2008年6月4日水曜日

遠距離ユニット2

 以前に「息子との遠距離ユニットを画策中」と書いたが、全く別の形でそれが進行中である。
 相手は道南在住の息子ではなく、道北在住のMさん。7月5日、札幌・真駒内養護学校での訪問ライブで一緒にユニットを組んで歌うことになり、その練習のためだ。

 Mさんは学校側のスタッフの一人で、3年前にも同じ場で臨時ユニットを組んで3曲歌った。その時の会場の反応がとてもよく、今回同じ企画が持ち上がったとき、迷わず構成をユニット中心に変更した。
 前回は我が家に来ていただいて事前に練習をしたが、Mさんが遠方に転勤になってしまい、今回はそれが難しい。そこで以前から構想を暖めていた、「遠距離ユニット企画」の登場となった。
 まず事前にメールで相談して候補曲を決め、私がソロのユニゾン(主旋律)で録音。それをパソコンに取込み、編集してMP3音源に圧縮変換する。私の持つネット上のフリーエリアにアップロードし、先方にそのファイルの「閲覧許可メール」というものを送信する。
 以上の方法で、そのメールを受け取った人だけが、いつでも自由にその音源をエクスプローラなどのブラウザから聞けるという仕組みだ。

 楽譜は私が常用している楽譜閲覧ソフトを曲毎にパソコン上に表示し、そのスクリーンショットを撮る。するとパソコン画面が画像変換されるので、その画像を圧縮加工し、同様にフリーエリアにアップロードする。以下全く同じやり方で歌詞やコード譜が読める。


 今回、8曲を録音したが、「うまく聞けて、目下練習中です。いい方法ですね!」と先方から確認メールが届いた。パソコン画面で楽譜を見て、曲を聞きながらそれに合わせてギターを弾き、一緒に歌って練習できるという。これぞまさに「遠距離ユニット」である。

 すべてカバー曲なので、誰でも閲覧できるようなやり方ではまずいし、某大な容量となる音源ファイルを、メール添付で送信するのは先方に負荷がかかり過ぎ、現実的でない。
 幸い、私は2Gのフリーエリアをネット上に持っている。ときどき大容量の仕事用ファイルを、同様の手段で取引先にメール送信しているが、今回それを趣味でも使った。
 相手はWindows環境で、私は音楽に関しては基本的にMac環境。しかし、音源も楽譜も前述の方法だと、何ら問題なく相互共存が叶う。
 あれこれ動き過ぎたせいか、体調が優れない。身体に力が入らない感じだ。午後は歯科の予約が入っていたが、出かける途中にクスリ屋に寄り、数年ぶりにユンケルを買って飲んだ。

 歯科医院に着き、診察券を出したら、「菊地さん、予約は明日ですよ」と言われた。出かける前に不安になり、ちゃんと確認したはずなのに、今日はてっきり木曜と思い込んでいたせいだ。往復5キロほどの距離なので、ガソリンを70円ほど無駄にした計算。疲れてます。