2008年2月29日金曜日

ふんわりホニャラカ

 月末の請求書作りと併行し、青色決算書の作成に励んだ。夕方までにどうにか売掛台帳の入力と転記を終えた。
 さて、いよいよ決算書本体の下書きでもやろうかと思っていたら、携帯が鳴る。携帯は基本的に仕事の電話しかこない仕組みになっている。もしかして、また週末がツブれるかも…、という予感は当たっていた。
 今週初めに9点の仕事を納めたばかりの新しい取引先から、またまた別の仕事の依頼。来週中に2点仕上げられるかとの打診。もちろんOKです、OKですとも。



 仕事は住宅だが、ちょっとヒネリのあるもの。いわゆる新規の企画物で、ありきたりのタッチではダメ。前回納品した「手描き風」、あるいはズバリ「手描き」の要素を一部、あるいは全部に入れて欲しいとのこと。
 前回の仕事で手描き要素を取り入れる具体的手法がほぼ分かったので、すでにカラーのサンプルは完成していた。掲載したイラストはその習作の一部だ。
 都合で小さい画像しか載せられないが、いまのところ手描き関連の要望には、このようなタッチで対応しようかと考えている。
 基本的にはCGで作っているが、枠は完全手描き。CGと手描きの使用割合は、およそ7:3くらいだろうか。「手描き」などといっても実際にペンを動かす作業は最低限にし、CGをうまく利用する。

 当面はニーズに応じ、「あくまでリアリティ追求タッチ」と、「ふんわりホニャラカ手描き風タッチ」の両方を使い分けるつもり。
「両性具有」は私の大きな持ち味でもあったのだ。

2008年2月27日水曜日

Windows予備機

 仕事に少し余裕ができたので、先週買ったWindowsパソコンのセットアップ作業を昨日からずっとやっていた。
 Windows機も2台目となり、前回のような戸惑いもなく、スイスイと作業は進むはずだった。ところが、前回と同様セットアップ作業が全く進まない。
 専門的な話だが、BIOS設定を終えたあとのCD読み込みが出来ないのだ。

 あらゆる手段を講じてもダメ。どうもWindowsとは相性が良くない。夕方までいろいろやってついにギブアップし、中古だが保証期間が残っている購入店に電話を入れた。
 現状を説明すると、本体に問題がある場合と、読み込むCDに問題がある場合の両方が考えられると言う。それもそうだと納得し、翌日に直接本体を持ち込み、その場で検証してもらうことになる。吹雪模様だったが、午後一番で家を出た。


 夏なら30分足らずで着く道が、あふれるような雪による渋滞で、1時間近くもかかる。店に着いてただちに検証してみると、どのCDを使っても同じ現象。つまり、パソコン本体に何らかの問題があったのだ。
 しょせん中古とはいえ、(ど~して本体の検証もせずに売るの…?)と言いたくなるのをぐっとこらえ、代替品を準備してもらえないかと交渉した。するとほぼ同性能だが、メモリが倍の512Mの製品があるという。

 今度はその場で読み込みトラブルがないかを確認してもらった。念のため、今日からさらに10日間の保証をつけてもらうことにし、メモリの差額分は現金で払うと申し出た。
 しばしして、今回は差額分は結構です、との店からの話。結果としてガソリン代のおつりが出た。客としての権利を振り回さずに正解だったか。
_家に戻ってさっそく作業開始。前回はネット接続ができるまで1週間近くもかかったが、今回は合計3時間でドライバー等のインストール、そしてネット接続まであっけなくこぎつけた。
 写真左にある白いパソコンが予備のWindows機。これまで使っている手前のWindows機とほぼ同じ大きさで、ケーブル関係もすべて共通で使える。
 3年前くらいの古い型だが、Pen4の2.4GHzで、これまでのWindowsよりも高性能。マウスやキーボード、モニタはもちろん、メモリも共通で使えるので、予備機としては絶好だ。

 予備機の購入を急いだわけは、3DCGが描けるWindows機が現状では1台しかないことだ。仮にそのWindowsが明日動かなくなったら、(その可能性は充分ある)このところ急増する仕事にたちまち支障をきたし、信用を失ってしまう。一匹狼の自由業の身としては致命的ダメージで、そのリスクはどうしても避けねばならない。
「山は明日崩れるかもしれない」のだ。平穏な今日が明日も続くという保障はどこにもない。それが人生だ。

2008年2月26日火曜日

仕事は仕事を呼ぶ

 昨日から今日にかけ、たまっていた事務処理と、納めた仕事の修正作業に追われた。午後3時までに6点の修正を終え、すべて再納品。修正仕事は後回しにせず、頭の中にイメージが新鮮に残っているうちに片づけたほうが効率がよく、先方も好印象を持ってくれる。
 修正を急いだわけは、昼休みにまたまた新規の仕事が2点入ったからだ。全く留まることを知らない勢いで、2月でこのペースだと、3~4月はいったいどんなことになるのだろうか?

 一昨年の秋に営業開拓した顧客からだったが、先週も2点納めたばかり。パース制作者を私に変更してから、仕事が大幅に増えたとも聞く。途切れずにどんどん注文がくる背景はそこ。
 建売中心のメーカーだが、パースのタッチひとつで、チラシの印象ががらりと変わり、集客力も相当違ってくるようだ。制作技術やデザイン力、構成力をウリにしている身としては、とてもうれしい話である。
 今朝早く、新規の仕事を納めたばかりの代理店から連絡があり、私のパースを大型看板に使うことになったが、画像を看板として拡大した実績はあるか?と問われた。
 札幌の中心部、時計台近くの某ハウスメーカー社屋の外壁に、5メートル角ほどの巨大な住宅イラストが看板として昨年の暮れまで掲げられていたが、実はあれは私の作品だった。
 通りを歩いていると非常に目立つ場所で、そのことを先方に告げると、それは見たことがあると安心した様子だった。 

 こちらも似た話だが、やった仕事が先方に気にいられると、次の仕事につながる典型だ。すでに納品済みの画像データを使うので、私に新たな仕事は発生しない。しかし、私を使ってくれた中間の代理店は、仕事がまた増えたというわけ。

「塞翁が馬」のように、仕事は新たなる仕事を呼ぶものでもある。

2008年2月25日月曜日

ガクッときた

 昨夜は本当に寒かった。フォーク居酒屋での定例ライブが終わったのが深夜1時。家に着いたのが2時少し前だった。なんだか寒いなと思って外の寒暖計を見ると、マイナス17度!もう2月も末ですぜ、ダンナ。
(その後の調べで、明け方の最低気温はマイナス19度まで下がったことが判明)
 寝る前に窓を点検したら、ガラスの下端に薄く結露した水が、凍っている。室内は19度あったが、外との接点である窓ガラスは相当冷えているということだ。
 ちなみに室内湿度は40%弱で、サッシは断熱ペアガラスだが、それでもこれだけ寒さが厳しいと、少しは結露する。
 建築家として長いキャリアと実績を持つ友人に聞いてみたら、最高級の断熱トリプルガラスでも条件によっては結露するとか。気象条件の過酷な北国で暮らす限り、シェルターのような完全無比の家など存在しない。住み手はそこのところを良く理解し、北国で生きる「覚悟」をすべき。


 昨夜は参加者が11人という盛況であった。定番フォークからオリジナルまで、歌も多種多様。心地よい緊張感がそこにあった。イベントが始まって丸3年が過ぎたが、ひとつの場所を確保した感がする。
 私の歌った曲リストは以下の通り。

・あめのことば(詞:及川恒平、曲:小室等)
・切ない夕暮れ(オリジナル)
・ありがとうforever(オリジナル)

・さくら(詞:森山直太朗・御徒町凧/曲:森山直太朗)

 第2部で歌った「さくら」の際にボーカルモニタが途中で切れるというアクシデントがあったが、全体として大きなミスはなかった。
 この店のテーマソングとして作った「ありがとうforever」は過去最高とも言える出来だったか。それもこれも、聴き手を始めとした場全体の後押しがあってこそ。独りでどうガンバっても成り立たないのがライブの難しさであり、ダイゴ味なのである。
 明けて今日、夜遊びがたたってか、身体がダルい。それでも9時には起き、やり残した修正仕事を片づけた。
 納品は夕方まででよかったが、お昼前に即納。その後、これまたやり残した玄関前の除雪をし、昼食を食べたら、身体がガクッときた。
 なんだか気分がすぐれないので、居間のベンチに横になったら、そのまま眠ってしまったらしい。途中で妻が勤めから戻ってきた気配がしたが、あまり記憶にない。

 目覚めたら午後3時。
「イビキかいて寝てたわよ」と妻。すべてをやり終えて気持ちがゆるみ、どっと疲れが出たようだ。しばし養生しましょ。

2008年2月21日木曜日

廃品でペンダントライト

 忙しいといいつつ、仕事机用のペンダントライトを自作した。
「そんな暇、よくありますね」って?いえ、実は忙しい時ほど、時間はヤリクリしやすいのです。

 使ったのは壊れた古いスタンドの笠。カバーを取っ払った中の反射カバーの状態がいいので、まだ使えるのでは?とふと思い、捨てずに白ペンキだけは塗っておいた。Windowsパソコンを本格的に使い始めたので、机上のライトが足りなくなったのが作り始めた直接の動機。
 コードの両端にプラグとソケットをつけるまでは簡単だが、問題は反射カバーをどう吊るすかだった。針金を加工したり、専用器具を調べたり試行錯誤を繰り返すうち、(固定するのではなく、単純にヒモで吊るせばよいのでは…?)と思い当たった。


 反射カバーにドリルで4つの穴をあけ、建材カタログについていたタイルのサンプルを使い、太めのヒモで写真のように吊るしたら、ピッタリはまった。
 ソケットの周囲にはドーナッ状の空間ができたが、光と熱の逃げ場として好都合。費用は電球代を含めて500円くらいか。
 電球は消費電力が12Wで明るさは60W相当という「電球型蛍光灯」を使った。2個で780円で入手。10年前は1個2,000円近くもしたが、二酸化炭素削減の救世主と欧米でもてはやされ、日本でもニーズが増えて1/5にまで値が下がった。
 アメリカでは法律でこの電球型蛍光灯以外は使えなくする動きもあるとか。

 電球型蛍光灯の存在をかなり以前から知っていて、自宅新築の折にも全面的に使った。このことは別サイトにある家作り記録にも詳しく書いてある。どうやら、やることが10年早かったらしい。以前にもこのブログでふれたが、おかげでかなりの額の電気代を節約している。

「エコロジーはしばしばエコノミー」なのである。

2008年2月19日火曜日

うらうら

 気温がかなり上がり、一気に春めいてきた。うららかな日和である。道には水たまりが出来た。
 自宅2階は無暖房で30度強まで上昇。夕方6時のいまでも、まだ26度もある。今夜はこのまま暖房なしで過ごせるか?
 札幌の平年値によれば、今日から日最高気温がプラスに転じている。データはやはり正直だ。

 昨日から今日にかけ、激しい仕事の動きがあった。昨日メール納品した仕事にいろいろ直しが出て、昨日は夜9時までその対応に追われた。まだ素案の段階だが、広告部門が出来て初めてに近い仕事なので、先方の代理店も力が入っている。
 最初に安くて良い仕事をしておけば、その後の仕事につながることが多いからで、新規開拓営業とは、どの業種でもそのようなものだろう。


 午後から車で15分ほどの場所に現地調査に行くことにする。車を出すついでに、Windowsパソコンの予備機を買ってしまおうと、電話で予約。中古だが、Pen4、2.4GHzの高性能機がわずか12,800円。うまく探し当てた。

 車で現場に向かう途中、昨日納品し終えた顧客から携帯に電話。再度の修正事項と、別の仕事がまた入ったとかで、出来れば直接来て欲しいとのことだった。
 全くの偶然だが、現地調査の場所から、その顧客の会社までがわずか5分。こんなに都合のよいことは、そうめったにあるものではない。
 打合せに行ってみると、納めた仕事はおおむね好評だったそうで、建売広告の仕事が、定期的に入ることがその場で決まったそう。その第一弾の図面をその場でもらう。
 家に戻ると、FAXが山のように届いている。見ると、前述の2社とはまた別の顧客から2点の仕事が入っていた。これまた中2日という強行日程。
 先週請けた仕事の残り5点も来週月曜がタイムリミット。これはいよいよ一日1点のハイペースで片づけなくてはならない。しかし、こんなに仕事が集中しますかネ?この1週間足らずで合計12点という、記録的なペースだ。こんな2月はバブルの時期以来、しばし記憶にない。

「私、もう仕事辞めちゃおうかしら…?」と、横で妻が半分真顔でつぶやいていた。
「仕事はあるうちが華」だよ。ハハハ…。

2008年2月16日土曜日

ニャンコの手

 ニャンコの手も借りたいほど忙しいが、近隣の積雪量がついに110センチを突破した。現在ゾロメの111センチ。豪雪で知られる我が生まれ故郷、北海道幌加内町の積雪量が167センチだから、そう大きな差はない。北の大都会札幌でも、地域によっては立派な「豪雪地帯」というわけだ。

 車庫屋根の雪が1メートルに限りなく迫ってきたので、やむなくまたまた雪下ろしをした。前回、凍結した屋根との接地部を完全に除去したので、作業は比較的楽。30分強で終えた。
 月曜中に納品しなくてはならない3点の仕事のうち、1点をほぼ終えた。休む間もなく、次の室内パースにとりかかる。
 本当は決算書類作成もすすめなくてはならないが、さすがに一段落するまでは無理。

 こんな時期に限って、共同出版の予定がある本の巻末に使う年表作りを依頼された。多忙な状況を先方に伝え、出来るだけ延ばしてくれるようメール返信したが、こちらの作業もかなり面倒。
 実は月末と来月初めにライブの予定も入っていて、アレコレ準備中。結局ネコじゃ何の役にもたたないんだよね。


「仕事は決まってある時期に集中する」
「仕事はいつも特定の人間に集まってくる」

 長年の経験で得た、我が「マーフィの法則」なのだった。

2008年2月13日水曜日

高性能マウス

 ちょっと一服していた感じだった厳しい冬が、またまた勢いを取り戻した。終日激しい吹雪で、最高気温がマイナス7度。(くどいですが、「最高気温」です)
 昨日は早朝から打合せやら買物と、4か所も車で回っておいたので、今日は動かなくてもよい。しかし、吹雪の中を勤めにでかけた妻のため、玄関前道路の除雪を2度もした。

 ボイラは一日つけっぱなしだったが、特に2階の室温は19度前後からサッパリ上がらない。セーターの上からもう一枚毛糸のチョッキをはおり、仕事に励んだ。


 昨日は珍しく仕事で都心に出かけたので、ついでにかねてから構想にあったマウスを新たに買った。事前にあれこれ調べておいたが、結局店頭で見つけた別製品を購入。「ロジクール」というメーカーだが、性能は非常によく、しかも1,480円と安い。
 買ったヨドバシカメラには15%のキャッシュバック・システムがあるので、実質1,300円弱か。
 一番のウリは、センサーの解像度が1000dpiと非常に高いこと。説明書によると、「一般のマウスの2.5倍も鋭く感応する」とある。
 さっそく画像の切抜きで試してみたら、なるほど非常にやりやすい。仕事で撮影した画像の切抜き作業にはこれまで苦労してきたが、これでかなり楽になる。

 色はMacではずっと白系だったが、気分を一新してマリンブルーに決定。ちなみに、このマウスはWindowsでもそのまま使える。試してみたら、Macの古いOS9でもOSXから起動させればスイスイ動く。なかなか使えるヤツだ。

2008年2月12日火曜日

経費台帳

 確定申告書作成の第一段階がようやく終了した。いまやっているのは「経費台帳」の作成で、毎年最初にやる作業がこれである。
 消耗品や光熱費など、事業に少しでも関わりのある諸経費のすべてを項目別にピックアップし、整理整頓する作業で、一番手間がかかる。

 自宅を拠点に商売をしている関係で、ほとんどのお金が経費にからんでくる。たとえば光熱費は50%を経費として計上する。(税務署の指導に基づく)
 日々使うお金はすべて現金出納帳に記録しているが、それを科目別にまとめる作業はいつもこの時期に集中してやる。科目だけでも10種類くらいあり、各科目には最低でも30近くの細目があるから、作業は膨大なものとなる。
 最近は現金出納帳以外に銀行振込みの項目もかなりの数。これらを相互にすりあわせ、月日順に矛盾なく並べ替える。


 10年以上も前にパソコンを使った分類ソフトを自作してからは、かなり楽になった。それでもプリントするとA4版で8枚にもなる。これを基本の台帳に転記するのは手作業。いまはこの真っ最中だが、これがまた時間がかかる。
 一時期、この転記だけを妻が担当するという話もあったが、実現していない。事業形態が私一人となってしまったので、今後とも自分でやるしかないだろう。
 コツコツと瓦を積み重なるような根気のいる作業だが、決して嫌いではない。根が凝り性だからだろう。数字を積み重ねていく中で、去年の反省点やら、今後の事業方針などもぼんやりとイメージされてくるから不思議。これまで26年間、どんなに忙しくとも他人まかせにはしてこなかったが、正解だった。
 外注すると、プロで6万、アマチュアのアルバイトで3万くらいが相場と、かなり以前に知人に聞いたが、いまはどうなんでしょう?それくらいの価値はある面倒な作業であることは確か。

2008年2月8日金曜日

3口コンセント

 我が家には4か所の「3口コンセント」がある。コンセントはひとつの台座に2口の差し込みがついているのが普通だが、写真のように3口ついているもの。
 2口と3口とでは、コスト面の差はごくわずか。電気製品の多く使いそうな場所は、設計時点から「3口で」と、はっきり指定したほうが得策だ。

 3口あればたいていは市販の分岐プラグなしで足りる。写真の場合はパソコン用が二つと、電気スタンドがひとつ。テーブルタップや分岐プラグは便利だが、使えば使うほど火災や漏電の危険性が増す。
 特にパソコンはコンセントに直結するのが望ましく、下手に分岐させると重大なエラーやトラブルにつながる。我が家では3台のパソコンはもちろん、消費電力の大きい電気製品はすべてコンセントに直結させている。

 数えてみたら、我が家で常時使っているコンセントは、外用の3口を除いて、全部で31口もあった。仕事柄、パソコン関係の機器類が非常に多いので、これくらいはある。
 市販のテーブルタップや分岐プラグは3口の製品を4個使っている。ときどき掃除機でホコリをとって管理しているが、出来ればこれをゼロに近づけたい。

 反対に空いているコンセントは20口。設計時に充分検討したつもりでも、家具などで隠れてしまい、ほとんど使っていない場所もある。設計のプロでも、遠い将来を見越したコンセントの配置設計は、極めて難しい。
 自宅の新築の際、「コンセントは出来るだけたくさん」と、無闇ヤタラにつける人も少なくないが、必要もない場所につけるのはイヤだ。部屋中がコンセントだらけというのも、なんだかミットモない。悩ましいですな。
 明日から世間なみに3連休のつもりでいたら、昼休みの散歩途中に、携帯電話にいきなり仕事の打診があった。連休が完全につぶれるスケジュールだったが、ありがたくお受けした。
 進行中の決算書作成業務をいったん棚上げし、さっそく作業にかかっていたら、夕方に別のクライアントから連休明けの仕事の予定が入った。昨年納品し、すでにお金も入った仕事だが、かなりの手直しである。

 追加料金が出るか否かは、きわめて微妙。しかし、出ない場合でもいわゆる「借り」にしてくれることを確約してくれた。
 26年も商売をしていると、この種のことはよくある。目先の金に捕われず、なが~い目で見る寛容さも、生き残るためには時に必要だ。

2008年2月7日木曜日

MacからWinへ転送

 OSの移行と共に、マウスも2ボタンでスクロール付の小型の物に変えたが、これが慣れるととても使いやすい。本当は妻が使う予備パソコン用だったはずが、いまやすっかり主役に格上げだ。
 日々のネット閲覧やら、仕事の画像加工など、頭の動きにスイスイついてきてくれる快適さ。たまに予備パソコンの1ボタンマウスを使うと、その違和感に悩まされる。もう手放せません。

 Windowsパソコンにはいまだに馴染めないが、マウスだけは別。2ボタンはともかく、スクロールボタンは必須でしょう。
 ずっと1ボタンマウスにこだわってきたアップルコンピュータも、いまは2ボタンマウスを発売している。しかし、高い。汎用品なら、WindowsでもマックOS9でもOSXでもマルチに使えるマウスが、1000円ちょっとで買える。
 妻も2ボタン・スクロールマウスがいいと言うので、近々もう1個買おうと思う。
_ライン業務が一段落したので、確定申告書の決算書類作りや、しばし手をつけていなかったWindowsパソコンの環境整備に励んだ。
 MacからWindowsへのファイル転送はこれまでLANでやっていた。家にある3台のパソコンは、すべてルータを介して相互につながっている。ちょっとした設定で、MacでもWindowsでも自在にファイルの交換が可能だ。

 ところが、フォルダごとまとめて一気にファイルを転送しようとすると、必ず途中でエラーが出てしまう。Macには特有のファイル情報が隠れていて、これがWindowsでは「邪魔者」と判断されてしまうからだ。
 これを避けるには、以下のような方法がある。

1)ファイルを個別にLANで転送。
2)ファイルをMacからメール添付で自分のアドレスに送り、Windowsでダウンロード。
3)ISO9660フォーマット(汎用)でCDに焼き、Windowsで読み込む。
4)MacからWindows形式でファイルを圧縮し、LANで転送してWindowsで解凍。

 1)2)は小さなファイルなら簡単でよいが、数が多い場合は不向き。3)4)はMacの余分な情報を全部取ってくれるので大量転送に向いた手段だが、3)はCDを焼く手間が問題で、汎用形式で焼くための専用ソフトが別途必要だ。
_結局たどりついた簡単手軽で確実な手段が、「LHA(.lzh)」というWindowsの標準形式でMacから圧縮してやる方法だった。試しに手持ちの570MB(ほほCD1枚分に相当)の巨大なフォルダを丸ごと圧縮してみたところ、約10分で終了。
 これをLANで転送したら、圧縮後に417MBあったファイルが、わずか45秒で転送し終えた。Windowsでの解凍も30秒という素早さ。これは使える。

 LHA(.lzh)形式で圧縮するフリーソフトは、OS9でもOSXでも存在する。ただ、MacとWindowsをLANで相互に簡単につなげるのは、OSXの場合だけだ。
(OS9でも出来ないことはないらしが、別のソフトが必要)
 大変な苦労をさせられたが、進化したOSの恩恵は、いろいろな面で確実に受けている。

2008年2月5日火曜日

あれもこれもどれも

 年末年始の宿泊者のために急きょこしらえたユーティリティ内の仕切り用ポールだったが、さまざまな事情から、作り直すことにした。
 前回は長さ1820の小ダルキと呼ばれる角材を使ったが、カーテンを通したときの滑りがいまひとつ。片方を天井から吊ったので、ちょっとした拍子に落ちてしまうという欠点があった。
 新しく使ったのは、以前からあるステンレスポールと全く同じもの。直径28×長さ3000の品がホームセンターで800円くらいで手に入る。
 本来は物干竿として売られているもので、鉄パイプに薄いステンレス板の被覆がしてある。100%ステンレスのパイプより加工がしやすくて軽く、しかも価格は1/3以下。人様の家を設計する際には指定できないが、自宅でのDIYなら、何ら問題なく使える。


 そのままでは室内で使えないので、両端のプラスチックカバーを取ってしまい、金切りノコで切断して長さをぴったり合わせる。端部はビニールテープで巻いた。
 壁への固定枠は木材の端材で作った。簡単に外れないよう、ストッパーつき。既存のパイプと同じ高さで2本並んでいて、デザイン的バランスもよい。普段はシーツなどの大物を室内で干すときに使い、来客時のみ仕切りのカーテンを吊るす。

 DIYは一度でピタリと決まることがあるが、実際に使ってみて具合が悪く、何回か作り直すことも少なくない。それがまた楽しみだったりする。
 ちなみに、撤去した角材は、以前にここに書いた「台所スポット灯」の支持材として再利用した。材料を何度も転用してやり繰り可能なのも、DIYの利点のひとつ。

2008年2月4日月曜日

灯油消費量レポ

 この冬3度目の灯油を入れた。結果は44日間で287.8Lで、1日あたり消費量は6.54L/dとなる。記録的暖冬だった昨年同期の数値が7.18L/d、記録的豪雪だった一昨年同期の数値が7.86L/dである。昨年同期より9%、一昨年同期より17%も少ない。
(ちなみに、毎日湧かす風呂分消費量の実績値、1.0~1.5L/dを含めた数値)

 以前にも書いたが、我が家では年に4回、ほぼ決まった日に灯油を補給する。11/3、12/23、2/5、3/31前後で、これらの日に入れると、給油量がほぼ250~300Lの範囲でおさまり、相場よりもかなり安い価格で買えるからだ。
 給油量に大きな隔たりがないので、一度に支払うお金もほぼ均等になり、家計に大きなダメージにならない。いつも同じ時期に入れることで、過去のデータとの比較検討がしやすく、断熱性能を論ずるのに極めて好都合となる。


 今回で昨年4月からの灯油消費量の累計は790.9Lで、あと1回給油しても、合計1,100L以下に収まるのは、ほぼ確実。原油価格が暴騰しているが、金額の増分も、昨年よりも2万円以下で収まる見通しがついた。ヤレヤレ。

 我が家の年間暖房灯油消費量は、およそ700~750Lの範囲。暖房面積は92.75m²だから、単位床面積あたりの灯油消費量は、7.5~8.1L/m²となる。
 今年は7.5以下になる可能性もある。これは8年前に建て、その後特に断熱改修していない住宅としては、相当いい数値です。

 ちなみに、石油情報センターによる2004年灯油消費調査によれば、北海道の一世帯年間平均灯油消費量は、1962.7L/年ということらしい。これには給湯分も含んでいる。我が家の給湯分まで含めた数値は、1050~1100L/年で、平均値のほぼ半分程度に過ぎない。
 節約生活といっても、室温は20度前後。やせガマンして寒さにうち震えているわけじゃない。住んでいる私たちは少しも寒いとは感じないし、夫婦ともこの冬は一度も風邪をひいていない。
 ただ、北海道人はおしなべて室温を異常に上げたがる悪い傾向がある。23~24度はないと納得しないという人が多い。はっきりいって時代に逆行する生き方なのだが、我が家でもお客様がくると寒いかもしれないと、すぐに暖房ボイラのスイッチを入れる。
 暖房はある種の「お接待」なのか。この考え方がホントはいけないのかも。

2008年2月2日土曜日

押入れ大改装

 正月に久しぶりに帰省した娘が、着物を着たいという。初詣のためだったが、着物類をしまってある衣装箱は押入れの最上段の奥深く。降ろすのに脚立が必要で、家族総出の大騒ぎになった。
 我が家には和ダンスがない。結婚のときにタンスは二人で相談し、必要なものだけを買ったが、大小ふたつの整理ダンスと、同じデザインの大鏡だけ。洋ダンスは借りたアパートに備え付けのものがあり、和ダンスは自分たちの生活にはひとまず必要なかったので、買わなかった。

 そもそも、そろえた家具はいわゆる「花嫁タンスセット一式」の類いではなく、コスガ製のかなり斬新なデザインのもの。そのシンプルでモダンなセンスはいまでも色あせることなく、居間の中央に堂々と鎮座している。


 その後、少しずつ着物が増えたが、引っ越しが多かったせいもあり、和ダンスとは無縁の日々が続いた。着物は適当な衣装箱でずっと間に合わせてきた。
 さて、今後もしかすると、着物の出番が増えるかもしれない。いちいち棚の上から箱を降ろすのも大変で、この際、散らばっている着物類をまとめてしまえるタンスでも買おうかということになった。
 置く場所はズバリ、2階寝室の押入れの中である。使用頻度はせいぜい年に1~2度。下の段であれば、手前に他の段ボール箱などが置いてあってもよいと妻は言う。
 折も折、以前に一度だけ利用したことがあるベルーナの通販案内が届いた。そのカタログに中国製和ダンスがあり、割安で、色やサイズも各種そろっている。
「私がお金を出すわ」という太っ腹な妻の言葉に甘え、私は押入れのサイズを入念に計り、買うべきタンスの寸法を割り出した。

 ネットで注文した品物は昨日届いたが、一日たった今日、妻と二人で押入れの大幅入れ替え作業を敢行した。これまで使っていた段ボール箱なども、この際一挙に整理整頓。不要品がかなり出た。古い思い出の品につい二人で見入ってしまうのは、よくある風景。
 それでも2時間ほどできれいに片付く。着物類一切が、4段の引き出しに余裕で収まった。写真左が和ダンスを奥にセットしたところ。いちおう、桐製である。
 右が手前に段ボールを置いた写真。移動すれば、簡単に和ダンスの中身が出し入れできる。これで一安心。
 我が家の押入れは幅が2730もある。写真に写っているのは、その半分だ。真ん中の仕切り壁は一切なく、扉もなくて、代わりに布製のスクリーンをかけてある。押入れで最も大切な通気性は抜群で、通年カビ知らず。
 スクリーンも含めてすべてが私の手製だが、幅2730の棚が通して使えるので、布団を始めとする物の配置がやり繰りしやすく、非常に使いやすい。(写真の2段目を参照)結果として、幅1820の一般の押入れより、はるかに収納力が高い。
 今回の和ダンスは幅が1020ある。幅1820の押入れなら、入れること自体がそもそも不可能だった。

 我が家のまともな収納はこの押入れと、1階にあるやはり手製の幅910×奥行き1365のクローゼットだけだ。モノそのものの絶対量が少ないので、これで充分間に合う。
 写真には写ってないが、押入れ棚は全部で3段ある。今回の整理で、空間にはかなりの余裕ができてしまい、最上段は半分が空いている。だからといって安易にモノは増やさないが。