例年、熟さないトマトは刈り取ってそのまま堆肥にしていたが、ふと思いついて今年は青いまま採取し、窓辺にしばらく放置しておいた。すると、不思議なことに徐々に色づいてくる。10日以上経つと真っ赤に熟し、いかにもうまそう。
そのまま冷やして食べてみたら、完熟とほとんど変わらないおいしさ。写真右が採った直後で、左が10日ほど経ったあとのトマト。いわば「名残りのトマト」だ。
工夫のかいあって、庭のトマトはほぼ食べつくし、枝だけが残った状態。秋のトマトは色づき始めると熟す前に割れてしまい、格好の虫の餌と化していたが、このやり方だと無駄なく食べられる。
縄文生活の新たな知恵を会得したかも。
《秋のトマトは青いうちに採って、室内で熟させよ》