2口と3口とでは、コスト面の差はごくわずか。電気製品の多く使いそうな場所は、設計時点から「3口で」と、はっきり指定したほうが得策だ。
3口あればたいていは市販の分岐プラグなしで足りる。写真の場合はパソコン用が二つと、電気スタンドがひとつ。テーブルタップや分岐プラグは便利だが、使えば使うほど火災や漏電の危険性が増す。
特にパソコンはコンセントに直結するのが望ましく、下手に分岐させると重大なエラーやトラブルにつながる。我が家では3台のパソコンはもちろん、消費電力の大きい電気製品はすべてコンセントに直結させている。
数えてみたら、我が家で常時使っているコンセントは、外用の3口を除いて、全部で31口もあった。仕事柄、パソコン関係の機器類が非常に多いので、これくらいはある。
市販のテーブルタップや分岐プラグは3口の製品を4個使っている。ときどき掃除機でホコリをとって管理しているが、出来ればこれをゼロに近づけたい。
反対に空いているコンセントは20口。設計時に充分検討したつもりでも、家具などで隠れてしまい、ほとんど使っていない場所もある。設計のプロでも、遠い将来を見越したコンセントの配置設計は、極めて難しい。
自宅の新築の際、「コンセントは出来るだけたくさん」と、無闇ヤタラにつける人も少なくないが、必要もない場所につけるのはイヤだ。部屋中がコンセントだらけというのも、なんだかミットモない。悩ましいですな。
明日から世間なみに3連休のつもりでいたら、昼休みの散歩途中に、携帯電話にいきなり仕事の打診があった。連休が完全につぶれるスケジュールだったが、ありがたくお受けした。
進行中の決算書作成業務をいったん棚上げし、さっそく作業にかかっていたら、夕方に別のクライアントから連休明けの仕事の予定が入った。昨年納品し、すでにお金も入った仕事だが、かなりの手直しである。
追加料金が出るか否かは、きわめて微妙。しかし、出ない場合でもいわゆる「借り」にしてくれることを確約してくれた。
26年も商売をしていると、この種のことはよくある。目先の金に捕われず、なが~い目で見る寛容さも、生き残るためには時に必要だ。