もらい物のコーヒーがいくつかあり、それぞれストレートコーヒーなので、単体で飲むとややクセがある。豆をミルでその都度挽く手間もかかるので、ついそのままにしてあった。
いつも飲んでいるコーヒーが少なくなったのを機に、いくつかのコーヒーをブレンドして飲んでみることにした。ブレンドの割合は、およそ以下の通り。
・ブラジルmix 50%(UCC)
・モカ焙煎 25%
・ガラパゴス 25%
ブラジルmixはいつもスーパーで買うすでに挽いてある品だが、他の二つは写真のようにミルでまとめて挽いている。
ミルはイギリス製で、私が会社に入った年、ギターの次に買った。35年前で確か9,800円もしたと思う。たかがコーヒーミルに、よくそんな金をはたいたものだと我ながら驚くが、当時手回し式では抜群に性能が良かった。
このコーヒーが実に美味い。ブラジルやコロンビアはクセがなく、無難な味だが、やや個性に乏しいきらいがある。しかし、個性的な他の二つをわずかに加えることで、味がぐんと引き立つのだ。実はこれがブレンドコーヒーの極意だったりする。
コーヒーにはうるさいはずの妻も、「このコーヒーは本当においしい」と飲むたびに言う。そうそう、そうでしょうとも。
で、この美味いコーヒーを飲みつつ、おやつなどいただく。写真が噂の「ホウレンソウ蒸しパン」で、すでに胃袋の中だが、食べる前に撮っておいた。うまいものは、すぐになくなりますな。