2007年10月16日火曜日

風沈む

 昨夜、寝る前に外の温度計を見ると、何と零度ぴったり。これは寒いよ、真冬なみだよ。室温は20度前後あったが、早朝にでかける妻が寒かろうと、暖房ボイラのタイマーを朝5時半にセットして寝た。
 つまり、暖冬だった去年より1週間近くも早く暖房をつけたわけだ。過去の記録では、だいたい10月中旬が暖房ボイラの平均着火日。ヤセ我慢もほどほどにしておかないと、体調を崩しますもの。


 午前中、ある設計事務所からの電話で起こされた。先週末に打診のあった仕事で、すぐに打ち合せにでかけた。
 東北の某都市に計画中の大規模建築物で、景観条例のからみから、4方向から撮った現地写真に完成パースを合成し、事前審査の資料にするという。私の得意分野で、しかもかなり大きな仕事である。

 7月から建築基準法が変わって確認申請審査が厳しくなり、住宅の着工が去年同時期の半分以下に滞っているという。曖昧な審査基準が明確になるまで様子見というわけだが、住宅の仕事が多い私は、そのあおりをモロに受けている。
 今日の仕事は大規模建築なので、その影響はあまりない。天の恵みのような仕事の依頼に、正直ホッと一息ついた。
 昨夜、寝床の中で一句できた。

風沈み 名残りトマトを 摘みにゆく

「風沈み」の導入部と、「採りに」でなく「摘みに」としたラストがポイントと、一人悦に入ってみる。創作はまず、自己陶酔からですか。