2007年10月8日月曜日

最後の大宴会

 世間なみに仕事のない3連休であったので、以前から構想にあった居間西側の収納ベンチの改造に着手。これまで隙間が32ミリあったスノコ状の座板に材料を追加し、隙間を12ミリに縮めた。
 ベンチの上にはマットを載せてあるので、ただ座るだけなら変えなくともよかった。しかし、仮に居間で「大宴会」をやるとなると、いま使っているテーブルだけでは少し小さい。
 そこで高さがテーブルと同じのこのベンチを、必要に応じてテーブルとしても使おうというのだ。
 試してみると、この隙間だと食器を置いても支障ない。上にテーブルクロスを敷くと、さらによいはず。
 実際に配置するとどうなるのか、どうしても試してみたくなり、2階から予備の座布団までおろして、やってみたのが下の写真。


 まず掘りコタツ用の穴を床下に置いてある木製の台でふさぎ、床を完全にフラットにする。(コタツ下の台は、いつでも床をふさげる仕組み)掘りコタツは座るにはとても楽だが、現状では6人が限度。床を平らにしてテーブルの位置をずらすと、それだけで10人ほど座れるようになる。小宴会ならこれで充分。
 これにベンチを追加すると、16人くらいまでなら、何とか座って会食が出来そうだ。いわばこれが我が家の「非常時大宴会モード」配置となる。
 では、その「大宴会」とやらが、いつ何時あるのか?と問われると、それはまだ分からない。将来的に大宴会が実施される可能性があるのは、3人の子供がそれぞれ結婚し、孫など連れて一同に会したとき。あるいは、定期開催している自宅コンサートの打ち上げで、偶発的に多くの人が集まってくれたとき、等々。
 そして最後の可能性は、私や妻の葬儀である。以前は自宅で結婚式や葬式をやる人は珍しくなく、私も何度か参列したことがある。しかし、主に住宅事情の変化で、それも難しくなっている。
 生きているいま、自ら「縄文生活のススメ」などとぶちあげているのだから、人生のピリオドもシンプルでスリムに打つべきであろう。

 この計画、たぶん実現可能と思うが、自分で確かめられないのが、ちと心残り。だが、「生きること≒死ぬこと」と常々考えている身には、何か安心できる試みなのであった。