2008年12月11日木曜日

HP移転のお知らせ

 午後から歯科に行く。歯石の除去に伴う歯ミガキの指導で、かれこれ1ヶ月近くも通っている。歯ミガキ方法を改善し、その効果を見極めてからはじめて歯石の除去をやってくれるという順序で、なかなか厳しいやり方である。
 指導された通りに歯ミガキをやると軽く10分はかかるが、これで入れ歯や虫歯の恐怖が少しでも遠のくと思えば、そう辛くはない。週一回ペースで通う毎に改善されつつあったが、今日の汚れ検査では、ほぼカンペキに近い結果が出た。

「菊地さん、なかなかがんばってますね」と、先生からもお墨つき。言われればやりますとも、根がマジメですから。
 ということで、治療と指導は今日で終わり。同じ歯ミガキを続け、1ヶ月後に歯肉の再検査をする。正しい歯ミガキ励行だけで歯肉まで改善されるとは信じがたいが、やることだけはやりましょうぞ。
_ホームページの修正と完全合体、移行作業が大詰め。テキストファイル(HTMLファイル)の修正はすべて終え、あとはメインサイトに全ファイルを移すだけとなった。
 2つのサイトにあるファイルには、名前の重複がかなりあり、これらを比較しながらリネームしなくてはならない。サウンドファイルの移行はすでに終わっていて、今日は画像ファイルの移行をまず終わらせたが、これだけで500近くになった。

 問題はホームページをコントロールするHTMLファイルの移行で、たとえるなら、右側通行の車を、一気に左側通行に変えるようなもの。米軍統治下の沖縄が日本に返還された際、実際にあったと聞くが、下手なタイミングでやると混乱を招くだけだ。
 無難なのは冬の札幌における幹線道路の排雪作業(道端の雪を撤去搬出する)のように、交通量の減る真夜中にやること。というわけで、サイト訪問者数が激減する明日未明に完全移行を実施します。

「今後のアドレスはど~なるの?」という問合せがありましたが、来年3月末までは旧アドレスからでも自動ジャンプするようにしておきます。必要な方はそれまでにブックマーク(お気に入り)等の変更をお願いいたします。
(「TOM工房」のサイトから閲覧されている方は、アドレスの変更はありません)

2008年12月10日水曜日

まだまだ現役

 落雷による停電時に、炊事に使おうと思って結局使わず、ずっとそのまま居間の片隅に置いてあったアウトドア用石油ストーブを、久しぶりに点火してみた。
 マンションに住んでいたころは、室内でジンギスカンをやるときには、もっぱらこれを使っていた。しかし、新居に越してウッドテラスに常設外いろりを作ってからは、一度も使っていない。万が一、石油がもれてはいけないので、玄関土間の上で着火した。
 かなり間隔が開いていたので不安だったが、あっさり点火した。さすがはスベアだ。


 この石油ストーブを買ったのは、19歳のころ。自転車で野宿の日本一周をするための装備として、バイトでコツコツためた金で買った。確か7,000円前後はしたと思う。スウェーデン製スベア社の高級品で、実際に日本一周に携行し、大半の炊事にこれを使った。
 結婚してからもキャンプや登山を中心に使い続けてきたが、酷使がたたり、石油注入口から石油が漏れるようになった。

 捨てるに忍びなく、買った店(札幌・秀岳荘)にもちこんだら、タダに近い料金で修理してくれ、傷んだ部品もすべて交換してくれた。保証書も領収書もなく、ただ「この店で買ったんです」という私の言葉だけで、アフターサービス扱いをしてくれた。いまどきこんな良心的な店もある。
 その後、漏れは直って40年経ったいまも現役。もっと機能的な新製品もとっくに発売されているが、まだまだ使える。
 非常時に備え、電気に依存せずにいつでも外いろりで煮炊きができるよう、床下には炭10Kgを備蓄してあるが、屋外での調理が難しい冬に万一の災害が起きたら、やはりこの石油ストープが頼りになる。(石油は常時灯油タンクに備蓄がある)
 圧力式なので火力は非常に強く、米でも焼き肉でもOK。明日は何が起きるか分からない昨今、今日の試験点火成功により、精神の落ち着き場所がまたひとつできた。

2008年12月9日火曜日

500年後の暮し

 街から雪がまた消えた。根雪の開始日が再びゼロクリアされたわけで、まるで初秋のような暖かな日和である。
「地球温暖化の影響である」「二酸化炭素のせいだ!」とまた誰かが大騒ぎしそうだが、地球の古い歴史をひもとけば、温暖化と寒冷化を繰り返しているのは確固たる事実なわけで、暖かい時期には海面が現在よりもはるかに上昇していた証拠に、山の頂上からいまでも貝の化石が出てきたりする。
 反対に、極端な寒冷期に繁殖していたマンモスの化石もまた、シベリアの大地からゴロゴロ出てくる。

 地球温暖化と二酸化炭素排出増加は関係があるかもしれないが、ほとんど無関係という説も根強い。はっきりしているのは、化石原料はいずれ枯渇することで、500年後に人類がまだ存在しているとして、化石原料に依存しない手段なり、暮し方なりはよく考えておき、子孫に伝えておくべきでしょうネ。


 ということで、今日も歩いてあちこち用足しに行った。ヤマト運輸~地域図書館~銀行2カ所など。合計5キロ歩いたが、このところ運動不足気味だったので、結構くたびれた。
 ヤマト運輸でチケットとポスターを送り、地域図書館で綿矢りさの本を2冊借り、銀行で通帳の更新と残高記帳。雑事には果てがない。

綿矢りさの本は先日映画を観て、ちょっと興味を持ったから。話題になった時期は予約が数ヶ月も詰まっていたが、今日検索で調べてみたら、ガラガラ。ゆっくり読ませてもらい、若い才気を感じとってみたい。
 家に帰ったら、今日3つ目のお歳暮が届いていた。つましい暮らしだが、それなりに人付き合いはあるので、それなりにお歳暮もいただく。
 写真は午前中に届いた「ル・レクチェ」という、新潟特産の珍しい洋梨。6年前に住宅を設計させていただいたお施主さんから、毎年この時期にいただく。本当に義理堅いことで、妻のルーツが新潟ということもあり、なおさらありがたく感じる。

 まるでゼリーのように上品な舌にとろける味で、明治時代にフランスから密かに持ちこまれたとか。ごくわずかしか生産されない貴重な品だ。各地には隠れた名産品があるものです。

2008年12月7日日曜日

生きてきた証

 馴染みのフォーク居酒屋からクリスマスパーティ用のポスターとチケット作成を依頼され、今日は終日その作業に没頭した。本業とは異なるが、広い意味でのデザイナーとしての、レッキとした仕事である。

 店内で使うだけの物だが、いざやるとなるとそれなりに凝る。今年はかなりの数のライブ用フライヤー(ポスター)を作ったので、パソコンソフトの使い方にも慣れてきた。デザインという面ではホームページ作成とやや似ているが、印刷の仕上がりを考慮するので、ちょっと違う。
 何度かのテストプリントを重ね、ほぼイメージ通りのデザインに仕上がった。チェック段階なので、まだ変わるかもしれない。


 先日、親戚の若い女性から長いメールが届いた。娘と同年代だが、欠かさず私のブログを読んでくれているとか。
「いくつになっても行動することを怠らない姿勢を、深く尊敬します」とあり、うれしくて読んでいて胸が熱くなった。

 口幅ったいが、「自分の生きてきた証」ということについて、最近よく考える。善悪の両面で、歴史に残るような足跡など残せはしないが、60年近く生きた市井の一社会人として、(こう生きれば人生、きっと楽しいよ)といったヒントくらいは、自分より若い世代に伝えられるのではないか。そんなことを真面目に思っている。
 そのために、ホームページやブログはとても有効な媒体だ。まずは家族から、そして知人や友人、次には見知らぬどこかの誰かにむけて。だから今日も書く。明日もきっと…。

2008年12月6日土曜日

捨てる神拾う神

 朝から宅配便の配達で起こされた。玄関横の窓からヤマト運輸の車を確かめてからドアを開ける。しがない自営業者など誰も狙いやしないだろうが、用心にこしたことはない。
 荷物はかなり前に出したキリンビールの「日本のうまい物プレゼント」の景品だった。すっかり忘れていたが、合計8口出したうちのどれかが当たったらしい。
 景品は指定した「愛媛名産鯛しゃぶ」で、47都道府県のうまい物が選べたが、妻とじっくり相談し、8口全部にこの景品を指定した。オマケとしてビール6缶もついていた。ありがタイ。

 キリンビールのキャンペーンには、過去にも何度か当たっていて、Tシャツやビヤジョッキなど、使えるものが多い。2個当たったビヤジョッキなどは、いまだに晩酌で毎日使う。


 夕食に鯛を妻と二人でおいしくいただいた。とれたて真空パックのクール便なので、鮮度は抜群。試しにサシミでも食べてみたが、こちらもいける。
 なんでも「最高級の養殖マダイ、丸ごと2匹分」とかで、ネットで調べてみたら、かなり高価な品。5人分入っていたうちの2パックを食べたが、残りは暮れか正月に息子たちと食べることにし、冷凍保存した。よい年越しになる。

 メガネを壊してちょっと落ちこんでいたが、捨てる神あれば拾う神ありである。

2008年12月5日金曜日

赤い12月

 昨日職場で妻がメガネを落とし、片方のレンズが割れた。職場での事故だが、保険の対象にはならず、自己責任。休暇だった今日は、朝早くから近隣のメガネ屋さんに自転車ででかけた。予備メガネは持っているが、どうも相性が悪いとかで、10年以上もかけ続けているメガネがいいらしい。
 3日後に修理は終わる。薄型レンズなので、交換費用8,000円。毎日使えば、普通は10年ももたない。本当なら丸ごと買い換えるべきだと思うが、枠に愛着があるんだとか。難しい。
 雨も止み、午後から妻と二人で大手スーパーに事業用のお歳暮を買いに行く。仕事がたくさんあった時期は何カ所にも配ったが、最近ではごく少数。それでも夏のお中元とあわせ、欠かさない。
 事業用のお中元とお歳暮は、ずっとビールと決めている。法人でも個人でも、ビールは何かと重宝するもので、私がもらってもうれしいからだ。26年もビールを贈り続ければ、たとえわずかでも、それなりにアテにされているかもしれない。そんな狙いも少しある。


 スーパーの隣にあるDIYセンターで、シクラメンを見る。越冬させたつもりの去年シクラメンは、1ヶ月経っても結局芽がでず、以前に買ったことのある198円のミニ・シクラメンを今年は買う気でいた。
 同等の品はあるにはあったが、色がやや暗い。迷っているうち、398円出すと大きめで花の色も鮮やかな鉢がある。予算を上げて、こちらを買った。

 家に帰ってさっそく玄関のゲタ箱の上に飾る。まだクリスマスには早いが、この時期は玄関全体を赤く飾ることにしている。シクラメンはその代表格なのだ。中旬過ぎたら、ミニ・クリスマスツリーやリースも飾る予定。楽しい季節がやってきますな。
 夕食後、外物置にしまったミカンを取りに行き、扉を閉じようとした拍子にメガネがずれ、ブロック床の上に落ちた。あわてて拾ったが、レンズは割れていない。
 ヤレヤレと家に入って明るい場所で再確認したら、レンズの下端が2カ所、微妙に欠けている。妻と違って使うには何も支障がなく、見た目にも全く分からない。しかし、2日続けて夫婦でメガネを落として割るかね。
 事故になど遭わないよう、しばらく用心しよう。

2008年12月3日水曜日

髪を切る

 久しぶりに妻の髪を切ってあげた。私は結婚以来34年、妻はいまの家に引っ越してから10年近く、一度も理容室や美容室に行っていない。

 単純にお金が惜しいこともあるが、メンドウくさいとか、理容室や美容室のカットは趣味に合わないだとかの理由もある。妻の髪は私が、私の髪は自分が切る。(つまり、すべて私が切る)結果的に、これまで軽自動車1台分くらいの金を節約したことになる。

 慣れるまではトラ刈りもどきもあったが、いまでは誰も素人が切っているとは思わないとか。ちなみに道具は専用ハサミ1本で、クシは使わずに指で髪を少しずつつまんで丁寧に切る。
 自分の髪はかなり少なくなってきたこともあって、手探りで簡単に切れる。
「髪を切る行為」というのは、実は男女のコミュニケーションとしてかなり有効である。なぜなら髪は皮膚の一部だからで、電車の中で赤の他人の女性の髪に意図的にふれると、立派な痴漢としての犯罪になることでもそれは立証できる。
 ときどき冗談半分で妻の友人から、「私の髪も切って」と頼まれることがあるが、こうした理由から、固くお断りしている。納豆チヂミなら作ってあげますが。

 そういえば「夕映えの髪」というオリジナル曲をかなり以前に作ったが、自宅コンサートでたった一度歌ったきり。ずばり、私が妻の髪を切る歌である。
 5分を超える長い歌だし、究極のラブソングでもあるので、そう滅多には歌えない。ただ、歌の底に潜む世界を敏感にキャッチし、高く評価してくれた方がごく少数いたので、いつかまた歌う機会をうかがっている。
 来年の「還暦・自宅コンサート」でなら歌えるかな。

♪「髪を切ってよ」と君が言う…