あくまで「死んだような状態」というだけで、まだ死んじゃいない。その証拠に、ちゃんとこうして目が覚め、キーを叩いている。人間、生きているうちが華である。
通夜の折に父の遺体の真横で一晩を過ごしたが、このときにいままで経験したことのない感覚にとらわれた。死者である父と生者である私とが、意識下でつながっているような不思議な感覚で、もちろん不快なものでなく、どこか懐かしく、穏やかで暖かな想いである。
遺体はまだ棺には入れず、普通に布団に寝かせたままの状態だったことも関係していたかもしれない。
そのときに抱いた想いを率直に書くと、(死ぬのもそう悪くないな…)といった、これまた実に不可思議なものだった。
もしかすると、生きているいまが「夢」で、実は「死」こそが宇宙の真実なのではあるまいか?と、最近よく思う。だからといって、死に急ぎもしないが。
せいぜい夢の世界を満喫することにしましょ。
昨日のことだが、以前に書いた「連載エッセイ予告」が掲載されたミニコミ紙が届いた。名前を石狩生活情報マガジン「あいまが」といい、近隣の石狩市を中心に、全世帯のポストに投げ込まれるとか。
我が家から石狩市は、距離にしてわずか2キロほど。気候風土は札幌市よりも石狩市に近く、アメダスもいつも石狩市のをチェックしている。限りなく「ご近所」なのである。
創刊第2号目であり、現状では広告が中心で、まだフリーペーパーの領域。しかし、今後は企画物、連載読み物を充実させていきたいという。
この種の出版物を継続的に出し続けるのは、はっきりいって至難の業。地域に定着するかどうかは神のみぞ知る領域の話だが、その志は買いたいと思う。
連載第1回の原稿締切は今月中旬だが、すでに構想は固まっている。過去にホームページやこのブログに書いた膨大な量の文章から、季節感も考慮しつつ、リライトする構成にしようと思っている。
石狩市役所、各支所、石狩市図書館、札幌駅観光案内所、札幌市内カウボーイ各店などに置いてあります。