2007年10月13日土曜日

暖房ガマン比べ

 暖房ボイラは毎年10月から翌年の5月くらいまで、断続的に運転する。不凍液を暖めてパネルに循環させるセントラル方式なので、自然蒸発で少しずつ循環液が目減りする。これをシーズン始めに補充してやる必要がある。

 入居して3年間はほったらかしだったが、4年目の春にゲージで循環液量を調べたら、最低ラインぎりぎり。あわてて専用の不凍液をホームセンターで購入し、原液を水で50%希釈して1.5リットル補充した。(満タンで2.5リットル入る)
 以降、2年おきくらいに補充しているが、このペースだと、およそ一回0.5リットルの補充で済む。


 補充方法は取扱い説明書に書いてあるので、素人でも充分可能。特別な資格もいらない。仮に最低ラインを下回ったままで運転を続けると、重大な故障につながる。循環液の定期的な補充は、暖房ボイラメンテナンスの重要なポイントなのだ。
 サンヨー製HBU-AKシリーズの場合、ネジを緩めて前蓋を外すと写真のように右下にリザーブタンクがあり、簡単に補充できる。循環液量を調べるだけなら、蓋を外さなくても可能。

 すべて自分でやったので、2リットル1,200円の専用不凍液だけで済んだが、外注すると一回1万円は下らないだろう。この種のことを自分でやる人はあまりいないと思うので、やれそうにない環境の方、お金に余裕のある方は、専門業者に頼むのが無難である。
 なお、我が家では単なる補充だけで8年を過ごしたが、ボイラのメーカーでは、「循環液は3〜4年毎に全量交換が望ましい」と推奨している。参考まで。
(追記:その後14年目にして、初めて全量を交換した)
 不凍液も補充し終り、暖房ボイラはいつでも運転OKの状態となったが、実はいまだに暖房は一度もつけていない。今朝は明け方に18.5度まで室内が下がったが、早朝に出かける妻は、暖房なしで過ごしたそう。
 その後、陽射しが室内を巡りだすと、室温はたちまち22.5度まで上昇。夜になっても、21度以上をキープしている。

 こうして今年も、「いつまで暖房なしで過ごせるか?」というストイックなガマン比べが、おそらくあと10日は延々と続くのだ。