前回は長さ1820の小ダルキと呼ばれる角材を使ったが、カーテンを通したときの滑りがいまひとつ。片方を天井から吊ったので、ちょっとした拍子に落ちてしまうという欠点があった。
新しく使ったのは、以前からあるステンレスポールと全く同じもの。直径28×長さ3000の品がホームセンターで800円くらいで手に入る。
本来は物干竿として売られているもので、鉄パイプに薄いステンレス板の被覆がしてある。100%ステンレスのパイプより加工がしやすくて軽く、しかも価格は1/3以下。人様の家を設計する際には指定できないが、自宅でのDIYなら、何ら問題なく使える。
そのままでは室内で使えないので、両端のプラスチックカバーを取ってしまい、金切りノコで切断して長さをぴったり合わせる。端部はビニールテープで巻いた。
壁への固定枠は木材の端材で作った。簡単に外れないよう、ストッパーつき。既存のパイプと同じ高さで2本並んでいて、デザイン的バランスもよい。普段はシーツなどの大物を室内で干すときに使い、来客時のみ仕切りのカーテンを吊るす。
DIYは一度でピタリと決まることがあるが、実際に使ってみて具合が悪く、何回か作り直すことも少なくない。それがまた楽しみだったりする。
ちなみに、撤去した角材は、以前にここに書いた「台所スポット灯」の支持材として再利用した。材料を何度も転用してやり繰り可能なのも、DIYの利点のひとつ。