせて」井上あずみ
「天空の城ラピュタ」のテーマソング。


時の過ぎゆくままに」沢田研二
 チカチカパフォーマンスでは1曲目によく歌った。ハズレのない曲。

ドミノ
 割と好きなシャンソン。

浜千鳥
 この歌をテーマにした推理ドラマの再放送を先日観た。

異邦人」久保田早紀
やさしさとして想い出として」ふきのとう
闇夜の国から」井上陽水

 立ち上がりで声が出ないのはいつものパターン。歌い進むうちにじょじょに調子が上がってくる。

 写真撮影を含めて1時間ほど現地にいたが、通行人はゼロだった。川向うにある市民農園は収穫時期で、長く滞在する人はいない。
 背面にある細い道路を時折車が行き過ぎるが、歌の邪魔にはならない。他を全く気にせず、自由気ままに歌えるのは大きな利点だった。

 結果的にマスクは必要なかったが、万一を考えて口周りの膨らみが大きい手製布マスクを使用。気にせずに歌えた。コロナ禍における屋外ライブの必須アイテムである。

2021年9月9日木曜日

ソーラー充電池交換

 今年5月に玄関前車庫屋根下に設置したソーラーイルミネーションが点灯しなくなった。兆候は数日前からあり、点灯後わずか1時間ほどで消えたり、光が極端に弱くなったりした。
 昼間の太陽光でソーラーパネルから充電し、周囲が暗くなると明るさセンサーで自動点灯する仕組み。電気代が全くかからず経済的な反面、雨天や曇天の日は充電量が不足し、数時間で消えてしまう欠点があった。


 当初は当日が晴れなら、明け方まで問題なく点灯していたため、いよいよ寿命かと覚悟。捨てる前に念のためネットで調べてみると、こうした連続使用の場合、内蔵の充電池が1年ほどで寿命を迎えるという。
 車庫屋根下で使い始めたのは5ヶ月前だが、地下通路ライブ用に買ったのは5年前。断続的にかなり使っているので、寿命がきても不思議ではない。

 さらに情報収集すると、機種によっては市販の充電池で交換可能らしい。さっそく試みた。


 ソーラーパネル部分は防水仕様の自作透明容器に入れ、車庫南側の一番高い位置に設置してある。配線済みのケーブルと本体が一体化されているため、脚立に上ったその位置で作業することに。

 防水容器はネジ式で簡単に取り外せる。ソーラーパネル裏蓋のネジ4本を緩めて取り外すと、中に着脱式の充電池が入っていた。仕様は1.2V 400mAh〜単3ニッケル水素電池(Ni-MH AA)。
 手元に100均ダイソーで買った単3ニッケル水素充電池があり、仕様は1.2V 1300mAh。容量は大きいが、電圧が同じ。使える。


 交換は簡単に終わり、明るさセンサー部を手で塞いでみたら、ちゃんと点灯した。裏蓋を閉じて防水容器に戻し、作業終了。
 暗くなると正常に点灯することを確認した。新しい充電池容量は現機種の3倍以上あり、交換頻度は減るはず。まだまだ使える。
(充電力ダウンにより、2022.12.23に100V充電器で満充電した)


 長い脚立を出したついでに、南西と北西の角にあるカエデとミズナラの剪定作業をやる。暑さで無駄に伸びた枝をバッサリと伐採。
 落ち葉が散り始める11月上旬にもう一度剪定する必要はあるが、ひとまずは安心できる。

2021年9月8日水曜日

さらなる燃費向上

 新車の6ヶ月無料点検日だった。ついこの前買ったばかりと思っていたが、月日の流れは早い。
 1ヶ月点検と同様に、直接整備工場に出かける。10時15分に着いたが、今回は外気温が20度以下と肌寒いこともあり、散歩には出ずに、ロビーでじっと終わるのを待つことにした。

 持参の文庫本を読むうち、20分で整備終了。特に問題はなく、単純な調整だけだった。


 来る途中、ガソリン残量警告アラームが鳴り、帰路にGSに寄った。前回と同じ35日ぶりの給油だったが、平均燃費をチェックすると、24.7km/L。ワゴンR_5MT
 24.0km/Lという驚きの数値だった前回、「これ以上の燃費向上は難しいように思える」と記したが、さらに2.9%向上していた。

 街中運転という状況に変化はないが、全車種を対象とした燃費ランキングサイトでも堂々の3位。果たしてどこまで向上するのか。この調子だと25km/L台も決して夢ではない。

2021年9月7日火曜日

ロール式遮光ネット

 6/22に設置した1階居間窓外の遮光ネットを取り外した。

 記録的酷暑のせいで、今夏は遮光ネットの設置が例年より1ヶ月も早く、6/13にまず2階寝室の遮光ネットを設置した。
 1週間後の6/20には1階ウッドデッキ上と台所窓外にも設置。その2日後には初めての試みとして、日射量に応じて簡単に上げ下ろしが可能なロール式の遮光ネットを1階居間窓外に設置。

下端に巻き下ろした状態

 酷暑もようやく峠を越し、先月下旬には2階寝室窓外の遮光ネットを早々に取り外した。
 2つに分けた1階居間のネットは、室内明るさ等に影響の大きい東半分だけを上げ下ろしして日射量を制御してきたが、季節も進んでいよいよ不要と判断。今後の日射量の調節は、室内ロールスクリーンで充分可能だった。
 取り外しは簡単に終えたが、設置に使った補助固定材の緩みを直したり、支持パイプ端部のサビをとって塗料を塗り直したりし、来年に備える。


 外部ロール式の遮光ネットは非常にうまく運用できた。酷暑をエアコン&扇風機なしで自然通風のみで乗り切れた大きな要因。
 上げ下ろしの回数は計3回ほどだったが、作業が脚立を使わずに一発でやれたら、さらに便利だった。技術的にはやれそうな気がする。来年にむけての課題だ。まだまだ進化し続ける。

2021年9月5日日曜日

自力お焚き上げ

 古い遺影を中心に、ゴミとしては出しにくい品々を自力でお焚き上げした。昨年やった実家の後片付けで発生したもので、段ボール箱にずっと保存してある。
 長く実家の仏壇に置いてあった祖父や叔父の遺影、亡き父の卒業証書、建築士の合格通知、正月に床の間に飾っていた天照大神の掛け軸など、内容は雑多。

 ウッドデッキ中央にあって、普段はBBQに使っているブロック枠の内部モルタルを全面的に塗り直し、臨時の炉として使うことにする。


 遺影類はアルバムに同じ写真があり、そもそも父母の信奉する浄土真宗には、遺影を飾るという教義はない。ここは処分すべき時期だった。
 この種のことは外注が普通かもしれないが、以前に子供が遊ばなくなった人形を捨てる際、塩で清めて合掌してから自力で処分した。大事なのはかける費用ではなく、気持ち。
 お坊さんを呼ばずにやっている自力法要と同じ要領で、お線香と供花、お経の音源をウッドデッキ内に準備。風がやや強く、万一に供えてバケツに水も用意した。
 まずブロック枠内を水で濡らし、お経を流しつつ順に火をつける。合掌して霊(あるかないかは分からないが)を弔った。


 30分ほどで終了。冷えたころを見計らい、灰は裏庭の片隅に穴を掘ってすべて埋めた。
 優先順位は低かったが、いずれ片づけなくてはいけないことを無事にやり終えた。