来月上旬にもかなり大きな場でのライブ予定があり、いい機会と考えて、以前から検討していたギターのカポ(ネックにかまして簡単に転調させる道具)をネットオークションで買った。
価格は送料こみで2,000円。振込み手数料はゆうちょ銀行を使ったのでタダ。(9月末までの特例措置)高いガソリン代を使って市内の楽器店に買いにゆくより、ネットを使ったほうがはるかに安く入手できる。
カポは二つ持っているが、常用しているのは性能の安定したひとつのみ。「シャブ(SHUBB)カポ」と呼ばれているもので、2,000円近くしたはずだが、安物にありがちな音のビビリ(ぶれ)は皆無。
5年前の弾き語りライブ活動再開時に買った別の製品は、低いフレット位置だと音がビビって全く使い物にならない。カポに関する限り、安物に手を出してはいけないようだ。
今回新たに買ったのは、「NSカポ」という製品。とある知人の、「カポでNSカポの右に出る物はない!」という言葉を信じて買った。
実際にセットして弾いてみると、4~5フレットあたりだとシャブカポとの差はあまり感じないが、1~2フレットでは確かに音が相当安定する。噂は本当だった。
上の写真が二つのカポを同時にセットしたところ。左が新しいNSカポで、右がこれまでのシャブカポ。下の写真は裏側から見たところ。
本来、カポはひとつしか使わないが、比較のために二つ同時に取りつけた。両方とも赤いテープが細く巻いてあるが、これは複数の歌い手が集まったときに、誰のカポだか分からなくなるのを避けるための目印。
実際に着脱してみると、NSカポはつけるときにネジでその都度固定する必要がある。対してシャブカポは、てこの原理で瞬時に着脱が可能。しかし、シャブカポはフレット毎にネジの微調整が必要で、それらを加味すると両者に大きな差はない。
4年間酷使したので、シャブカポのラバー部分にはかなり傷みがでている。いつ問題が起こってもおかしくない状況だったが、同等以上の性能を持つカポを入手したので、ようやく安心できる。