南側の壁に茂るツタがどんどん伸びて、1階も2階もそれぞれ窓下にまで迫った。ツタの強力な吸盤も、さすがにガラスには利かないようで、行き場を失ったツルが、何本も宙を泳いでいる。
ある家で、軒下に咲くクレマチス(てっせん)の花のツルを、ひもを使って巧みに上部まで導いているのを見つけ、同じようにしてツタを窓の中(ガラスの外側)へ縦断させることが出来ないか?とふと思った。
さっそくその家を真似て、写真のように居間の外側の窓いっぱいに麻ひもを張り巡らしてみた。はたしてこれで首尾よくツタがひもにからまってくれるのか、しばらく様子をみないと分からない。
もしうまく行けば、窓から差し込む夏の強い陽射しを外側からさえぎってくれるのは確実。いわば「ツタのカーテン」である。居間の南側にはもうひとつ窓があるが、いずれはこちらにもひもを張ってツタを導きたい。実はこの春、居間の西にある木製パーゴラの根元にも同じツタを株分けしたが、うまく根づいてくれた。まだまだ小さいが、順調に育てば数年で西のパーゴラいっぱいにツタがからまってくれるはず。
楽しみはまだまだ続く。